Billy Joelの『素顔のままで』に影響を与えたともされる特徴的なコーラスが印象的な2曲目の『I’m Not In Love』が有名ですが、1曲目も『イタリアン・レストランで』に多少影響を与えているようにも思います。他にも、全体的にドラマティックな楽曲が多数収録されていて、最後まで退屈しません。

10ccの場合、失礼ながらビギナー様にはこれ一枚でも充分堪能していただけます。 ヒット曲は全て網羅されています。お得なベスト盤ですね。

シングルカットされた英米でのヒット曲は大方網羅されており、コアなファンでなければ、この１枚で事足りるはず。 日本では２、３曲しか知られていないかもしれないが、多くの佳曲を持つバンドだけにベスト盤であれど新たな発見もあるだろう。

AORになった感じですが洒落た音を聞かせます。 スティーブ・ガッドのドラミングは絶妙です。 全盛期の音を求める人には物足りないかな。

10CCを聴くなら初期三部作と呼ばれる『ｵﾘｼﾞﾅﾙ･ｻｳﾝﾄﾞﾄﾗｯｸ』『びっくり電話』『愛ゆえに』を一気に買い揃える事をｵｽｽﾒします｡作品の雰囲気で説明すればｽｰﾊﾟｰﾄﾗﾝﾌﾟのｻｰﾄﾞｱﾙﾊﾞﾑやｸｲｰﾝの『ｵﾍﾟﾗ座の夜』あたりと通じるものを感じます｡あれから40年近く経過しましたが全く古さを感じさせない独特の ｾﾝｽには脱帽です!!

10CCは過去にﾍﾞｽﾄｱﾙﾊﾞﾑを聴いただけで本格的にｵﾘｼﾞﾅﾙ･ｱﾙﾊﾞﾑを聴いたのは初めてみたいなもんです｡他の方が指摘の通りｺﾚを聴くと同じ時期にﾘﾘｰｽされ たｸｲｰﾝの『ｵﾍﾟﾗ座の夜』 に匹敵するほど何もかもが繋がっているような気がします｡特に1970年代の作品は現在でも数多く再発されており大半がﾘﾏｽﾀｰ音源を採用しているせいか古さを感じさせないですね｡

「びっくり電話」、「オリジナル・サウンド・トラック」、「愛ゆえに」の次にこれを聴いたら拍子抜けした。でも聴きかえす内にどんどん好きになり、今では彼らのアルバムでは最もお気に入り。 最近日本盤ＣＤで買い直したら曲順が違ってビックリ。リッピングしてオリジナル通りの曲順に並べ替えて聴いている。

新メンバ−追加後のスタジオアルバム。以前のような音のひねりは無いが, 英国Pop Rockの良作で個人的には前々作の”Deceptive Bends”よりも今作 が好み。特にスライド・ギタ−が良い�B”愛の鎖”、重厚なコ−ラスワ−クが秀逸な�C”地下鉄でドッキリ、元パイロットStewart Toshがヴォ−カルをとる�F”Reds In My Bed”、アコ−スティカルなバラ−ド�G”テレフォンラインはライフライン”、�I”Old Mister Time”等々が良い。

私は、このアルバムも勿論好きですが、１０ＣＣを抜けた後のゴードリー＆クレームが手掛けてたヴィデオクリップの凝った作品が大好きで、昔ピーターバラカン氏が司会進行役を遣ってたポッパーズＭＴＶって云う番組で彼らの作品を楽しみに観たものです。このアルバムでもサウンドの凝りようは、凄いと思います。

「アイム・ノット・イン・ラブ 」は素晴らしいが、他の曲はみんなつまらない。ひねくれたポップスが聴きたいなら他にもっといいアルバムがいくらでもあると思う。