プラハ城警備隊&警察音楽隊演奏によるCDで、チェコの作曲家の作品を集めた内容です。
指揮はミロスラフ・ハンザル中佐、ルドルフ・リャドヴァル中佐、リボール・クロマーシェク少佐の3名です。
このCDはブレーンが発売元になっている物の、日本語の曲目リストがついた帯を付けただけで、後はETDレーベルそのままの輸入盤国内仕様というべき作り。
収録されているのはスメタナ、ドヴォルザーク、ノヴァーク、ヤナーチェクと言ったクラシックの作曲家の作品で、それを吹奏楽に編曲した物です。
収録曲は日本で演奏される曲もありますが、この盤はチェコ式の楽器編成により、チェコのオケで聴けるような弾力のあるくすんだ音色が特徴なサウンドで、良くも悪くもチェコの吹奏楽団らしい演奏でしょう。
ただ時折技術力に難があるのが残念ですが、お国物だけに演奏者には熱意があって聴いていて飽きません。
録音は1995年、プラハ・ルドルフィヌム・スタジオでの録音で、スタジオ録音らしい硬めの音ですが、音は綺麗です。