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*チェロ・オムニバス* レビュー一覧 4ページ目

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商品ユーザーレビュー

251件
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  • 長く積んだままにしていたDiscを 作業の耳淋しさを埋...

    投稿日:2018/07/09

    長く積んだままにしていたDiscを 作業の耳淋しさを埋めるつもりでチョイ掛けした えっ! これは‥イッサーリスの心情が一気に身内に流れ込んできた その悲しみが沁みてくる 胸が痛い 雑事もそこそこに聴き入ってしまう 添付されたガイドに目を通すとそれは知れた 奥様を亡くされていたのだ リスト ヤナーチェク フオーレの後にクルタークから贈られた追悼曲が置かれていた 改めてパッケージを見る ベニスだろうか 小舟の上の2つの背 水面に映る2つの影 回想 追想 追慕 消えぬ面影‥ イッサーリスの想いを汲んだ図柄だ ピアノを弾いたアデスのディスクタイトルとした「見出された場所」も好い曲だが ピアノ曲からの編曲だが 冒頭のリスト三曲で心を掴まれてしまった 続くヤナーチェクの「おとぎ話」には夢幻の中に童心の華やぎがあり慰めとなった フォーレのソナタでは”Andante”のしみじみとした情趣が哀しみに寄り添ってくれた 個人的なDiscとあってか注目を得ていないようだ 勿体無い あなたは如何   

    風信子 さん

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  • 胸詰まるようなチェロの音だ ドビュッシーが1915年 ...

    投稿日:2018/06/22

    胸詰まるようなチェロの音だ ドビュッシーが1915年 ブリッジが1916〜17年 フォーレが1917年 ヴェーベルンが1914年 第一次世界大戦1914〜18年中に書かれた曲が並ぶ これをイッサーリスはストラディヴァリウスで弾いている どれも哀愁漂う佳作で コニー・シーの弾くスタンウェイDの鼻にかかったようなピアノ音と相まって情緒綿々と余韻を引く だがジャケット写真にもあるように 実はイッサーリスが弾きたかったのはこの兵隊服の男が弾く奇妙なチェロだ 弾薬箱で作られ移動時には分解して全てを箱に収めて持ち運べるチェロ 1900年W.H.Hillと息子たちが造ったとある こちらで弾かれるのはサン=サーンス パリー ノヴェロなどの小品ばかりだが これがしみじみ好いのだ タイトな響きを愛しむようにイッサーリスがヴィブラートを控えめにして奏でる 遠くへ届く響きを憚るかのように楽の音を噛みしめる なんと哀しくそして美しいことか 朋よ耳傾けよ あなたも如何    

    風信子 さん

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  • ジャージーなチェロの肌触りに心がほっこりした 柔ら...

    投稿日:2018/05/09

    ジャージーなチェロの肌触りに心がほっこりした 柔らかく伸縮性に富んだ音と響きと心の有り様に音楽との関わり方の自由と解放を目の当たりにし体感した ハイモヴィッツが起点になって描かれたウッチェロというチェロのサークルも3人から8人まで環を伸び縮みさせてジャズの広野を踊りまわる 時に他楽器のジャズメンを円環に組み込むのも愉しい チェロの様々な技法を駆使して聴く者を飽きさせない表現の変化を実現している 先ず何と言ってもピッチカートの鮮やかさと雄弁さが心に残る 更にチェロ・ドラムとして楽器胴体を叩くパートを受け持つ一人が設定されている なんと非情なことだ 音楽のために奉仕する精神が貫かれている清々しさに微笑む 思わず手拍子を打ってしまう 体を揺らして聴く音楽の愉しさよ クラシック〜通orファンという方々にはよくコンサート・ホールで怒られるわたしはディスク鑑賞の小部屋では自由だ ジャンルやスタイルなんて糞食らえ!! 朋よ愉しかったね あなたも如何

    風信子 さん

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  • タイトル”戦争の影に”の戦争は第一次世界大戦を指す...

    投稿日:2018/04/25

    タイトル”戦争の影に”の戦争は第一次世界大戦を指すと言う プロッホの”シェロモ”は戦時中に書かれている 当に戦争の影の中にあって心的影響を受けないはずがない ソロモン王を題材としたヘブライ音楽と解説されてきたから 戦争協奏曲の真影を見失っていた イッサーリスとウルフ&DSOBの激烈な演奏に接して唖然とした ブリッジの”オレイション”は単に演説・式辞ではなく”a funeral oration”=弔辞である 戦後10年を経ても戦禍に消えた霊に呼びかけずにはいられない魂の声を聴く チェロが泣いている ブリテンの師ブリッジの作品を聴く機会は極めて少ない もっと光を当てなければいけない作曲家だ 深い共感に裏打ちされた演奏に胸を突かれない人があろうか そして今世紀の作品が登場する ほぼ一世紀前の戦争を題材としたハフの”孤独の荒野”だ 戦時にリードが書いた詩から着想された作品 ある意味最も客観的で普遍的な戦争音楽と言える 同時に記号的で有り抽象的でもある しかし存外シンプルな構成で端的に主張が聞こえるとも言える 朋よ聴け あなたも如何   

    風信子 さん

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  • クラブ活動の合宿で音楽好きな友人から興奮して聴かさ...

    投稿日:2018/01/21

    クラブ活動の合宿で音楽好きな友人から興奮して聴かされた盤です。鳥の歌に感動し、家に帰ってから早速レコード店に飛んで行ったのを今でも覚えています。この頃から私自身の音楽人生も始まったといって過言ではない、大変にインパクトの強い演奏、と言うより録音です。

    せごびあ さん

    0
  • トゥルトゥリエの主として50年代の演奏を集めたBOX。...

    投稿日:2017/12/20

    トゥルトゥリエの主として50年代の演奏を集めたBOX。基本的にモノーラルで、多くの曲はステレオの再録音があるがケンペとの『ドン・キホーテ』だけはステレオ。ただし、これもオケだけBPOからSKDに換えた新録音がある。時代としては悪くない音がしていて、壮年期に入りかけた頃のトゥルトゥリエの張りのある音による雄渾な名演が聞ける。同じフランス人といってもフルニエのように洒落た演奏ではなくて、もっと質朴で骨太な演奏。彼はバッハ以外では比較的注目度が低い(低過ぎる)と思うが、20世紀最高のチェリストの一人だ。エルガーはデュプレばかりが有名だが、彼女にも全く引けを取らない。『ドン・キホーテ』は新盤の方が(ケンペもオケも)メロウな演奏だったと記憶するが、こちらはずっとダイナミックな演奏だ。ヒンデミットやオネゲルの協奏曲はあまりやられない曲だが、トゥルトゥリエの十八番で、何故か5番の欠けたベートヴェンやブラームスのソナタも、10枚目の小曲集も、つまり大曲も小曲も素晴らしい。プラド音楽祭での豪華メンバーによる二曲の室内楽も名演だが―シューベルトではカザルスのうなり声がふんだんに(?)聞こえる。ただ少しマイクが遠いのか(ワンポイント?)各楽器の音に鮮明さがやや欠けるのが惜しい。旧盤中心ということを分って買うならお買い得。

    mari夫 さん

    2
  • ロストロポーヴィチの旧EMIを含めたワーナーグループ...

    投稿日:2017/11/18

    ロストロポーヴィチの旧EMIを含めたワーナーグループでの録音の集大成。時代を代表する名チェリストの演奏を堪能できる。盟友小澤征爾との共演による協奏曲、クレーメルらとの室内楽、バッハの無伴奏チェロ組曲と、素晴らしい演奏が目白押し。後半はソ連時代のモノラル録音が多くて、これは予想通り音が悪いし、Liveで雑音がひどかったりするが、演奏自体は凄いものがいくつもあり、その上珍しい曲も結構あって、意外に拾い物だった。

    saitaman さん

    4
  • 誠実な演奏と感じました。彼が最も影響を受けた演奏家...

    投稿日:2017/03/04

    誠実な演奏と感じました。彼が最も影響を受けた演奏家のひとりに挙げているのがギターのセゴヴィアであることは非常に興味深いことと思います。

    SEGOVIA さん

    2
  • 20世紀の傑作は隠されている 未だにだ ユダヤに根ざ...

    投稿日:2017/02/08

    20世紀の傑作は隠されている 未だにだ ユダヤに根ざした音楽と音楽人は狂人ヒットラーの時代に排斥され時代の壁の中に塗り込められた この人類の恥を濯がずに音楽を語ることはできない 暴力を背景とする狂気に丸め込まれていった人間たちに同情しない いかなる時も芸術は生きとし生けるものに自由と生きる希望を与えるもの シュテッケルのチェロが未来へ希望をつなぐ素晴らしい演奏を聴かせてくれる シェロモ以外は初めて聴いた コルンゴルトの単一楽章協奏曲も時間に関わらず内容豊かな傑作であり味わい深い ゴルトシュミットの四楽章からなる協奏曲も充実した内容を持ち 繰り返し聴く価値あるものだ コンサートで聞かれる機会が増えることを願う チェロを愛する人ばかりでなく多くの方に衷心より推薦する 

    風信子 さん

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  • DGの紙ジャケがついにSONYレベルになった!この...

    投稿日:2017/01/31

    DGの紙ジャケがついにSONYレベルになった!このセットの紙ジャケは今までの同レーベル製品にありがちな薄っぺらいつくりとは違い、SONY&RCAのオリジナルジャケット全集(ハイフェッツやルービンシュタイン等)のものと同じ紙質や折り方です(裏ジャケットは再現されていないけれど)。これはすごく嬉しい。いつからこの作りに変わった?のか分かりませんが、これからもこの作りでお願いしたいですし又、さきに出たカラヤン年代別Boxなどもこの「SONY紙ジャケ仕様」で作り直していただきたいものです。 /ちなみに一部、余白に収録されてある音源もありますが、その音源の表ジャケットは裏に小さく印刷されてあります。あと、ベートーヴェンのピアノ三重奏曲全集は3枚組(1-3,5-7番 全集のジャケ)+1枚(8-11番+街の歌 街の歌のジャケ)となっています。 /ブックレットもSONY風といいますか、録音詳細と作曲家別インデックスが掲載されてあります。 /音質はまちまちというか、リマスター表記は一切無し。「無伴奏」が一番音が良いように?私には聞こえました。 /以前のフルニエBoxと組み合わせまで一緒ではありますが、私は前のBoxをまだ買っていなかったため、ついに念願のオリジャケ仕様で揃えられて大満足です。とてもコレクションし甲斐のあるセットだと感じました。

    yumeno さん

    3

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ありがとうございました

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