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イタリアのチェロ・ソナタ集〜ヴォルフ=フェラーリ、ピツェッティ、マルトゥッチ、ピラーティ、カステルヌオーヴォ=テデスコ、カゼッラ、ピアッティ(6CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BRL97278
組み枚数
:
6
レーベル
:
:
Holland
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


1880年代から1940年代に書かれた知られざるチェロ作品集

イタリアのチェロ・ソナタ集(6CD)
ウォルフ=フェラーリ、ピッツェッティ、マルトゥッチ、ピラーティ、カステルヌオーヴォ=テデスコ、カゼッラ、ピアッティの作品を収録


イタリア物にも力を入れるBrilliant Classicsの豊富な音源から、近代イタリア人作曲家によるチェロ・ソナタを中心に集めた6枚組セットが登場。19世紀なかばにようやく独奏楽器としての単独公演が興行的にも成立するようになったチェロは、その後、急速に技巧や表現手法が発達。特にイタリアではカンタービレへの希求の強さからチェロの幅広い音域や恵まれた音量が生かされることとなり、さまざまな作品が登場することになります。

イタリア王国が確立され王政崩壊するまでの作品
このセットの収録作品の作曲時期は、イタリア統一から間もない19世紀後半の1880年から、王政崩壊により共和政に移行した直後の1948年までの70年ほど。チェロが演奏会用の独奏楽器として認知され、チェロ奏者が独奏主体に活動(生活)することができるようになり、「演奏家兼作曲家」だけでなく、「専業作曲家」も作曲に取り組むようになった時代の作品です。

運命動機やモーツァルトも登場
生没年が最も古いピアッティは「チェロのパガニーニ」とリストが称えた人物でしたが、ソナタについては美しさを追求しています。最も新しいソッリマのチェロ・ソナタも親しみやすい楽想で、第3楽章の無窮動も爽快です。
  第2次大戦末期のウォルフ=フェラーリのソナタには運命動機が力なく使用されますがバッハも引用されて希望をつなぐあたりはイタリア風に楽観的。また、カゼッラ若き日のソナタ第1番にはモーツァルトのピアノ協奏曲第24番が出てきて驚かされたりもするなどアイデアも様々で、近代ならではの技法的な水準の高さもあって聴きごたえのある作品が多い印象です。

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 概要

CD1 ウォルフ=フェラーリ [1876-1948] (2021年録音)
CD1 チレア [1866-1950] (2013年録音)
CD1 ピッツェッティ [1880-1968] (2018年録音)
CD2 マルトゥッチ [1856-1909] (2013〜2014年録音)
CD3 ピラーティ [1903-1938] (2016年録音)
CD3 ソッリマ [1926-2000] (2018年録音)
CD3 カステルヌオーヴォ=テデスコ [1895-1968] (2020年録音)
CD4 カゼッラ [1883-1947] (2013年録音)
CD5,CD6 ピアッティ [1822-1901] (2020〜21年録音)

 トラックリスト 

 CD1 / Track 1-3 ウォルフ=フェラーリ

◆ チェロ・ソナタ ト長調 Op.30 (1945) 14:46
1. 第1楽章 アレグロ・トランクイロ 7:27
2. 第2楽章 ラルゴ 3:38
3. 第3楽章 アレグロ 3:41

アメデオ・チッケーゼ(チェロ)
コスタンティーノ・カテーナ(ピアノ)
録音:2021年9月27〜30日、イタリア、キージ・ディ・アリッチャ宮殿

エルマンノ・ウォルフ=フェラーリ [1876-1948]
ローマとミュンヘンで音楽と絵画を勉強し、主にオペラ作曲家として活躍したウォルフ=フェラーリは、ドイツ人画家の父アウグスト・ウォルフ[1842-1915]とイタリア人の母エミーリア・フェラーリのあいだに北イタリアのヴェネツィアで生まれたドイツとイタリアの二重国籍者。
  父アウグスト・ウォルフは、ミュンヘンのアドルフ・フリードリヒ・フォン・シャック伯爵[1815-1894]の依頼により15〜16世紀のイタリア絵画を模写するためにイタリアに長期滞在(イタリアと高地ドイツ語圏であるバイエルン、オーストリアの生活者なのでヴォルフではなくウォルフとしておきます)。

イタリア語に改名
エルマンノの洗礼名はヘルマン・フリードリヒ・ウォルフでしたが、シャック伯爵がローマで1894年に亡くなった翌年にウォルフ家がウォルフ=フェラーリと改姓したことから、ヘルマンも「エルマンノ・ウォルフ=フェラーリ」と改名。

作曲で成功
ウォルフ=フェラーリは、合唱指揮者として生計を立てながら、1902年にはオペラ「チェネレントラ」によりまずドイツで成功し、同年にヴェネツィアのベネデット・マルチェッロ音楽院の院長に26歳で就任。翌1903年には巨大なカンタータ「新生」が大きな話題となり、同年のオペラ「金の鳥かご」、1906年のオペラ「詮索好きな女たち」と「4人の田舎者」によってさらに名声を高め、マーラーやフェリックス・モットル、トスカニーニ、エルンスト・フォン・シューフらの支持も獲得。
  1909年には音楽院を退職して作曲に専念し、「スザンナの秘密」(1909)、「マドンナの宝石」(1911)、「恋する医者」(1913)等、ドイツ、オーストリアを中心に大きな成功が続きます。

第1次大戦
しかし、第1次大戦が始まり、故郷イタリア王国が、ドイツ帝国とオーストリア=ハンガリー帝国との同盟を一方的に破棄して両国に宣戦布告すると、ウォルフ=フェラーリは困難な立場に置かれるようになり、チューリヒに移住。作曲を諦め画家に転身すべく多くの絵画を描いたりもしていました。

戦間期
第1次大戦が終わると、ウォルフ=フェラーリは再びドイツとイタリアでの二重生活に戻り、フリッツ・ブッシュやクナッパーツブッシュ、クレメンス・クラウスらにも支持されますが、かつてのような名声は戻りませんでした。

第2次大戦
第2次大戦中の1939年から1945年、63歳から69歳にかけては、ザルツブルクでモーツァルテウムの作曲科教授を務め、ミュンヘン、ヴェネツィア、ザルツブルクのほか、爆撃が激化するとザルツカンマーグートに疎開。
  ちなみに、1943年10月からは、故郷イタリアは、ローマ以北の「イタリア社会共和国(ドイツ側)」と、南部の「イタリア王国(連合国側)」に分裂して争い、南部はドイツに宣戦布告してもいます。

諦観と僅かな希望
チェロ・ソナタ ト長調は、すでにドイツの敗色が濃厚だった1945年2月にザルツブルクで完成。こうした時期に書かれたこともあってか、シューベルト風な平明な曲調の中に、第1楽章では運命動機風の素材が頼りなく示され、第3楽章ではバッハの無伴奏パルティータ第3番プレリュード風の音楽が対位法によってなんとか元気を保って進んでいくといった内容の作品となっています。


アメデオ・チッケーゼ(チェロ)
1988年、ナポリ近郊のカンポバッソに誕生。17歳で地元のペロージ音楽院を卒業し、続いてローマ聖チェチーリア音楽院で室内楽とチェロのディプロマを取得。さらにスイスのベルン国立音楽大学でアントニオ・メネセスの指導も受けています。その間、16歳でハイドンの協奏曲ハ長調、ベートーヴェンの三重協奏曲、シューマンの協奏曲でソロ・デビューし、同年、イタリア共和国大統領から「ジュゼッペ・シノーポリ賞」を授与。以後、ソリスト、室内楽奏者としてイタリア、オランダ、トルコ、ハンガリー、中国、日本などで演奏し、ムーティによってケルビーニ管弦楽団の首席チェリストに任命されてもいます。CDは、Brilliant Classicsなどから発売。


コスタンティーノ・カテーナ(ピアノ)
1969年、イタリア南部サレルノ県ポッラに誕生。サレルノのジュゼッペ・マルトゥッチ音楽院でピアノと作曲を専攻したのち、サレルノ大学哲学科、ナポリ第2大学心理学科でも学んでいます。ソロと室内楽の両方で活動するほか、アヴェッリーノのドメニコ・チマローザ音楽院で教えてもいます。CDは、Brilliant Classics、Camerata Tokyo、Phoenix Classics、Aulicus Classics、Suonare Records、Da Vinci Classics、Nuova Era、PLAY & Oracle Recordsなどから発売。

 CD1 / Track 4-6 チレア

◆ チェロ・ソナタ ニ長調 (1888) 17:14
4. 第1楽章 アレグロ・モデラート 6:12
5. 第2楽章 アッラ・ロマンツァ:ラルゴ・ドローロソ 5:28
6. 第3楽章 アレグロ・アニマート 5:34

ヤコポ・ディ・トンノ(チェロ)
ドメニコ・コディスポーティ(ピアノ)
録音:2013年2月、ローマ、ストゥーディオ・イ・ムジカンティ

フランチェスコ・チレア [1866-1950]
チェロ・ソナタは、ヴェリズモ・オペラで成功するチレアがナポリ音楽院時代に書いた作品。学生チレアの優秀さは早くから注目されて教育省から金メダルを授与されており、また、翌年には卒業制作オペラ「ジーナ」で高い評価を得るなどすでに高度な実力の持ち主だったようで、このソナタでもオペラのような豊かな表情を聴くことができます。

ヤコポ・ディ・トンノ(チェロ)
1977年、ナポリに誕生。9歳でチェロの勉強を始め、ペスカーラのL. ダンヌンツィオ音楽院を卒業後、ケルン音楽大学でも学んでいます。ソロのほか、「イ・ソリスティ。ディ・パヴィア」、「トリオ・ディ・トリノ」、「カルテット・クリムト」のメンバーとしても活動し、フィエーゾレとヴィチェンツァでチェロを教えてもいます。CDは、Brilliant Classics、Decca Italia、Open Reel Recordsなどから発売。


ドメニコ・コディスポーティ(ピアノ)

 CD1 / Track 7-9 ピッツェッティ

◆ チェロ・ソナタ ヘ長調 (1921) 31:46
7. 第1楽章 ラルゴ 12:51
8. 第2楽章 モルト・コンチタート・エ・アンゴッシオーソ 10:02
9. 第3楽章 スタンコ・エ・トリステ – ラルゴ 8:53

アメデオ・チッケーゼ(チェロ)
バルバラ・パンツァレッラ(ピアノ)
録音:2018年9月19〜21日、ローマ、ストゥーディオ・イ・ムジカンティ

イルデブランド・ピッツェッティ [1880-1968]
チェロ・ソナタ ヘ長調はフィレンツェ音楽院院長時代の作品。同時期にはプッチーニやレスピーギが華麗でメロディアスな音楽により世界中で成功を収めていましたが、モンテヴェルディやワーグナーが好きだったピッツェッティの音楽は少し地味でときにシニカルですらありました。しかし旋律素材やリズムは親しみやすく、慣れると味わいが増してくるのはやはりイタリアならでは。

アメデオ・チッケーゼ(チェロ)
1988年、ナポリ近郊のカンポバッソに誕生。17歳で地元のペロージ音楽院を卒業し、続いてローマ聖チェチーリア音楽院で室内楽とチェロのディプロマを取得。さらにスイスのベルン国立音楽大学でアントニオ・メネセスの指導も受けています。その間、16歳でハイドンの協奏曲ハ長調、ベートーヴェンの三重協奏曲、シューマンの協奏曲でソロ・デビューし、同年、イタリア共和国大統領から「ジュゼッペ・シノーポリ賞」を授与。以後、ソリスト、室内楽奏者としてイタリア、オランダ、トルコ、ハンガリー、中国、日本などで演奏し、ムーティによってケルビーニ管弦楽団の首席チェリストに任命されてもいます。CDは、Brilliant Classicsなどから発売。


バルバラ・パンツァレッラ(ピアノ)

 CD2 マルトゥッチ

◆ チェロ・ソナタ Op.52 (c.1880) 32:18
1. 第1楽章 アレグロ・ジュスト 13:10
2. 第2楽章 スケルツォ 6:17
3. 第3楽章 間奏曲 3:51
4. 第4楽章 アレグロ 9:00

◆ 3つの小品 Op.69 (1889) 27:44
5. 第1曲 モデラート 9:23
6. 第2曲 アンダンテ 9:28
7. 第3曲 アレグロ 8:53

◆ 2つのロマンツェ Op.72 (1892) 06:51
8. 第1曲 アンダンティーノ・コン・モート 2:50
9. 第2曲 モデラート 4:01

◆ ロマンツァ (1890) (「メロディア」からの作曲者による編曲) 
10.  03:21

ロベルト・トライニーニ(チェロ)
マッシミリアーノ・フェッラーティ(ピアノ)
録音:2013年10月10日、ボルツァーノ、C.モンテヴェルディ音楽院、ミケランジェリ・ホール(Op.52)、2013年12月27〜28日、ポーランド、ラドム、オスカー・コルベルク音楽学校ペンデレツキ・ホール(Op.69、Op.72)、2014年6月1日、パドヴァ、C.ポリーニ音楽院(ロマンツァ)

ジュゼッペ・マルトゥッチ [1856-1909]
作曲家、ピアニスト、指揮者、教育者として活躍したジュゼッペ・マルトゥッチ[1856-1909]は、イタリア・オペラが強大な勢力をもっていた当時のイタリアにあって、器楽作品や他国作品の紹介に熱心に取り組んでいた人物。レスピーギの師でもあったマルトゥッチは熱烈なワグネリアンでもあり、その作品は19世紀のロマン主義に根差した親しみやすいものとなっています。

ロベルト・トライニーニ(チェロ)
1975年、南イタリアのバーリに誕生。10歳から叔父のサヴェーリオ・ロイアーコノ(元モンテヴィデオ歌劇場管弦楽団首席チェロ奏者)にチェロの指導を受け、バーリのピッチンニ音楽院卒業後は、コンクールや奨学金コンテストで実績を積み、1996年からはスイス、グシュタードのメニューイン音楽アカデミーでラドゥ・アルドゥレスクに師事。1999年にはハンブルク音楽大学で学んで2003年に卒業。プロになってからは、ソロと室内楽の両方で活動し、バロック・チェロ演奏から現代作品まで幅広いレパートリーを取りあげています。2012年にボルツァーノのモンテヴェルディ音楽院チェロ科教授に就任し、オスカー・コルベルク音楽大学の客員教授としても活動。2015年にはメキシコシティのフロレンシア芸術アカデミーのチェロ科教授にも就任。


マッシミリアーノ・フェッラーティ(ピアノ)
1970年、北イタリアのアドリアに誕生。アドリアのA.ブッツォラ音楽院を卒業したのち、ザルツブルクのモーツァルテウムとローマのサンタ・チェチーリア音楽院で学んでいます。モンツァの「リナ・サラ・ガロ国際ピアノ・コンクール」でグランプリ受賞、テルアビブの「アルトゥール・ルービンシュタイン・ピアノマスターコンクール」で銅メダル、プレトリアの「UNISA国際ピアノ・コンクール」でも入賞(特別賞)。ヨーロッパ各地のほかオーストラリア、アメリカ、日本でも演奏・審査・教育活動を展開。現在は ヴェローナのF.ダッラーバコ音楽院で教授を務めています。CDは、Brilliant Classics、RS、Velut Lunaなどから発売。

 CD3 / Track 1-3 ピラーティ

◆ チェロ・ソナタ イ短調 (1929) 26:50
1. 第1楽章 モデラート・モッソ 8:50
2. 第2楽章 主題と変奏 10:04
3. 第3楽章 アニマート 7:56

ルーカ・シニョリーニ(チェロ)
ダリオ・カンデーラ(ピアノ)
録音:2016年12月、イタリア、ブレーシャ、アウディトリウム・カヴァッリ

マリオ・ピラーティ [1903-1938]
チェロ・ソナタ イ短調は、ピッツェッティの勧めでリコルディ社で働いていた時代の作品。翌年にはリコルディ社を辞めてナポリ音楽院で対位法を教えるようになります。ピラーティは病気のため35歳で亡くなってしまったことで今は忘れられた存在ですが、存命中はミトロプーロスが「管弦楽のための変奏曲」をとりあげるなど注目された存在でした。

ルーカ・シニョリーニ(チェロ)


ダリオ・カンデーラ(ピアノ)

 CD3 / Track 4-6 ソッリマ

◆ チェロ・ソナタ (1948) 13:16
4. 第1楽章 レント – アレグロ・ヴィーヴァ 7:22
5. 第2楽章 アンダンテ・モルト・エスプレッシーヴォ 3:57
6. 第3楽章 無窮動 1:57

ジャンルーカ・ピリージ(チェロ)
フラーヴィア・サレンメ(ピアノ)
録音:2018年9月19〜21日、ローマ、ストゥーディオ・イ・ムジカンティ

エリオドロ・ソッリマ [1926-2000]
作曲家、教師、ピアニストとして活躍。現代的なハーモニーやリズムと、後期ロマン派的な詩的で情熱的なフレーズを組み合わせた独自のスタイルを確立。チェロ・ソナタが、カーザ・ムジカーレ・サンツォーニョ社から出版されたと当初のタイトルは「ソナタ 1948」なので、1948に何か意味があるのかもしれません。息子はチェリストのジョヴァンニ・ソッリマ[1962- ]。


ジャンルーカ・ピリージ(チェロ)


フラーヴィア・サレンメ(ピアノ)

 CD3 / Track 7-13 カステルヌオーヴォ=テデスコ

◆ チェロ・ソナタ Op.50 (1928) 18:22
7. 第1楽章 アリオーゾ・エ・セレーノ 8:45
8. 第2楽章 アリエッタ・コン・ヴァリアツィオーニ 主題 アレグレット 1:15
9. 同 第1変奏 ヴィヴァーチェメンテ 0:46
10. 同 第2変奏 ドレンテ・マ・コン・フィエレッツァ 1:22
11. 同 第3変奏 ルスティコ 1:28
12. 同 第4変奏 ラルゴ・エ・ポンポーゾ 1:35
13. 同 第5変奏 エネルジーコ・エ・ベン・リトマート 3:11

アメデオ・チッケーゼ(チェロ)
バルバラ・パンツァレッラ(ピアノ)
録音:2020年9月14〜17日、イタリア、ベルナレッジョ、バルトークストゥーディオ

マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ [1895-1968]
ピッツェッティに師事したのち。カゼッラに注目されて国民音楽協会(のちのイタリア現代音楽教会)から支援を受け海外でも作品を紹介。1926年にはマキャヴェッリ題材によるオペラ「ラ・マンドラーゴラ」で成功し、その2年後に書いたのがチェロ・ソナタです。このあと、カステルヌオーヴォ=テデスコは、セゴビア、ハイフェッツ、ピアティゴルスキーと交流し作品を提供することで知名度が高まりますが、ムッソリーニ政権により人種法が施行されたため、ユダヤ人だった彼は1939年にアメリカに渡ることになります。

アメデオ・チッケーゼ(チェロ)
1988年、ナポリ近郊のカンポバッソに誕生。17歳で地元のペロージ音楽院を卒業し、続いてローマ聖チェチーリア音楽院で室内楽とチェロのディプロマを取得。さらにスイスのベルン国立音楽大学でアントニオ・メネセスの指導も受けています。その間、16歳でハイドンの協奏曲ハ長調、ベートーヴェンの三重協奏曲、シューマンの協奏曲でソロ・デビューし、同年、イタリア共和国大統領から「ジュゼッペ・シノーポリ賞」を授与。以後、ソリスト、室内楽奏者としてイタリア、オランダ、トルコ、ハンガリー、中国、日本などで演奏し、ムーティによってケルビーニ管弦楽団の首席チェリストに任命されてもいます。CDは、Brilliant Classicsなどから発売。


バルバラ・パンツァレッラ(ピアノ)

 CD4 カゼッラ

◆ チェロ・ソナタ第1番ハ短調 Op.8 (1906)
1. 第1楽章 アレグロ・アッサイ 8:21
2. 第2楽章 アダージョ 9:16
3. 第3楽章 アレグロ・マ・ノン・トロッポ 7:49

◆ チェロ・ソナタ第2番ハ長調 Op.45 (1926)
4. 第1楽章 プレリュード 10:05
5. 第2楽章 ブーレ 3:54
6. 第3楽章 ラルゴ 8:05
7. 第4楽章 ロンド 3:56

◆ ノットゥルノとタランテラ Op.54 (1934) (チェロとピアノ編)
8. ノットゥルノ 5:17
9. タランテラ 1:49

アンドレア・ファヴァレッサ(チェロ)
マリア・セメラーロ(ピアノ)
録音:2013年5月23〜25日、イタリア、ベルナレッジョ、バルトークストゥーディオ

アルフレード・カゼッラ [1883-1947]
パリ音楽院で学んだカゼッラは、ピアニスト、指揮者としてフランスやモンテカルロで活動しますが、第1次大戦でイタリアが1915年に参戦すると国に戻り、国民音楽協会(のちのイタリア現代音楽教会)を設立。自作のほか、多くのイタリア人作曲家の作品を紹介します。チェロ・ソナタ第1番ではモーツァルトのピアノ協奏曲第24番の引用・展開も聴こえてきます。

アンドレア・ファヴァレッサ(チェロ)


マリア・セメラーロ(ピアノ)
ペーザロ音楽院を優秀な成績で卒業後、イモラ・ピアノ・アカデミーでも学位を取得。その間、ヴラジミール・ジャンケレヴィチ[1903-1985]の音楽哲学に関する論文を執筆し哲学の学位も取得したほか、国内外のコンクールで入賞しており、演奏活動もソロと室内楽の両方で開始。CDは、Brilliant Classics、Tactus、Velut Luna、Stradivariusなどから発売。

 CD5〜CD6 ピアッティ

CD5
◆ チェロ・ソナタ第1番ハ長調 Op.28 (1885) 22:43
1. 第1楽章 アレグロ 7:55
2. 第2楽章 アンダンティーノ 6:24
3. 第3楽章 プレスト 4:16
4. 第4楽章 アジタート・ヴィヴァーチェ 4:08

◆ チェロ・ソナタ第2番ニ長調 Op.29 (1886) 18:52
5. 第1楽章 レント-アレグロ・スピリトーゾ 7:07
6. 第2楽章 アダージョ - レント 6:02
7. 第3楽章 アレグレット・モデラート 3:51
8. 第4楽章 プレスト・マ・ノン・トロッポ 1:52

◆ チェロ・ソナタ第3番ヘ長調 Op.30 (1889) 23:02
9. 第1楽章 アレグロ・エネルジーコ 9:59
10. 第2楽章 ロマンツァ 5:09
11. 第3楽章 フィナーレ 7:54

CD6
◆ チェロ・ソナタ第4番ト長調 Op.31「牧歌的」 (1892) 12:57
1. 第1楽章 アレグロ・アッサイ・モデラート 4:34
2. 第2楽章 間奏曲 1:54
3. 第3楽章 アレグロ・マ・トランクイロ 6:29

◆ チェロ・ソナタ第5番イ短調 Op.32 (1895) 16:33
4. 第1楽章 序奏 - アレグロ 7:53
5. 第2楽章 間奏曲 3:40
6. 第3楽章 アレグロ ヴィーヴォ 5:00

◆ チェロ・ソナタ第6番ホ短調 Op.33 (1896) 14:32
7. 第1楽章 アレグロ・ノン・トロッポ 5:34
8. 第2楽章 アンダンテ・レリジオーゾ 3:01
9. 第3楽章 カノン 1:33
10. 第4楽章 ヴィーヴォ 4:24

ランベルト・クルトーニ(チェロ)
ジョヴァンニ・ドーリア=ミリエッタ(ピアノ)
録音:2020年10月14〜15日、2021年1月8日、6月11日、イタリア、アルベンガ、パラッツォ・オッド「ヴンダーカマー」

アルフレード・ピアッティ [1822-1901]
子供の頃からチェロが得意だったピアッティは、うますぎてミラノ音楽院のヴィンチェンツォ・メリーギ[1795-1894]から教えることはもう何もないとまで言われて15歳で学業を終えてコンサート・デビューし、16歳のときにはヨーロッパ各地をまわるツアーを開始します。各地での公演は好評でしたが、当時はまだチェロが独奏楽器として多くの聴衆を集められるほどの人気がなく、レパートリーも限られていたため、興行としては振るわず、ツアー中に病気になった時には治療費捻出のためにチェロを売って急場をしのぐような生活でしたが、フランツ・リストが自分のリサイタルに出演させ、チェロのパガニーニと称えて良い楽器まで寄贈したことで知名度が上がり、1844年にはロンドンで公演をおこなうまでになり、同地での成功が華々しかったことから1897年に引退するまで53年間もロンドンを拠点として生活。ヴェルディが1847年にロンドンで発表したシラー題材のオペラ「群盗」の前奏曲に、長大で美しいチェロのソロが存在するのもピアッティの成功に肖ったものでした。


ランベルト・クルトーニ(チェロ)
1987年9月27日、ミラノ近郊、ピアチェンツァの音楽一家に誕生。トリノ・ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院でダーリオ・デ・ステーファノに師事して優秀な成績で卒業し、その後ブレーシャのロマーノ・ロマニーニ・アカデミーでジョヴァンニ・ソッリマに師事。ソロと室内楽の両方で欧米各国で演奏するほか、作曲家としても活動し、交響曲から電子音楽、バレエ音楽まで幅広い作品を発表。CDは、Brilliant Classics、Casa Musicale Sonzogno、Stradivariusなどから発売。


ジョヴァンニ・ドーリア=ミリエッタ(ピアノ)
ジェノヴァとニースの間に位置するインペリアで誕生。父親の指導でピアノを弾き始め、ジェノヴァ音楽院で学んだのち、2005年にピネロロ音楽アカデミーで修士号を取得。その後、トリノ音楽院を最高の成績(優秀賞および特筆)で卒業。数々のコンクールで入省後、ソロ奏者、室内楽奏者として国際的に活躍。CDは、Piano Classics、Brilliant Classicsなどから発売。

 Track list

Italian Cello Sonatas

CD1
Ermanno Wolf-Ferrari 1876-1948
Sonata in G Op.30 for Cello and Piano (1945)
1. I. Allegro tranquillo 7:27
2. II. Largo 3:38
3. III. Allegro 3:41

Amedeo Cicchese cello
Costantino Catena piano

Francesco Cilea 1866-1950
Cello Sonata in D
4. I. Allegro moderato 6:12
5. II. Alla Romanza: Largo doloroso 5:28
6. III. Allegro animato 5:34

Jacopo Di Tonno cello
Domenico Codispoti piano

Ildebrando Pizzetti 1880-1968
Sonata in F for Cello and Piano
7. Largo 12:51
8. Molto concitato e angoscioso 10:02
9. Stanco e triste – Largo 8:53

Total time: 63:57

Recording: 27-30 September 2021, Palazzo Chigi di Ariccia, Italy (Wolf-Ferrari);
February 2013, Studio I Musicanti, Rome, Italy (Cilea); 19-21 September 2018, Studio I Musicanti, Rome, Italy (Pizetti)

CD2
Giuseppe Martucci 1856-1909
Sonata in F sharp minor Op.52
1. I. Allegro giusto 13:10
2. II. Scherzo: Allegro molto – Trio: Allegretto 6:17
3. III. Intermezzo: Andantino flebile 3:51
4. IV. Allegro 9:00

Tre Pezzi Op.69
5. I. Moderato 9:23
6. II. Andante 9:28
7. III. Allegro 8:53

Due Romanze Op.72
8. I. Andantino con moto 2:50
9. II. Moderato 4:01

Romanza (transcribed by the author from Melodia Op.71)
10. Allegretto 3:21

Roberto Trainini cello
Massimiliano Ferrati piano

Total time: 70:37

Recordings: 10 October 2013, Michelangeli Hall, ‘C. Monteverdi: Conservatory, Bolzano, Italy (Op.52);
27 & 28 December 2013, Penderecki Hall, Oskar Kolberg School of Music, Radom, Poland (Opp. 69 & 72);
1 June 2014, Auditorium of ‘C. Pollini: Conservatory, Padua, Italy (Op.71)

CD3
Mario Pilati 1903-1938
Sonata in A minor for Cello and Piano (1929)
1. I. Moderato mosso 8:50
2. II. Tema con variazioni 10:04
3. III. Animato 7:56

Luca Signorini cello
Dario Candela piano

Eliodoro Sollima 1926-2000
Sonata for Cello and Piano (1948)
4. I. Lento (recitativo) – Allegro viva 7:22
5. II. Andante molto espressivo 3:57
6. III. Perpetuum mobile – Allegro con spirito 1:57

Gianluca Pirisi cello
Flavia Salemme piano

Mario Castelnuovo-Tedesco 1895–1968
Sonata Op.50 for Cello and Piano
7. Arioso e sereno 8:45
8. Arietta con variazioni – Allegretto, grazioso e un poco malinconico 1:15
9. Vivacemente 0:46
10. Dolente ma con fierezza 1:22
11. Rustico 1:28
12. Largo e pomposo 1:35
13. Energico e ben ritmato 3:11

Amedeo Cicchese cello
Barbara Panzarella piano

Total time: 58:40

Recording: 11-16 December 2016, Auditorium Cavalli, Brescia, Italy (Pilati); 19-21 September 2018, Studio I Musicanti,
Rome, Italy (Sollima); 14-17 September 2020, BartokStudio, Bernareggio, Italy (Castelnuovo-Tedesco

CD4
Alfredo Casella 1883-1947
Sonata No.1 in C minor Op.8
1. I. Allegro assai 8:21
2. II. Adagio 9:16
3. III. Allegro ma non troppo 7:49

Sonata No.2 in C Op.45
4. I. preludio: largo molto e sostenuto 10:05
5. II. Bourée: Allegro molto vivace e scherzando 3:54
6. III. largo 8:05
7. IV. Rondo: Allegro molto vivace, quasi "giga" 3:56

8. Notturno 5:17
9. Tarantella 1:49

Andrea Favalessa cello
Maria Semararo piano

Total time: 58:38

Recording: 23–25 May 2013, Bartók Studio, Bernareggio, Italy

CD5
Alfredo Piatti 1822-1901
Sonata No.1 Op.28 in C
1. I. Allegro 7:55
2. II. Andantino 6:24
3. III. Presto 4:16
4. IV. Agitato vivace 4:08

Sonata No.2 Op.29 in D
5. I. Lento-Allegro spiritoso 7:07
6. II. Adagio Lento 6:02
7. III. Allegretto moderato (variazioni del 1 Tempo) 3:51
8. IV. Presto ma non troppo 1:52

Sonata No.3 Op.30 in F
9. I. Allegro energico 9:59
10. II. Romanza 5:09
11. III. Finale- allegro ma non troppo 7:54

Lamberto Curtoni cello
Giovanni Doria Miglietta piano

Total time: 64:40

Recording: 14-15 October 2020, 8 January & 11 June 2021, Palazzo Oddo “Wunderkammer”, Albenga (SV), Italy

CD6
Alfredo Piatti 1822-1901
Sonata No.4 Op.31 in G “Idillica”
1. I. Allegro assai moderato 4:34
2. II. Intermezzo-Vivo ed agitato 1:54
3. III. Allegro ma tranquillo 6:29

Sonata No.5 Op.32 in A minor
4. I. Introduzione Largo- Allegro 7:53
5. II. Intermezzo-Adagio 3:40
6. III. Allegro Vivo 5:00

Sonata No.6 Op.33 in E minor
7. I. Allegro non troppo 5:34
8. II. Andante religioso 3:01
9. III. Canone 1:33
10. IV. Vivo 4:24

Lamberto Curtoni cello
Giovanni Doria Miglietta piano

Total time: 44:04

Recording: 14-15 October 2020, 8 January & 11 June 2021, Palazzo Oddo “Wunderkammer”, Albenga (SV), Italy

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