(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)
パブロ・カザルス
コンプリートEMIレコーディングス1926−1955(9CD)
限定盤
各CD紙ケース入り、クラムシェルボックス、32ページ・ブックレット
チェロの神様、カザルスのEMIからの全公式発売された録音のすべて。カザルスが監修したサルダーナの録音も収録。
1876年12月29日、スペイン、カタロニア地方のエル・ベンドレルに生まれ、1973年10月22日、プエルト・リコのサン・ファンで死去したパブロ・カザルスは20世紀を代表するチェリスト、指揮者、音楽教育者として今尚『神様』として尊敬を集めています。彼の20世紀前半を中心としてEMIに録音、発売された全ての音源を集大成した9枚組のボックスです。
カザルスがチェロのメイン・レパートリーとして復興させたバッハの無伴奏組曲、協奏曲、小品集、またピアノのコルトー、ヴァイオリンのティボーとのトリオによる室内楽作品など世紀を代表する名録音が収められています。また今回、カザルスが監修したカタロニア地方の舞曲『サルダーナ』作品(カザルス自身や弟エンリケなどの作品)が「コブラ」バンドの演奏で収録されています。(EMI)
【収録情報】
CD1
バッハ:
・無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007(1938年6月2日、パリ録音)
・無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調BWV1008(1936年11月25日、ロンドン録音)
・無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV1009(1936年11月25日、ロンドン録音)
CD2
・無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調BWV1010(1939年6月13−16日、パリ録音)
・無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調BWV1011(1939年6月14、15日、パリ録音)
・無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調BWV1012(1938年6月3日、パリ録音)
CD3
ベートーヴェン:
・チェロ・ソナタ第1番ヘ長調Op.5-1(1939年6月19、20日、パリ録音)
・チェロ・ソナタ第2番ト短調Op.5-2(1939年6月20、21日、パリ録音)
・チェロ・ソナタ第3番イ長調Op.69(1930年3月6、7日、ロンドン録音)*
・メヌエット ト長調WoO10-2(チェロとピアノ用の編曲)(1930年3月7日、ロンドン録音)*
ミエチスラフ・ホルショフスキー(ピアノ)
*オットー・シュルホフ(ピアノ)
CD4
・チェロ・ソナタ第4番ハ長調Op.102-1(1936年11月26、27日、ロンドン録音)
・チェロ・ソナタ第5番ニ長調Op.102-2(1939年21、22日、パリ録音)
・ブラームス:チェロ・ソナタ第2番ヘ長調Op.99(1936年11月28日、ロンドン録音)
ミエチスラフ・ホルショフスキー(ピアノ)
CD5
・ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調Op.104(1937年4月28日、プラハ録音)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ジョージ・セル(指揮)
・エルガー:チェロ協奏曲ホ短調Op.85(1945年10月14日、ロンドン録音)
BBC交響楽団
エードリアン・ボールト(指揮)
・ブルッフ:コル・ニドライOp.47(1936年11月27日、ロンドン録音)
ロンドン交響楽団
ランドン・ロナルド(指揮)
CD6
・ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調Op.97『大公』(1928年11月8、19日、12月3日、ロンドン録音)
・シューベルト:ピアノ三重奏曲変ロ長調D898(1926年7月5,6日、ロンドン録音)
・ベートーヴェン:モーツァルトの『魔笛』の『恋を知る男たちは』の主題による7つの変奏曲変ホ長調WoO46(1927年6月21日、ロンドン録音)
アルフレッド・コルトー(ピアノ)
ジャック・ティボー(ヴァイオリン)
CD7
・メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.49(1927年6月20、21日、ロンドン録音)
・シューマン:ピアノ三重奏曲ニ短調Op.63(1928年11月15、18日、12月3日、ロンドン録音)
・ベートーヴェン:ミュラーの『プラハの姉妹』の『私は仕立て屋カカドゥ』の主題による10の変奏曲とフーガ(1926年7月6日、ロンドン録音)
アルフレッド・コルトー(ピアノ)
ジャック・ティボー(ヴァイオリン)
CD8
・ハイドン:ピアノ三重奏曲ト長調HobXV25, Op.73-2(1927年6月20日、ロンドン録音)
・ブラームス:二重協奏曲イ短調Op.102(1929年5月10、11日、バルセロナ録音)
ジャック・ティボー(ヴァイオリン)
バルセロナ・パウ・カザルス管弦楽団
アルフレッド・コルトー(指揮)
・ボッケリーニ/グリュツマッハー編:チェロ協奏曲変ロ長調(1936年11月29日、ロンドン録音)
ロンドン交響楽団
ランドン・ロナルド(指揮)
・ボッケリーニ:アダージョとアレグロ(ソナタ第6番イ長調より)(1929年6月16,17日、バルセロナ録音)
ブラス・ネ(ピアノ)
CD9:アンコール集と『サルダーナ』集
・タルティーニ:グラーヴェとエスプレッシーヴォ(協奏曲ニ長調より)(1929年6月14日、バルセロナ録音)
・ドヴォルザーク/グリュンフェルト編:わが母の教え給いし歌(1929年6月19日、バルセロナ録音)
・リムスキー=コルサコフ/ストリマー編:くまん蜂の飛行(皇帝サルタンの物語より)(1929年6月19日、バルセロナ録音)
・ハイドン/ピアッティ編:テンポ・ディ・ミヌエット(ソナタ第1番ハ長調より)(1929年6月21日、バルセロナ録音)
・バッハ/シロティ編:アンダンテ(無伴奏チェロ・ソナタ第2番イ短調より)(1929年6月19日、バルセロナ録音)
・メンデルスゾーン:無言歌ニ長調Op.109(1929年6月17日、バルセロナ録音)
・ヴィヴァルディ/シュトゥッチェウスキー編:ラルゴ(協奏曲ニ短調Op.3-11より)(1929年6月15日、バルセロナ録音)
・ヴァレンティーニ/ピアッティ編:ガヴォッテ(1929年6月21日、バルセロナ録音)
・ラセルナ/カサド編:トナディーリャ(1929年6月21日、バルセロナ録音)
ブラス・ネ(ピアノ)
・バッハ/シロティ編:アリア(組曲第3番ニ長調より)(1930年3月5日、ロンドン録音)
・シューマン:トロイメライ(1930年3月5日、ロンドン録音)
オットー・シュルホフ(ピアノ)
『サルダーナ』集(1955年6月、プラド録音)
・カザルス:フェスティボーラ(1908)
・エンリケ・カザルス:エロイカ(1919)(兄パブロに捧ぐ)
・エンリケ・カザルス:タラゴーナ(1927)
・エンリケ・カザルス:リュニー(1918)
・ガレタ:ラ・ロサダ(1902)
・ガレタ:インノミナーダ(1915)
・ガレタ:セデラ:ダブテ(1948)
コブラ「プリンシパル・デ・ヘロナ」
パブロ・カザルス(指揮)
*『サルダーナ』はカタロニア地方の踊りで19世紀中ごろに現在の形になった。輪になって踊られ、伴奏は「コブラ」と呼ばれるストリート・バンドによる。「コブラ」はパイプ、ベース、ショームなどのカタロニア地方の管楽器などにより編成される。(EMI)
以上、パブロ・カザルス(チェロ)