『バッハへの序曲〜フィリップ・グラス、ユン・ドゥ、アイヤー、他』　マット・ハイモヴィッツ

鬼才ハイモヴィッツの委嘱作品
グラス、アイヤーなどの現代作曲家による「バッハへの序曲」

SACDハイブリッド盤。PentatoneレーベルとカナダのOxingale Recordsレーベルとの共同企画「PENTATONE OXINGALE Series」。『バッハへの序曲』と題されたこのアルバムは、ハイモヴィッツの委嘱作品とバッハの無伴奏チェロ組曲から構成され、フィリップ・グラス[1937-]、ユン・ドゥ[1977-]、ヴィジェイ・アイヤー[1971-]、ロベルト・シエラ[1953-]、デイヴィッド・サンフォード[1963-]、ルナ・パール・ウールフ[1973-]がバッハのチェロ組曲全6曲の各前奏曲からインスピレーションを受け、各曲の序曲として作曲。名高い現代作曲家がそれぞれの個性を持ちつつも全12曲を通して1つの宇宙が広がります。ハイモヴィッツならではの世界観をあらわした見事な作品です。
　1970年イスラエル生まれのチェリスト、マット・ハイモヴィッツは、1988年にレヴァイン指揮シカゴ交響楽団をバックにドイツ・グラモフォンに録音し、センセーショナルなレコーディング・デビューを果たしました。その後、1999年に自身のレーベル「Oxingale Records」よりバロックから現代まで、さらにジャンルの壁を超えジャズ、ロックと実に多彩なプログラムに挑戦してきました。「PENTATONE OXINGALE Series」からリリースしているベートーヴェンのチェロとピアノのための作品全曲集、現代チェロ独奏作品集など、積極的なリリースが続いております。(輸入元情報)

【収録情報】
1.　グラス:序曲 (2015) [5:36]
2.　J.S.バッハ:前奏曲〜無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV.1007より [2:15]
3.　ユン・ドゥ: The Veronica (2015) [11:57]
4.　J.S.バッハ:前奏曲〜無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 BWV.1008より [3:56]
5.　アイヤー: Run (2015) [7:28]
6.　J.S.バッハ:前奏曲〜無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV.1009より [3:20]
7.　シエラ: La memoria (2015) [9:09]
8.　J.S.バッハ:前奏曲〜無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調 BWV.1010より [3:08]
9.　サンフォード: Es War (2016) [8:34]
10.　J.S.バッハ:前奏曲〜無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV.1011より [5:27]
11.　ウールフ: Lili uokalani (2015) [10:28]
12.　J.S.バッハ:前奏曲〜無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調 BWV.1012より [4:20]

　マット・ハイモヴィッツ(チェロ/ゴフリラー1710年製作:1-10　チェロ・ピッコロ/コルマー18世紀製作:11,12)

　録音時期:2015年12月15-18日&2016年3月14日(1-11)、2015年4月19日(12)
　録音場所:ニューヨーク、アメリカ文芸アカデミー
　録音方式:ステレオ(DSD/セッション)
　世界初録音:1,3,5,7,9,11