CD 輸入盤

ロリン・マゼール&クリーヴランド管弦楽団/デッカ録音全集(19CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4787779
組み枚数
:
19
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明



ロリン・マゼール/ザ・クリーヴランド・イヤーズ(19CD)
マゼール&クリーヴランド管弦楽団〜デッカ録音全集


マゼール&クリーヴランド管弦楽団が英デッカにセッション録音した全音源がまとまったセットになりました。
 マゼールがクリーヴランド管弦楽団の音楽監督を務めたのは1972年から82年にかけてのことで、前任者ジョージ・セルの時代に培われた高度なアンサンブルはそのままに、より、ダイナミックで表現の振れ幅の大きな音楽を志向して行くことになります。
 当時のデッカによるセッション録音の音響特性は、そうしたマゼールの芸風と相性が良く、1973年から1979年の6年間にロマン派作品中心におこなわれた録音の数々は、どれも注目度の高いものばかりです。
 ちなみにマゼール&クリーヴランド管弦楽団は、ソニーにもセッション録音をおこなっていましたが、そちらはシャープさを狙ったものが多かったので、より肉感的なデッカ録音とはまた違った個性のサウンドという印象がありました。結果としてどちらもこのコンビの演奏の魅力を十分に伝えていたというのはやはり凄いことだと思います。

【高水準な演奏】
演奏はどれも、この時期のマゼール&クリーヴランド管ならではの緻密な音響と、徹底的に追求されたフォルムの美感や、細部に至るまで掘り起こされる音楽情報の豊富さが印象的なもので、ベートーヴェン、ブラームスからガーシュウィンに至るまで、それぞれの作品にふさわしいスタンスを維持しながらも、場合によってはデフォルメも辞さないその方針はやはり見事というほかありません。
 たとえばリムスキー=コルサコフの『シェエラザード』では、細部まで調整を怠らない色彩感の丁寧な表現が情景描写に大きく寄与、名技的管弦楽法によるアラビアン・ナイトの世界を隅々まで堪能させてくれましたし、プロコフィエフの交響曲第5番では、第1楽章でのスローテンポによる超巨大な盛り上げやその後の切れ味鋭い進行とのコントラスト形成で聴き手を大いに刺激したものです。
 一方で同じプロコフィエフの『ロメオとジュリエット』では、各曲の表情を精緻にバランス良く描き分けてストーリー性を際立たせ、全曲盤ならではの各情景をつなぐ部分まで魅力たっぷりに聴かせてくれていました。
 ラヴェルとドビュッシーは、まだまだフランス音楽が雰囲気的に捉えられていた時代に、鮮烈なサウンドと大胆な表現で話題になったもので、ときに緩急自在に大きな起伏で表情を思い切って変化させるマゼールの手法が実に面白く、加えてオーケストラのクールで技巧的魅力も満載のサウンドが、ラヴェルでもドビュッシーでも奥の奥まで音の情報をえぐり出すかのような面白さがありました。
 こうしたマゼールの手法はベルリオーズとも相性が良く、巨大なレクィエムのほか、『イタリアのハロルド』と『ローマの謝肉祭』でも作品を緊密に構築し、壮大さや敏捷さのどちらにも完璧に対応、高度な統率力ゆえの引き締まった演奏を聴かせる手腕がさすがです。
 オペラにも強かったマゼールは、クリーヴランド管ともオペラ全曲盤を制作。しかもそれまであまり重視されていなかった『ポーギーとベス』というチャレンジングなレパートリーで、なおかつ非常に高度な演奏を実現して、結果的に30年以上に渡って作品を代表する録音として位置づけられてきたのですからやはりその実力恐るべしです。(HMV)

【収録情報】
Disc1
ドビュッシー:
● 交響詩『海』
● 夜想曲
● 管弦楽のための映像〜イベリア

 録音時期:1977〜1978年

Disc2
● ドビュッシー:バレエ音楽『遊戯』
● ラヴェル:バレエ音楽『ダフニスとクロエ』全曲

 録音時期:1974年、1978年

Disc3
● レスピーギ:交響詩『ローマの祭り』
● レスピーギ:交響詩『ローマの松』
● リムスキー=コルサコフ:歌劇『金鶏』組曲

 録音時期:1976年、1979年

Disc4
● プロコフィエフ:交響曲第5番変ロ長調 op.100
● リムスキー=コルサコフ:序曲『ロシアの復活祭』
● リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲

 録音時期:1977年、1979年

Disc5
● グリンカ:『ルスランとリュドミラ』序曲
● リムスキー=コルサコフ:交響組曲『シェエラザード』
● スクリャービン:交響曲第4番『法悦の詩』

 録音時期:1975年、1977年、1978年

Disc6-7
● ベルリオーズ:レクィエム
● ベルリオーズ:交響曲『イタリアのハロルド』

 ケネス・リーゲル(テノール)
 ロバート・ヴァーノン(ヴィオラ)
 録音時期:1978年、1977年

Disc8
● ビゼー:『アルルの女』組曲第1番、第2番
● ビゼー:子供の遊び
● フランク:交響曲ニ短調

 録音時期:1978年、1979年、1976年

Disc9-10
● プロコフィエフ:バレエ音楽『ロメオとジュリエット』全曲

 録音時期:1973年

Disc11-13
● ガーシュウィン:歌劇『ポーギーとベス』全曲

 ウィラード・ホワイト(ポーギー)
 レオーナ・ミッチェル(ベス)
 バーバラ・ヘンドリックス(クララ)、他
 録音時期:1979年

Disc14
● ガーシュウィン:パリのアメリカ人
● ガーシュウィン:キューバ序曲
● ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー

 アイヴァン・デイヴィス(ピアノ)
 録音時期:1974年

● フランク:交響的変奏曲

 パスカル・ロジェ(ピアノ)
 録音時期:1976年

Disc15-17
ブラームス:
● 交響曲第1番ハ短調 Op.68
● 交響曲第2番ニ長調 Op.73
● 交響曲第3番へ長調 Op.90
● 交響曲第4番へ長調 Op.98
● 悲劇的序曲 Op.81
● 大学祝典序曲 Op.80
● ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a

 録音時期:1975年、1976年

Disc18
● ヴェルディ:歌劇『オテロ』よりバレエ音楽(第3幕)
● ヴェルディ:歌劇『ドン・カルロ』よりバッロ・デラ・レジーナ(第3幕)
● ヴェルディ:歌劇『シチリア島の夕べの祈り』〜バレエ音楽『四季』(第3幕)
● ヴェルディ:歌劇『運命の力』序曲
● ベートーヴェン:『プロメテウスの創造物』序曲
● ベルリオーズ:序曲『ローマの謝肉祭』

 録音時期:1974年、1975年

Disc19
● エルガー:チェロ協奏曲
● チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲
● チャイコフスキー:カプリッチョ風小品 ロ短調 Op.62

 リン・ハレル(チェロ)
 録音時期:1979年

● ロッシーニ:歌劇『どろぼうかささぎ』序曲

 録音時期:1975年

 クリーヴランド管弦楽団
 ロリン・マゼール(指揮)

 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. 1. from Dawn Till Noon on the Sea (De L'aube Midi Sur la Mer)
  • 02. 2. Play of the Waves (Jeux de Vagues)
  • 03. 3. Dialogue of the Wind and the Sea (Dialogue Du Vent Et de la Mer)
  • 04. 1. Nuages
  • 05. 2. Ftes
  • 06. 3. Sirnes - Ladies of the Cleveland Orchestra Chorus, the Cleveland Orchestra, Lorin Maazel
  • 07. 1. Par Les Rues Et Par Les Chemins
  • 08. 2. Les Parfums de la Nuit
  • 09. 3. Le Matin D'un Jour de Fte

ディスク   2

  • 01. Introduction Et Danse Religieuse - the Cleveland Orchestra Chorus, the Cleveland Orchestra, Lorin Maazel
  • 02. Scne - Danse Gnrale
  • 03. Danse Grotesque de Dorcon - Scne
  • 04. Danse Lgre Et Gracieuse de Daphnis - the Cleveland Orchestra Chorus, the Cleveland Orchestra, Lorin Maazel
  • 05. Scne - Danse de Lyceion - Scne (Les Pirates)
  • 06. Scne - Danse Lente Et Mystrieuse
  • 07. Introduction - the Cleveland Orchestra Chorus, the Cleveland Orchestra, Lorin Maazel
  • 08. Danse Guerrire - the Cleveland Orchestra Chorus, the Cleveland Orchestra, Lorin Maazel
  • 09. Scne - Danse Suppliante de Chlo
  • 10. Lever Du Jour - Scne - the Cleveland Orchestra Chorus, the Cleveland Orchestra, Lorin Maazel
  • 11. Daphnis Et Chlo Miment L'aventure de Pan Et Syrinx
  • 12. Danse Gnrale - the Cleveland Orchestra Chorus, the Cleveland Orchestra, Lorin Maazel
  • 13. Jeux (Pome Dans)

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音が良くなっている。「ロメジュリ」はダブ...

投稿日:2015/12/31 (木)

音が良くなっている。「ロメジュリ」はダブルデッカがメタリックでやかましい音でがっかりだったが、このセットでは本来の奥行と透明性を回復し、決定的名盤として蘇った。他の演奏も録音も素晴らしく、面白くて聴きだすと止まらない。プロコフィエフの5番でこれほど様々な音が聴こえてくるものはないし、ドビュッシー、ラヴェル、フランクも最高クラスの名演。「ポーギーとベス」も優れた演奏だが、ラトルのグルーヴ感はない。マゼールはノリで指揮することが全くなかったことが伺える。ブラームスも正統派の演奏にみえて随所に仕掛けが用意されており、こういうところをあざといと感じる人もいるだろう。しかし、それも含めてここには絶好調のマゼールとデッカ録音の絶頂が記録されている。生で聴いたこのコンビはむしろCBS録音の音に近かったが、マゼールの時に切れ味が鋭すぎ音楽の膨らみを失ってしまう欠点をデッカの圧倒的な色彩の録音がカバーし、相乗効果で最高の録音芸術になったと思う。マゼールがCBSに移籍して間もなくデッカは崩壊し、マゼールも大きな壁に突き当たることとなり、その音楽も変貌。バイエルン放送響とのブラームスなどけれん味しかない演奏で驚かされた。晩年にマゼールは復活するのだが、音楽業界不況で出ている録音が少ないのは残念。

フォアグラ さん | 愛知県 | 不明

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kuniko89 さん のいう通り、Brahmsの#1〜#4...

投稿日:2015/12/16 (水)

kuniko89 さん のいう通り、Brahmsの#1〜#4だけでも買う価値があると感じます。マゼールとクリーヴランドの演奏は、曲の構造がわかるような明確な演奏。細部でのハーモニーやギミックもスコアから読み取られており、演奏で生かされている。これは良い買い物になった。

氷の丈二 さん | 山梨県 | 不明

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 兎角、あざといイメージのマゼールだが、...

投稿日:2014/11/01 (土)

 兎角、あざといイメージのマゼールだが、クリーヴランドOやベルリンPOとのレコーディングではごく真っ当な演奏をしている。実力者なので、オーケストラの高性能と相俟って、高水準で風格、切れ味のある演奏が聴ける。あまり余計な事をしないマゼールは好きである。 蛇足・・・ブラームスの交響曲全集は、スクリベンダム盤より、このデッカ盤のほうが音質に潤いがありシットリして品がある。これだけでも買いである。

kuniko89 さん | 愛知県 | 不明

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