CD 輸入盤

フランツ・コンヴィチュニーの芸術〜モノラル録音集(7CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SC505
組み枚数
:
7
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

フランツ・コンヴィチュニーの芸術(7CD)
モノラル・レコーディングズ


往年のドイツの名指揮者フランツ・コンヴィチュニー[1901-1962]が遺したモノラル録音から注目度の高い演奏をチョイスしたボックスセット。久々の復活となるライプツィヒ放送響とのベートーヴェンの交響曲第4番、第5番、第9番が目玉となります。

【ライプツィヒ放送響のベートーヴェン4・5・9番】
1950年から1951年にかけてセッション録音されたこれらの演奏は、コンヴィチュニーの芸風に、エネルギッシュな要素が色濃く残されていた時期のものでもあり、力強く緊迫感のある表現で聴かせてくれます。だいぶ以前にフランスのFORLANEからリリースされていたことがあり、マニアにはおなじみの良質音源でもありますが、今回は久しぶりの復活ということで歓迎されるところです。

【ドレスデンとのベートーヴェン第3番】
コンヴィチュニーはシュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者も3年間務めていましたが、その時期にセッション録音したのがこのベートーヴェンの交響曲第3番『英雄』。最初から最後まで完璧な造形美と充実した響きで聴き手を魅了する素晴らしい名演奏です。

【ショスタコーヴィチ第10・11番】
コンヴィチュニーは、48歳でゲヴァントハウス管弦楽団の首席指揮者に就任し、以後、亡くなるまで東ドイツの指揮者として活躍していますが、そうした縁もあってか、ショスタコーヴィチの交響曲も演奏しており、録音でも、シュターツカペレ・ドレスデンとの交響曲第11番と、ゲヴァントハウス管弦楽団との交響曲第10番が遺されています。どちらもコンヴィチュニーならではの各パートのバランスと、独特の重みのあるフレージングにより、シリアスで印象深い演奏となっています。

【ブルックナー第2・4番】
このセットでは、第2番と第4番を収めています。第2番はベルリン放送交響楽団との1951年のライヴ録音で、音質はイマイチですが、じっくりした呼吸で旋律を美しく歌い上げた優れた演奏。第4番はチェコ・フィルとの1952年のセッション録音で、70分近くかけたゆったり落ち着いた雄大なスケール感は、9年後に録音した9分速いウィーン響盤にはない魅力となっています。セッションのため音質も良好。素晴らしいブルックナーです。

【フランツ・コンヴィチュニー】
ヴァイオリンとヴィオラを学んだコンヴィチュニーは、22歳から24歳までの3年間、ライプツィヒ音楽院で勉強しながらライプツィヒの歌劇場やフルトヴェングラー時代のゲヴァントハウス管弦楽団でも演奏経験を積んでいます。
 卒業後はウィーンに移り、フィッツナー弦楽四重奏団のヴィオラ奏者として活動する一方、フォルクス音楽院で教職に就いて、ヴァイオリンと音楽理論を教えて過ごしていました。
 しかし26歳の時には、コンヴィチュニーは指揮者になることを決意し、まずシュトゥットガルト歌劇場の練習指揮者の職を得ます。下積みを経て頭角をあらわしたコンヴィチュニーは、3年後には同劇場の首席指揮者に就任、32歳でフライブルクの音楽総監督となり、その後、フランクフルトの音楽総監督として劇場と演奏会を指揮、戦後はハノーファーとハンブルクで指揮し、48歳のときにゲヴァントハウス管弦楽団の首席指揮者に就任。60歳の時、演奏旅行先のベオグラードで「ミサ・ソレムニス」のリハーサル中に倒れて亡くなるまで同楽団と充実した活動を展開。
 その間、52歳から54歳のときにはドレスデン国立歌劇場の音楽監督とシュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者も兼任、54歳からはベルリン国立歌劇場の音楽監督も兼ねるという東ドイツ最高の指揮者として大活躍していました。

【コンヴィチュニーの芸風】
コンヴィチュニーの音楽は、自身の若き日のオーケストラ楽員や弦楽四重奏団員、教育者としての経験に加え、オペラの練習指揮者から叩き上げた指揮者としての揺るぎのない自信が反映されたものと思われ、実際に聴いてみると、楽譜に対して客観的に誠実に取り組んでいるものが多く、ゆったり目のテンポでスケール大きく描きあげられた演奏は、オケの音色もあって実に魅力的。
 当時のコンサート・オーケストラは大編成での演奏が主流だったため、存在感ある弦楽サウンドもコンヴィチュニー&ゲヴァントハウス管弦楽団の特徴ともなっていましたが、ここではライプツィヒ放送交響楽団を指揮した演奏でも同様の傾向があったことが確認できるほか、シュターツカペレ・ドレスデンとの演奏では、さらに柔軟な魅力もあったことがよくわかります。(HMV)

【収録情報】
Disc1
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』

I. Allegro con brio [16:16]
II. Marcia funebre: Adagio assai [17:42]
III. Scherzo: Allegro vivace [06:21]
IV. Finale: Allegro molto [11:46]

 シュターツカペレ・ドレスデン
 録音時期:1955年
 1962 VEB Deutsche Schallplatten - c 2013 Scribendum Ltd.

Disc2
ブルックナー:交響曲第2番ハ短調 WAB102(1877年 ハース版)

I. Ziemlich schnell [19:34]
II. Adagio. Feierlich, etwas bewegt [17:49]
III. Scherzo. Schnell [08:49]
IV. Finale. Mehr schnell [18:17]

 ベルリン放送交響楽団
 録音時期:1951年
 1962 VEB Deutsche Schallplatten - c 2013 Scribendum Ltd.

Disc3
ブルックナー:交響曲第4番ホ長調 WAB104(1881年原典版 ハース版)

I. Bewegt, nicht zu schnell [18:50]
II. Andante quasi Allegretto [18:44]
III. Scherzo. Bewegt [10:59]
IV. Finale. Bewegt, nicht zu schnell [21:09]

 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1952年
 c 2013 Scribendum Ltd.

Disc4
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ホ短調 Op.93

I. Moderato [22:47]
II. Allegro [03:54]
III. Allegretto [11:28]
IV. Andante - Allegro [12:34]

 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
 録音時期:1954年
 1957 VEB Deutsche Schallplatten - c 2013 Scribendum Ltd.

Disc5
ショスタコーヴィチ:交響曲第11番ト短調 Op.103『1905年』

I. Adagio (The Palace Square) [16:20]
II. Allegro (The 9th of January) [18:40]
III. Adagio (Eternal Memory) [14:04]
IV. Allegro non troppo (The Tocsin) [15:08]

 シュターツカペレ・ドレスデン
 録音時期:1959年
 1960 VEB Deutsche Schallplatten - c 2013 Scribendum Ltd.

Disc6
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 Op.60

I. Adagio, Allegro vivace [12:13]
II. Adagio [09:48]
III. Menuetto: Allegro vivace [05:57]
IV. Allegro, ma non troppo [06:58]

ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』
I. Allegro con brio [07:23]
II. Andante con moto [11:00]
III. Allegro [05:19]
IV. Allegro [08:27]

 ライプツィヒ放送交響楽団
 録音時期:1950年(第4番)、1951年(第5番)
 c 2013 Scribendum Ltd.

Disc7
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』

I. Allegro ma non troppo, un poco maestoso [18:15]
II. Scherzo: Molto vivace - Presto [12:04]
III. Adagio molto e cantabile [17:06]
IV. Finale: Presto - Ode to Joy [22:11]

 ハンネ=ローレ・クーゼ(ソプラノ)
 エヴァ・フライシャー(コントラルト)
 ロルフ・アブレック(テノール)
 ハンス・クラーマー(バス)
 ライプツィヒ放送交響楽団&合唱団
 録音時期:1950年
 c 2013 Scribendum Ltd.

 フランツ・コンヴィチュニー(指揮)

ユーザーレビュー

総合評価

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ベートーヴェンの3枚については後年のステ...

投稿日:2020/05/28 (木)

ベートーヴェンの3枚については後年のステレオ録音が存在していますし、ブルックナーもショスタコーヴィチも良い録音で聴きたいような曲です。ということで、なかなか手を出しにくいセットですが、コンヴィチュニーに期待して買ってしまいました。結果は大当たり。全てモノラルですが録音状態は予想以上に良好で、聴き始めに少しだけモノラルであることを意識しますが、聴き進めていくと録音のことは忘れてしまいます。この指揮者は余り長生きしませんでしたが、晩年の50歳代になると、曲を知り尽くしたような安定的で巨匠的な演奏を残してくれました。

アイル さん | 滋賀県 | 不明

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英雄は素晴らしい演奏だと思います。若干残...

投稿日:2019/03/16 (土)

英雄は素晴らしい演奏だと思います。若干残響が強いが、それもまた心地よい。

fuka さん | 東京都 | 不明

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まず録音だが、全体に残響が付加されている...

投稿日:2015/12/27 (日)

まず録音だが、全体に残響が付加されている。機械的エコーのような仕上がりではなく、疑似ステのような焦点の曖昧な不自然な感じもなく、直接音が中央にクリアに定位して、大変聴きやすい。中でも、エロイカは最新の録音と比べてもそん色なく、この曲のベストの録音のひとつである。ブルックナーは、2番の旋律の息の長さが素晴らしく、4番も、凡庸な演奏だと、冗長で聴き映えのしない第二楽章が実にロマン的な素晴らしい演奏となっている。録音も十分鑑賞にたえる。ベートーヴェンは、4番と5番は、少々地味だが、重心は低く、かつてのドイツの演奏というのはこのようなものであったはずだ。9番も大変良い。特に、第三楽章の透明な美しさは筆舌に尽くしがたく、また声楽陣の歌唱も大変クリアにとられており、素晴らしい。第一楽章のコーダは、リタルダンドして、大見得をきるのが時代がかっているが、宇野功芳氏の第九演奏のモデルはもしかして、これではないかとさえ思える。ショスタコーヴィチの10番と11番は、これらのモノラル録音としては最上のものと昔から定評がある。10番のスケルツォなど4分を切るスピードで駆け抜けるが、且つ重心が低く、ブラスの底力も素晴らしい。これが現今999円(2015年12月現在)だから、入手しない手はないだろう。

七海耀 さん | 埼玉県 | 不明

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