CD 輸入盤

トスカニーニHMV録音集(6CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
7233342
組み枚数
:
6
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明

EMI ICON
トスカニーニHMV録音集(6CD)
BBC交響楽団との名演の数々


アルトゥーロ・トスカニーニ[1867-1957]がエネルギッシュにアメリカとヨーロッパを行き来していた1930年代、設立間もないBBC交響楽団の音楽監督だったエードリアン・ボールト[1889-1983]に請われておこなったのが一連のBBC響への客演でした。
 1935年から1939年にかけてロンドンのクイーンズ・ホールでおこなわれ大成功を収めたこれらのコンサートと、同時にいくつかおこなわれたレコーディングにより、音は古いながらも、まだまだ元気だったトスカニーニの見事な演奏を楽しめる貴重な音源として、高く評価されてきたのがこれら一連の録音です。(HMV)。

Disc1
・エルガー:創作主題による変奏曲『エニグマ』Op. 36
 録音:1935年6月3日(ライヴ)

・シベリウス:交響曲第2番 ニ長調 Op. 43
 録音:1938年6月10日(ライヴ)

Disc2
・ワーグナー:『ファウスト』序曲
・ワーグナー:楽劇『神々の黄昏』より『ジークフリートの死〜葬送行進曲』
・ワーグナー:楽劇『パルジファル』より『前奏曲〜聖金曜日の奇跡』
 録音:1935年6月5日(ライヴ)

・ドビュッシー:『海』
 録音:1935年6月12、14日(ライヴ)

Disc3
・モーツァルト:歌劇『魔笛』序曲
・ロッシーニ:歌劇『絹のはしご』序曲
 録音:1938年6月2日(ライヴ)

・ロッシーニ:歌劇『セミラーミデ』序曲
 録音:1935年6月12日(ライヴ)

・メンデルスゾーン:『夏の夜の夢』〜ノクターン
・メンデルスゾーン:『夏の夜の夢』〜スケルツォ
 録音:1935年6月14日(ライヴ)

・ウェーバー:舞踏への招待 Op. 65 (ベルリオーズ編)
 録音:1938年6月2日

・ベートーヴェン:序曲『レオノーレ』第1番 Op. 138
・ベートーヴェン:序曲『プロメテウスの創造物』 Op. 43
 録音:1939年6月1日

・ブラームス:悲劇的序曲 Op. 81
 録音:1937年10月25日

Disc4
・ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調 Op. 21
 録音:1937年10月25日&1938年6月2日

・ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 『田園』 Op. 68
 録音:1937年6月17日、10月21-22日

Disc5
・ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調 Op. 60
・ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op. 92
 録音:1939年6月1月、1935年6月14日(ライヴ)

Disc6
・ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op. 73
 録音:1938年6月10月(ライヴ)

・ブラームス:交響曲第4番 ホ長調 Op. 98
 録音:1935年6月3&5日

 BBC交響楽団
 アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)


総合評価

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4.5

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このセットはBMG・SONYのトスカニーニ録音...

投稿日:2014/05/09 (金)

このセットはBMG・SONYのトスカニーニ録音集ボックスとは別の,1935〜1939年ロンドン・ライブを中心とした録音集で,NBC響とのデッドな録音とは違って会場に豊かに広がる残響あり,オケがBBC響のためなのか力量が高く,とてもよく歌い,大変音楽的です。その意味では,NBC響でとは違った柔軟な音楽づくりを行うトスカニーニの顔を見ることができる,貴重な録音集と言えるでしょう。特に小品では緩急やポルタメントを自在に操り,ロマンチックに表現されています。例えば「魔笛」序曲や「セミラーミデ」序曲などでは導入部分で緩やかなテンポをとりながら主部に入ると快速になってたたみかけるなど,演出巧者ぶりがうかがえます。したがって,どの曲も演奏は秀逸。録音もこの年代にしてはかなり良い状態で,SP録音によくある蚊の鳴くようなか細い音ではなく,低音の量感が十分あり,SP録音特有の周期的なワウフラがほとんど見られず,キズに起因するピチパチもほぼ取り去られ,鑑賞に問題が無くなるよう配慮されています。ただし全般的に高域の音量が不足気味であることと,大音量の所では歪みが顔を出して音の潤いを失うことがあるので,そう言った部分を含んで購入を判断する必要があるようです。また,曲によってf特バランスが異なるのでEQで調整しながら聴くことをお薦めします。このセットは録音年代による音質のため一般愛好家向けには適切ではないかも知れませんが,トスカニーニに関心のある人には必携なのではないでしょうか。

広島のパヴァンヌ さん | 広島県 | 不明

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このセットはBMG・SONYのトスカニーニ録音...

投稿日:2014/05/09 (金)

このセットはBMG・SONYのトスカニーニ録音集ボックスとは別の,1935〜1939年ロンドン・ライブを中心とした録音集で,NBC響とのデッドな録音とは違って会場に豊かに広がる残響あり,オケがBBC響のためなのか力量が高く,とてもよく歌い,大変音楽的です。その意味では,NBC響でとは違った柔軟な音楽づくりを行うトスカニーニの顔を見ることができる,貴重な録音集と言えるでしょう。特に小品では緩急やポルタメントを自在に操り,ロマンチックに表現されています。例えば「魔笛」序曲や「セミラーミデ」序曲などでは導入部分で緩やかなテンポをとりながら主部に入ると快速になってたたみかけるなど,演出巧者ぶりがうかがえます。したがって,どの曲も演奏は秀逸。録音もこの年代にしてはかなり良い状態で,SP録音によくある蚊の鳴くようなか細い音ではなく,低音の量感が十分あり,SP録音特有の周期的なワウフラがほとんど見られず,キズに起因するピチパチもほぼ取り去られ,鑑賞に問題が無くなるよう配慮されています。ただし全般的に高域の音量が不足気味であることと,大音量の所では歪みが顔を出して音の潤いを失うことがあるので,そう言った部分を含んで購入を判断する必要があるようです。また,曲によってf特バランスが異なるのでEQで調整しながら聴くことをお薦めします。このセットは録音年代による音質のため一般愛好家向けには適切ではないかも知れませんが,トスカニーニに関心のある人には必携なのではないでしょうか。

広島のパヴァンヌ さん | 広島県 | 不明

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NBC交響楽団時代の録音は既にBMG・SONYから...

投稿日:2013/08/20 (火)

NBC交響楽団時代の録音は既にBMG・SONYから出ており、それ以前のHMV=EMIに残る英国客演時の録音集。ほとんどがライヴ録音で、1930年代半ばから後半のものとしてはましな音質で残っているのは幸いである。トスカニーニの鼻歌や唸りが随所に聞こえ、会場の残響の長さも相まってか、NBCとの演奏より自在でロマンティックな印象だ。収録されたものもモーツアルト、ベートーヴェン、ブラームスのほか、ワーグナーやシベリウス、ドビュッシーなど多彩だ。NYPとのベートーヴェンにもみられるが、1930年代までのトスカニーニは比較的ロマン的な演奏をしていた証左である。一部の評論家が話を分かりやすくするため流布した風評のせいだが、トスカニーニが情緒のかけらもない即物主義の権化と決めつけられているが、その前に、まずはこれを聴き、トスカニーニの別の顔を知るべきである。NBCの演奏での熱い情熱と歌、峻厳な造形のほかに、柔軟な抒情とロマンがある。ベートーヴェンの4、6、7番やブラ2、4にまず目が行くが、特にワーグナーの黄昏やパルジファルは必聴で、意外にテンポが遅く、全曲録音がマイスタージンガーのライヴ録音以外ほとんどない彼のワーグナー演奏の姿がしのばれる。当時のBBC交響楽団もボールトの薫陶で技量は高く、この一連の録音のきっかけを作った功績を含め、この歴史的名盤の影の立役者として賞賛されるべきだろう。

eroicka さん | 不明 | 不明

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