【中古:盤質AB】 ドヴォルザーク：新世界より、Ｒ＝コルサコフ：シェエラザード、ベートーヴェン、他　コンドラシン＆ウィーン・フィル、コンセルトヘボウ、チョン・キョン

3 Classic Albums
ドヴォルザーク：新世界より、リムスキー＝コルサコフ：シェエラザード、ボロディン：交響曲第2番、ベートーヴェン：ヴァイオリン協奏曲（３ＣＤ）
コンドラシン、ウィーン・フィル、コンセルトヘボウ、他

デッカとDGで展開される「3 Classic Albums」シリーズは、有名アーティストのアルバムから3枚選び、それぞれのディスクをオリジナル・ジャケット仕様の紙ジャケットに収めたセットです。

【コンドラシン】
ソ連の生んだ名指揮者、キリル・コンドラシン[1914-1981]は、1978年にソ連から亡命して、コンセルトヘボウ管などへの客演で着々と西側での声望を高め、クーベリックの後継としてバイエルン放送響の首席指揮者に着任する予定でした。
　しかし彼は、1981年3月7日、クラウス・テンシュテットが本番直前にキャンセルした北ドイツ放送交響楽団のアムステルダム公演（マーラーの交響曲第1番ほか）で代役を引き受け、演奏会を大成功に終わらせたものの、直後に具合が悪くなり搬送先の病院で急死してしまいます。
　コンドラシンはソ連時代には積極的にレコーディングをおこなっていますが、亡命後は、3年を経ずに亡くなってしまったため、結果として西側録音は数が多くありません。しかし、クオリティはどれも驚くほど高く、このセットで聴ける3枚のアルバムも、これまで世界の音楽ファンから高い評価を得てきたものばかりです。（ＨＭＶ）

【収録情報】

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Disc1
ドヴォルザーク：新世界より

ウィーン・フィルとの初録音。コンドラシンによる西側レーベルの録音は数が少なく、特に亡命後の正規録音は僅かですが、デッカ・レーベルでは1979年9月に3日間かけてデジタル方式でセッション録音、ゾフィエンザールに響くウィーン・フィルの濃密なサウンドを駆使したコンドラシンの立派な演奏を味わうことが可能となりました。

● ドヴォルザーク：交響曲第9番ホ短調 Op.95『新世界より』

　ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
　キリル・コンドラシン（指揮）

　録音時期：1979年9月
　録音場所：ウィーン、ゾフィエンザール
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）

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Disc2
シェエラザード＆ボロディン第2番

『シェエラザード』は、フィリップスによるコンセルトヘボウのセッション録音がいかに素晴らしいものか改めて実感させてくれる名演・名録音。細部までどこをとっても完璧な内容。名コンマス、ヘルマン・クレバースのソロも申しぶんありません。
　翌年の収録となるボロディンの交響曲第2番はライヴ録音ですが、こちらも上質なサウンドで、実演のコンドラシンの熱い演奏をよく伝えてくれます。

● リムスキー＝コルサコフ：交響組曲『シェエラザード』 Op.35
● ボロディン：交響曲第2番ロ短調

　ヘルマン・クレバース（ヴァイオリン・ソロ：1）
　ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
　キリル・コンドラシン（指揮）

　録音時期：1979年6月、1980年6月（ボロディン）
　録音場所：アムステルダム、コンセルトヘボウ
　録音方式：ステレオ（アナログ）
　原盤：PHILIPS

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Disc3
ベートーヴェン：ヴァイオリン協奏曲

『新世界より』と同時期にセッション録音された名演奏。若きチョン・キョンファの切れ味鋭くテンションの高いヴァイオリン・ソロと、コンドラシン指揮するウィーン・フィルの濃厚壮大なサウンドの組み合わせが素晴らしい名演奏。

● ベートーヴェン：ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61

　チョン・キョンファ（ヴァイオリン）
　ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
　キリル・コンドラシン（指揮）

　録音時期：1979年9月
　録音場所：ウィーン、ゾフィエンザール
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）