スメタナ：ピアノ三重奏曲、ラヴェル：ピアノ三重奏曲、ワトキンス：三重奏曲　ヴァイトハース、ヘッカー、フォークト、マンツ、他

シュパヌンゲン音楽祭ライヴ・シリーズ
世界初録音となるワトキンスのトリオほか、珠玉のトリオ集

「C Avi」レーベルからリリースされているシュパヌンゲン音楽祭ライヴ・シリーズ、待望の最新盤！　第１弾（4260085532599）に引き続き、本アルバムでも豪華名手陣による卓越したアンサンブルを堪能できます。
　シュパヌンゲン音楽祭はドイツのケルン近郊の町ハイムバッハで毎夏に催されている室内楽音楽祭で、2011年はピアノに焦点を当てた多彩なプログラムが好評を博しました。本アルバムで注目なのは、この音楽祭の委嘱作品で、初演されたヒュー・ワトキンス[1976-]のトリオ。このライヴ音源が世界初録音となります。20世紀半ばまで活躍したウェールズの詩人ディラン・トマスの詩にあてた作品で、細かな音符が複雑に絡み合って生み出される繊細かつ抒情的な音のうねりが美しい作品。ワトキンス自身がピアノを担当している他、難関ミュンヘン国際音楽コンクールで40年ぶりの第１位に輝いた注目の若手セバスティアン・マンツがクラリネットを演奏しています。
　また、本アルバムにはスメタナとラヴェルのピアノ三重奏曲も収録。スメタナのピアノ三重奏曲では、ヴァイトハースが奏でる慟哭のような冒頭のヴァイオリン・ソロに冒頭からぐっと惹きこまれます。2012年６月に日本公演を控えるヘッカーのチェロも必聴です。一方、ラヴェルでは繊細かつ流麗なアンサンブルにうっとり。音楽祭の主宰者でもあるフォークトをはじめ、名手たちによる洗練された掛け合いに聴き入ります。（キングインターナショナル）

【収録情報】
・スメタナ：ピアノ三重奏曲ト短調 op.15
　アンティエ・ヴァイトハース（ヴァイオリン）
　マリー＝エリザベート・ヘッカー（チェロ）
　ヒュー・ワトキンス（ピアノ）
　録音時期：2011年6月11日

・ラヴェル：ピアノ三重奏曲イ短調
　フローリアン・ドンダラー（ヴァイオリン）
　ターニャ・テツラフ（チェロ）
　ラルス・フォークト（ピアノ）
　録音時期：2011年6月12日

・ワトキンス：クラリネット、ヴィオラ、ピアノのためのトリオ (2011)
　セバスティアン・マンツ（クラリネット）
　フローリアン・ドンダラー（ヴァイオリン）
　ヒュー・ワトキンス（ピアノ）
　録音時期：2011年6月10日
　世界初録音

　録音場所：ドイツ、ハイムバッハ、シュパヌンゲン音楽祭
　録音方式：ステレオ（デジタル／ライヴ）