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【中古:盤質AB】 マルタ・アルゲリッチ&フレンズ ライヴ・フロム・ザ・ルガノ・フェスティヴァル2010(3CD)

中古情報

新品ジャケット
こちら ※参考のため、実際の商品と異なる場合がございます
:
AB
特記事項
:
BOX仕様,3枚組み,ブックレット付き
:
HMV record shop オンライン

基本情報

ジャンル
カタログNo
0708362
レーベル
Emi
Europe
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)

マルタ・アルゲリッチ&フレンズ
ライヴ・フロム・ルガノ 2010
(3CD 初回生産限定盤)


今回のアルゲリッチの演奏は大注目レパートリー!

・ショパン:ピアノ協奏曲第1番
・リスト:交響詩『レ・プレリュード』
・バルトーク:2台のピアノとパーカッションのためのソナタ
・シューマンの室内楽


アルゲリッチを中心に、彼女の親しい音楽仲間や新進アーティストが集合して毎年6月の開催が恒例となったスイス、ルガノでのフェスティヴァルでのライヴ録音集。
 このシリーズでは一貫したデザインを採用していましたが、今回はクラムシェル・ボックス仕様となり、各CDは紙製ケースに収納されています。20ページ・ブックレットが付属。(HMV)


【ショパン:ピアノ協奏曲第1番】
アルゲリッチが若い頃から得意にしているレパートリーだけに、アバドデュトワとのセッション録音盤のほかにもいくつかのライヴ盤がリリースされていましたが、ライヴ盤は演奏は凄いものの音質条件に恵まれないものが多かったこともあり、今回のルガーノ盤の登場は非常に注目されるところです。
 このルガノ・フェスティヴァルでのスイス・イタリア語放送管弦楽団とのピアノ協奏曲録音としては、なんといってもショスタコーヴィチの第1番が有名で、そこでの音質がきわめて優秀なものだっただけに今回のクオリティにも期待の持てるところです。

【リスト:レ・プレリュード】
リスト自身によって管弦楽版から2台ピアノ版に編曲されたヴァージョンによる演奏。『レ・プレリュード』は、ピアノ曲『詩的で宗教的な調べ』完成の翌年に、同じく詩人ラマルティーヌの作品にインスパイアされて書かれた交響詩で、ピアノ・ヴァージョンでは詩的な美しさが際立っているのがポイントです。
 今回の演奏でアルゲリッチが共演者に選んだのは、1952年生まれのアルゼンチン人ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ダニエル・リヴェラ。アルゲリッチ初のレパートリーとしても注目度の高い録音です。

【バルトーク:2台のピアノとパーカッションのためのソナタ】
アルゲリッチ得意のレパートリーで、コヴァセヴィチ盤フレイレ盤という2種のセッション録音がありましたが、ライヴ録音のリリースは初めて。しかも共演ピアニストは33年前のセッションでも組んでいた元パートナーで、近年は円熟したピアニズムで人気のコヴァセヴィチというのも嬉しい驚きです。パーカッションの2人、ルイ・ソーヴェトル(フランス)とダニロ・グラッシ(イタリア)は、共に現代音楽の分野を中心にヨーロッパで活躍中の演奏家。

【シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番】
交響曲第3番『ライン』の翌年に書かれ、素材的な関連もあるヴァイオリン・ソナタ第1番は、シューマンが友人のダーフィトと妻のクララを意識して書いたこともあって、ピアノとヴァイオリンのバランスが対等なのが特徴。
 アルゲリッチはシューマンの音楽が大好きだと語っていますが、この作品についてもすでにクレーメルとのセッション録音盤のほか、2002年のルガーノでゲザ・ホッス=レゴツキとライヴ録音盤ルノー・カプソンと2005年に共演した映像作品の3種類がリリースされていました。今回は2005年のDVDと同じくルノー・カプソンとの共演です。

【シューマン:チェロとピアノのためのアダージョとアレグロ】
原曲はシューマンが39歳のときに書いたホルンとピアノのための作品ですが、チェロ版、ヴァイオリン版の楽譜も残され、さらに現在ではヴィオラやコントラバス、オーボエ、チューバにも編曲演奏されるなど、人気曲となっています。
 アルゲリッチはこの作品を好んでおり、ロストロポーヴィチ盤マイスキー盤という豪華なセッション録音がすでに存在します。
 今回は仲の良い若手ゴーティエ・カプソンとの共演で、2つの濃密なセッション録音とはまた違った味わいの演奏が期待されます。

【ショパン:2台のピアノのためのロンド】
ショパンが18歳の時、まず独奏用として作曲したロンドを、友人のユリアン・フォンタナと演奏するために2台ピアノ版に編曲したもの。
 2台ピアノならではの音域の広さ、華麗な響きが魅力の音楽で、ロシアの2人の名手リーリャ・ジルベルシテインとセルゲイ・エデルマンが共演するという豪華な演奏で楽しめます。

【ブラームス:シューマンの主題による変奏曲】
シューマンが自殺未遂により入院した直後、ブラームスが21歳の時に作曲し、クララに献呈した作品。自身の主題を用いたこの変奏曲のことをシューマンは高く評価していました。
 ここではブラームスを得意とするフランスの名手、ニコラ・アンゲリッシュと、マイスキーの娘のピアニスト、リリーが共演しています。

【コルンゴルト:ピアノ五重奏曲】
コルンゴルト若き日、ヨーロッパでクラシックの作曲家として活躍していた時代の室内楽の傑作。オペラ『死の都』の直後の作だけに甘美な旋律が印象的で、後期ロマン派風な目の詰んだ響きも魅力十分。
 演奏は、ロシアの若手モギレフスキー(ピアノ)に、同じくロシアのベテラン、ドロビンスキー(チェロ)、ドイツ出まれのロシア人、マルグリス(ヴァイオリン)、カナダのホール(ヴァイオリン)、アメリカのロマノフ=シュヴァルツベルグ(ヴィオラ)という面々によるものです。
【グラナドス:ピアノ五重奏曲】
1898年、グラナドスが31歳のときに書かれた作品。ピアニストとしても活躍していたグラナドスはピアノ曲で有名ですが、オペラや歌曲、室内楽なども残しています。このピアノ五重奏曲は、ロマン派風の聴きやすい仕上がりの音楽で、大きめの編成の室内楽ならではの多彩な表現、グラナドスらしい民俗風味も魅力です。
 演奏は、アルゲリッチから稀有な才能と絶賛されるガブリエラ・モンテーロのピアノを軸に、濃い芸風のホッス=レゴツキ、マルグリス姉妹などが参加したものです。

【ストラヴィンスキー:火の鳥】
雄弁なオーケストレーションの魅力を誇るストラヴィンスキーの『火の鳥』組曲を、なんとかピアノだけで演奏してしまおうということで、3台のピアノ用にアレンジした注目ヴァージョンの登場。
 編曲者は1984年イタリア生まれのカルロ・マリア・グリグオーリで、演奏にも参加しています。共演のジョルジァ・トマッシ、アレッサンドロ・ステッラもイタリアの若手です。

【グレインジャー:2台のピアノのための幻想曲】
作曲家でピアニストのパーシー・グレインジャーが、ガーシュウィンの傑作オペラ『ポーギーとベス』から主要なナンバーを10曲抜粋して2台のピアノのためにアレンジした幻想曲。1951年につくられた作品で、ピアノ・デュオの定番レパートリーになっている人気作でもあります。
 演奏はおなじみのガブリエラ・モンテーロに、ベルギー生まれのアレクサンダー・ガーニング(グルニング)の組み合わせです。

【シュニトケ:ピアノ五重奏曲】
母の死を悼むピアノ五重奏曲は、完成まで4年もかかった力作で、その内容の深さと完成度の高さからシュニトケの代表作とされているものです(ちなみにオーケストラ版は『イン・メモリアム』)。悲痛な美しさの印象に残る傑作です。

【収録情報】
CD1
・シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調 作品105
 ルノー・カプソン(ヴァイオリン)
 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)

・ショパン:2台のピアノのためのロンド ハ長調 作品73
 リーリャ・ジルベルシテイン(ピアノ)
 セルゲイ・エデルマン(ピアノ)

・ブラームス:シューマンの主題による変奏曲 作品23
 ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)
 リリー・マイスキー(ピアノ)

・ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調 作品11
 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
 スイス・イタリア語放送管弦楽団
 ヤーチェク・カスプシーク(指揮)

CD2
・シューマン:チェロとピアノのためのアダージョとアレグロ 作品70
 ゴーティエ・カプソン(チェロ)
 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)

・リスト:交響詩『前奏曲(レ・プレリュード)』S637/R359(作曲者による2台のピアノ版)
 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
 ダニエル・リヴェラ(ピアノ)

・コルンゴルト:ピアノ五重奏曲ホ長調 作品15
 アレクサンドル・モギレフスキー(ピアノ)
 アリッサ・マルグリス(ヴァイオリン)
 ルチア・ホール(ヴァイオリン)
 ノラ・ロマノフ=シュヴァルツベルグ(ヴィオラ)
 マルク・ドロビンスキー(チェロ)

・バルトーク:2台のピアノとパーカッションのためのソナタ Sz110
 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
 スティーヴン・コヴァセヴィチ(ピアノ)
 ルイ・ソーヴェトル(パーカッション)
 ダニロ・グラッシ(パーカッション)

CD3
・グラナドス:ピアノ五重奏曲ト短調 作品49
 ガブリエラ・モンテーロ(ピアノ)
 アリッサ・マルグリス(ヴァイオリン)
 ゲザ・ホッス=レゴツキ(ヴァイオリン)
 リダ・チェン(ヴィオラ)
 ナタリア・マルグリス(チェロ)

・ストラヴィンスキー:『火の鳥』組曲(カルロ・マリア・グリグオーリによる3台のピアノ版)
 ジョルジァ・トマッシ(ピアノ)
 カルロ・マリア・グリグオーリ(ピアノ)
 アレッサンドロ・ステッラ(ピアノ)

・グレインジャー:2台のピアノのための幻想曲(ガーシュウィンの『ポーギーとベス』による)
 ガブリエラ・モンテーロ(ピアノ)
 アレクサンダー・ガーニング(ピアノ)

・シュニトケ:ピアノ五重奏曲
 リーリャ・ジルベルシテイン(ピアノ)
 ノラ・ロマノフ=シュヴァルツベルグ(ヴァイオリン)
 リーダ・チェン(ヴィオラ)
 ホルヘ・ボッソ(チェロ)

 録音時期:2010年
 録音方式:デジタル(ライヴ)

総合評価

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カプソンの弾くシューマンをはじめ好きな曲...

投稿日:2024/02/19 (月)

カプソンの弾くシューマンをはじめ好きな曲が多く含まれている好ましいセットである。レヴューはカプソンのシューマンについてのみ。この曲をLPで初めて聴いた時すぐに好きになった。ブルガリアのミラノヴァ女史から豊田氏等までLPはかなり集めた。予想していたがカプソンのシューマンは申し分ない出来ばえで何の不満もないほど上手い。クレメールを超えた演奏だと思う。しかし、私には大事な演奏がある、独エレクトローラLPで初めて聴いた、ウルフ・ヘルシャーがベロフと録音した演奏である。ヴァイオリンの上手さは明らかにカプソンのほうが上手い。だが、ヘルシャー盤にはカプソンにはないにびいろのやや重たい音色があり、それが大変魅力的なのである。CDも独エレクトローラで出ていると思う。このセットに聴くカプソンのシューマンも申し分なく名演で、未聴の方はぜひご一聴あれ、とお勧めしたい。

robin さん | 兵庫県 | 不明

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ショパンはほとんど聴く機会がないのだが(...

投稿日:2013/04/04 (木)

ショパンはほとんど聴く機会がないのだが(好みの問題です)、このピアコンはアルゲリッチの演奏が素晴らしいだけでなくオケも魅力的で、「ショパンもいいなぁ」と思わせてくれた。で、この盤の目的はバルトーク。これがまた実に小気味よく、心地良く響いてくる。その他の楽曲も、演奏を楽しんでいる様子が思い浮かぶような素晴らしいものだ。若いころの天才的即興性も大好きだが、聴き手を嬉しくさせてくれ、かつ落ち着いた風情のこの盤に出会え、とても満足している。

爺さん さん | 千葉県 | 不明

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ショパンのピアノ・コンチェルト第一番、ア...

投稿日:2011/09/01 (木)

ショパンのピアノ・コンチェルト第一番、アルゲリッチの変幻自在のピアニズムは健在!それにしてもこの曲の録音はライヴ盤を含めて結構あるのに全く同じような演奏がない。この曲を演奏するごとに毎回、即興的なひらめきがあるのだろう。 フレンズの演奏では、コルンゴルト、グラナドス、シュニトケの各ピアノ五重奏曲が気に入った。

静流 さん | 福岡県 | 不明

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