Classical Collection (Vocal Music) Review List
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Posted Date:2025/12/01
長年クラシック音楽を聴いているが、たまたまこのアルバムの存在を知った。清く心が洗われる。
私老害かしら . |70year
Posted Date:2025/10/18
イギリスの哀愁漂う歌曲とアメリカの現代作品が不思議と調和を見せている。それには歌声の見事な響きと表現力が発揮されてのことであろう。美しい響きでいつまでも浸りたい演奏である。
げたんは .
Posted Date:2025/07/27
ギターと声の取り合わせが珍しく、素晴らしい。名曲が新たによみがえるようで、聞いていて感動する。まっすぐな声がギターによく呼応して、新たな世界に引き込まれるようだ。
げたんは .
Posted Date:2023/10/28
やはりクラシックの声楽技歌ったシャンソンの域を出ない。オーケストラ伴奏の編曲が素晴らしい分歌がオーソドックスに留まる。往年の高英男や芦野宏を思い出す。要するに良い声で下手ではないが、その先のプラスが乏しい。シャンソンが好きなことは選曲からしてよくわかり、やりたいこともわかるが、ポピュラーシンガーのオリジナリティを超えていない。
angel .
Posted Date:2023/04/18
同盤のコンビによる「私の夢(シューベルトの散文にインスピレーションを得たドラマ仕立ての音楽作品集、2020年録音)」を聴いたのち、この盤に辿り着いた。こちらのインスピレーションの源泉はライン川。ライン川は、ヨーロッパの文化・芸術の発想の源のひとつといってもよいのだろう。ワーグナーのライン川に端を発する楽劇から音楽が開かれていく。ライン川の様々な表情を縁取るようにシューベルト・シューマン・ブラームスなどの歌たちがいろどりを添えていく。曲はドイツものだが、変な堅苦しさはなく、柔らかな絹の生地をそっと添えたような肌触りの良さと滑らかさはフランスの演奏家だからこそなせるのか? 作曲者も聴いたかもしれない当時(複製ではあるが)のホルンの響きは特に美しい。音楽によるライン川散策。音楽にとどまらず、詩・文学・絵画にも興味は広がる。ライン川の流れのように滔々と…。
うーつん .
Posted Date:2023/01/06
リタ・シュトライヒはルチア・ポップらと並んで史上屈指のコロラトゥーラ・ソプラノながら、音源の流通量が少なく、このボックスは極めて貴重です。歌曲、オペラ・アリアの主要レパートリーがしっかり入っており、ファンにはたまらない内容。キュートかつ気品ある歌唱を満喫できます。モノラルのものも聞きやすい音質で、マリア・カラスのライブのようなことはありありません。
座頭 .
Posted Date:2021/10/23
ロンドンでミュージカルナンバーや映画音楽を大編成オケでやるとなるとジョン・ウィルソンが有名だが、ロイヤル・フィル・ポップスも根強く活動を続けている。これまでRPOレーベルから出ていたが、今回ナクソスから登場。バルカムのアレンジはオーソドックスなもので意表を突くことは全くないが、こうしたスタンダード中のスタンダードをフルオーケストラで聴く機会自体少なくこれはこれで楽しめる。ヴォーカルのカーリュー、ビックリーもRPOポップスの常連だが、これまでの録音に比べカーリューの声が衰えているのが残念。そこをジャズセンスを加味して凌ごうとしているがあまり上手くない。ジャズヴォーカルならシナトラをはじめ名唱だらけだからね。次回はメンバーチェンジをお願いしたい。
フォアグラ .
Posted Date:2021/09/13
メジャーレーベル(RCA VICTOR)が良くも悪くも販売した勇気に感服します。まさに、珍盤中の珍盤。これこそ百聞は一見にしかずで、余計なレビューは要りません。。とにかく、聞いてみてください。後は、皆様の判断に委ねます。
k.k .
Posted Date:2021/07/30
今年購入したCDの中で最も気に入っています。イギリス音楽らしい豊かな情感と洗練されたセンスが一体となった、重苦しくない歌の数々は大きな聴く喜びを与えてくれます。声楽陣、伴奏とも優れたメンバーが集まっているのも魅力です。
好事家 .
Posted Date:2021/07/08
フランスのカウンターテナー、フィリップ・ジャルスキーによるポール・ヴェルレーヌの詩に基づいて作曲されたフランス歌曲集。ヴェルレーヌは、言うまでもなくデカダンと象徴主義を体現した偉大な詩人で、多くの作曲家がその詩に啓発されて作曲活動を行った。その詩はアーンが指摘するように、特有の抽象性と官能性を伴ったもので、そのことが音楽に一層の力を与えた。ジャルスキーのようなカウンターテナーがこれらの作品を録音することは少ない。彼らの領域は、本来はバロック期の教会音楽、それにカウンターテナーの歌唱を前提とした一部の近現代音楽であろう。当盤に収録された歌曲も、カウンターテナーの歌唱を前提とはしない作品。しかし、ジャルスキーは、その声質を活かし、シャブリエ、ドビュッシーから近代シャンソンまで、非常に面白いニュアンスに富む演奏を繰り広げた。ジャルスキーの声は、これらの歌曲の歌唱においては、独特の繊細さを感じさせる。限定的な歌唱法は、フランス語特有の母音の扱いを踏まえて、不思議な色合いを讃える。それは蓄音機から流れてくるようなノスタルジックな情感であったり、ゾクッとするような官能的な感覚であったりする。冒頭のレオ・フェレの「感傷的な会話」から、新しいフランス歌曲の味わいが拓けたような、新鮮さと、声質がもたらす感傷が入り混じった色調が印象的。そして、しばしば加えられるエベーヌ・カルテットによる弦の響きが、絶妙の効果をもたらす。デュクロのピアノもうまい。出過ぎることはなく、しかし、行間の情をほのかに引き出す高貴さに溢れている。例えば、ヴァレーズの一品のピアノの音色に注意深く聴き入って欲しい。曲も美しいものばかり。中でも私が好きなのはアーン「空は、屋根のうえで(牢獄)」である。ヴェルレーヌが、ランボーに発砲し負傷させたことで、収監された牢獄の中で綴った詩である。ヴェルレーヌ29歳の時の迷いと嘆きが淡く綴られる詩に、アーンは透明でさりげない旋律を与えた。私が昔よく聴いたのは、カミーユ・モラーヌの名演であったが、ジャルスキーの歌唱はまったく新しい、天から牢獄にいるヴェルレーヌに語りかけるように響く。
ココパナ .
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