CD 輸入盤

グリーン〜フランス歌曲集第2集 ジャルスキー(2CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
2564616695
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

グリーン〜フランス歌曲集第2集(ヴェルレーヌの詩による)
フィリップ・ジャルスキー


人気のカウンターテナー、ジャルスキーのフランス歌曲集第2集。19世紀フランスの代表的詩人、ポール・ヴェルレーヌの詩に附曲された幅い広いジャンルの作曲家による作品を収録したアルバムです。
 作曲者はシャルル・ボルド、ジョルジュ・ブラッサンス、カントルーブ、キャプレ、シャブリエ、ショーソン、ドビュッシー、セヴラック、フォーレ、レオ・フェレ、アーン、オネゲル、ケクラン、マスネ、ポルドウスキ(ヴィエニアフスキ夫人)、サン=サーンス、ジョゼフ・シュツルツ、シャルル・トレネ、ヴァレーズと、クラシックからシャンソン界までの幅広い作品が収録されています。(ERATO)

【収録情報】
Disc1
1. レオ・フェレ:『感傷的な会話』
2. フォーレ:『秋の歌』 Op.5-1
3. セヴラック:『空は、屋根のうえで』
4. スルク:『月の光』
5. ドビュッシー:『ひっそりと』
6. ドビュッシー :『操り人形』
7. ドビュッシー:『月の光』
8. フォーレ:『それは愁いをおびた陶酔』
9. ショーソン:『聴いてください、とても優しい歌なのです』
10. フォーレ:『グリーン』
11. シャルル・ボルド:『おお、悲しみに、悲しみにくれたぼくのたましい』
12. サン=サーンス:『野を渡る風』
13. フォーレ:『ひっそりと』
14. シャブリエ:『フィシュ=トン=カンの歌』
15. レイナルド・アーン:『ひっそりと』
16. フォーレ:『空は、屋根のうえで』
17. ドビュッシー:『マンドリン』
18. ショーソン:『白い月』
19. オネゲル:『大きな黒い眠り』
20. フォーレ:『心のなかに涙が降っている』
21. マスネ:『白い月』
22. ヴァレーズ:『大きな黒い眠り』
23. レオ・フェレ:『聴いてください、とても優しい歌なのです』

Disc2
1. フォーレ:『月の光』
2. レイナルド・アーン:『秋の歌』
3. カプレ:『グリーン』
4. ドビュッシー:『心のなかに涙が降っている』
5. ポルドウスキ:『白い月』
6. ポルドウスキ:『コロンビーヌ』
7. トレネ:『秋の歌』
8. ポルドウスキ:『マンドリン』
9. フロラン・シュミット:『心のなかに涙が降っている』
10. レイナルド・アーン:『空は、屋根のうえで』
11. シャブリエ:『プッサーの歌』
12. ケクラン:『心のなかに涙が降っている』
13. フォーレ:『白い月』
14. シャルル・ボルド:『感傷的な散歩』
15. ドビュッシー:『グリーン』
16. カントルーブ:『感傷的な会話』
17. ドビュッシー:『無邪気なひとたち』
18. ドビュッシー:『半獣神』
19. ドビュッシー:『感傷的な会話』
20. ジョルジュ・ブラッサンス:『コロンビーヌ』

 フィリップ・ジャルスキー(カウンターテノール)
 ナタリー・シュトゥッツマン(コントラルト:Disc1-21)
 ジャン・ロシュフォール(ナレーション)
 エベーヌ・カルテット
 ジェローム・デュクロ(ピアノ)

 録音方式:ステレオ(デジタル)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Colloque Sentimental
  • 02. 5 Melodies, Op 58 Dites 'Venise': I Mandoline
  • 03. Prison
  • 04. 10 Melodies, Op 83: I Clair De Lune
  • 05. Fetes Galantes, Fl 86, Book I: I En Sourdine
  • 06. Fetes Galantes, Fl 86, Book I: Ii Fantoches
  • 07. Fetes Galantes, Fl 86, Book I: Iii Clair De Lune
  • 08. 5 Melodies Dites "Venise", Op 58: V C'Est L'Extase
  • 09. Ecoutez La Chanson Bien Douce
  • 10. 5 Melodies Dites 'Venise', Op 58: Iii Green
  • 11. O Triste, Triste tait Mon me
  • 12. Le Vent Dans La Plaine
  • 13. 5 Melodies Dites "Venise", Op 58: Ii En Sourdine
  • 14. Fisch-Ton-Kan, D. 23: "Qui Je Suis, Qui Je Suis" (Fisch-Ton-Kan)
  • 15. 7 Chansons Grises: Iv. En Sourdine
  • 16. 2 Melodies, Op 83: I Prison
  • 17. Mandoline, Fl. 29
  • 18. Apaisement
  • 19. Un Grand Sommeil Noir
  • 20. 4 Melodies, Op 51: Iii Spleen
  • 21. Revons, C'Est L'Heure
  • 22. Un Grand Sommeil Noir
  • 23. Ecoutez La Chanson Bien Douce

ディスク   2

  • 01. 2 Melodies, Op 46: Ii Clair De Lune
  • 02. 7 Chansons Grises: I. Chanson D'Automne
  • 03. Green
  • 04. Ariettes Oubliees, Fl 63: Ii Il Pleure Dans Mon Coeur
  • 05. L'Heure Exquise
  • 06. Colombine
  • 07. Chanson D'Automne
  • 08. Mandoline
  • 09. 3 Melodies, Op 4: Ii Il Pleure Dans Mon Coeur
  • 10. 20 Melodies, Book I: Xvi D'Une Prison
  • 11. Fisch-Ton-Kan, D. 23: "J'Engraisse" (Poussah)
  • 12. 4 Melodies, Op 22: Iv Il Pleure Dans Mon Coeur
  • 13. La Bonne Chanson, Op. 61: Iii. La Lune Blanche Luit Dans Les Bois
  • 14. Promenade Sentimentale
  • 15. Ariettes Oubliees, Fl 63: V Aquarelles, 1: Green
  • 16. Colloque Sentimental
  • 17. Fetes Galantes, Fl 114, Book Ii: I Les Ingenus
  • 18. Fetes Galantes, Fl 114, Book Ii: Ii Le Faune
  • 19. Fetes Galantes, Fl 114, Book Ii: Iii Colloque Sentimental
  • 20. Colombine

ユーザーレビュー

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フランスのカウンターテナー、フィリップ・...

投稿日:2021/07/08 (木)

フランスのカウンターテナー、フィリップ・ジャルスキーによるポール・ヴェルレーヌの詩に基づいて作曲されたフランス歌曲集。ヴェルレーヌは、言うまでもなくデカダンと象徴主義を体現した偉大な詩人で、多くの作曲家がその詩に啓発されて作曲活動を行った。その詩はアーンが指摘するように、特有の抽象性と官能性を伴ったもので、そのことが音楽に一層の力を与えた。ジャルスキーのようなカウンターテナーがこれらの作品を録音することは少ない。彼らの領域は、本来はバロック期の教会音楽、それにカウンターテナーの歌唱を前提とした一部の近現代音楽であろう。当盤に収録された歌曲も、カウンターテナーの歌唱を前提とはしない作品。しかし、ジャルスキーは、その声質を活かし、シャブリエ、ドビュッシーから近代シャンソンまで、非常に面白いニュアンスに富む演奏を繰り広げた。ジャルスキーの声は、これらの歌曲の歌唱においては、独特の繊細さを感じさせる。限定的な歌唱法は、フランス語特有の母音の扱いを踏まえて、不思議な色合いを讃える。それは蓄音機から流れてくるようなノスタルジックな情感であったり、ゾクッとするような官能的な感覚であったりする。冒頭のレオ・フェレの「感傷的な会話」から、新しいフランス歌曲の味わいが拓けたような、新鮮さと、声質がもたらす感傷が入り混じった色調が印象的。そして、しばしば加えられるエベーヌ・カルテットによる弦の響きが、絶妙の効果をもたらす。デュクロのピアノもうまい。出過ぎることはなく、しかし、行間の情をほのかに引き出す高貴さに溢れている。例えば、ヴァレーズの一品のピアノの音色に注意深く聴き入って欲しい。曲も美しいものばかり。中でも私が好きなのはアーン「空は、屋根のうえで(牢獄)」である。ヴェルレーヌが、ランボーに発砲し負傷させたことで、収監された牢獄の中で綴った詩である。ヴェルレーヌ29歳の時の迷いと嘆きが淡く綴られる詩に、アーンは透明でさりげない旋律を与えた。私が昔よく聴いたのは、カミーユ・モラーヌの名演であったが、ジャルスキーの歌唱はまったく新しい、天から牢獄にいるヴェルレーヌに語りかけるように響く。

ココパナ さん | 北海道 | 不明

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