気鋭の新世代奏者が極めて自然なタッチで導く「大バッハの源流」
ポーランドのワンダ・ランドフスカ記念国際チェンバロ・コンクールやミラノ国際チェンバロ・コンクールで入賞、2023年にはブリュッヘ(ブルージュ)国際古楽コンクールで3位入賞を果たしたアメリカ新世代のチェンバロ奏者ゲイブリエル・スモールウッドのソロ・デビューアルバム。
ヴァイマールで宮廷オルガン奏者となる前までのバッハの修業時代の作品群に光を当て、両親を喪った少年時代の彼が身を寄せていた兄の手稿譜コレクションに見つかる他の作曲家たちの作品と共に弾いています。周到なプログラム配列で弾き進めてゆくスモールウッドのタッチは驚くほど自然かつ説得力に満ちており、18世紀ドイツ製モデルのチェンバロから引き出される美しい音と相まって聴くほどに引き込まれる演奏内容。17世紀末から活躍していた先達たちの作品から違和感なく最初期のバッハ作品に移り、トッカータ BWV.910やカプリッチョ BWV.992など比較的よく知られた作品まで瑞々しい感覚で真価を再認識させてくれます。
エンジニアリングは「RAMEE」レーベルの創設者で元バロック・ヴァイオリン奏者でもある技師ライナー・アルント。繊細な耳で捉えられた古楽器の音色と空間のほどよい協和が、大バッハへと連なるドイツの古い伝統に裏打ちされた各作品の味わいをこの上なく魅力的に伝えます。(輸入元情報)
【収録情報】
01. ディートリヒ・ブクステフーデ[1637-1707]:前奏曲 ト短調 BuxWV 163
02. J.S.バッハ[1685-1750]:ファンタジア ト短調 BWV.917
03. J.S.バッハ:カプリッチョ 変ロ長調 BWV.992『最愛の兄の旅立ちに』
04. 作者不詳:クラント 変ロ長調
05. J.S.バッハ:前奏曲とフーガ イ長調 BWV.896
06. クリスティアン・リッター[c.1645/50-after 1725]:組曲 嬰ヘ短調
07. J.S.バッハ:トッカータ 嬰ヘ短調 BWV.910
08. ゲオルク・ベーム[1661-1733]:カプリッチョ ニ長調
09. J.S.バッハ:ソナタ ニ長調 BWV.963
10. 作者不詳:コラール『わが愛しき神に』
11. ヨハン・アダム・ラインケン[1643-1722]:トッカータ ト長調
ゲイブリエル・スモールウッド(チェンバロ)
使用楽器:ハノーファーのクリスティアン・ファーター1738年製作モデルに基づく、ミラノのアンドレア・レステッリ1998年製作の再現楽器
録音時期:2024年11月23-26日
録音場所:ドイツ南西部バーデン=ヴュルテンベルク州グレンツァハ=ヴィーレン、聖レオデガール福音教会
録音方式:ステレオ(デジタル)