現代のアコーディオン作品集
1994年生まれの若き女性アコーディオン奏者デ・ラ・オス。数々のコンクールで受賞経験を持つ彼女は現在、バーゼルで現代音楽を学ぶほか、世界初演曲の演奏も数多くこなし、作曲家が要求する超絶技巧にもやすやすと応える存在です。このアルバムでもソロだけでなくアンサンブルにも見事な順応性を見せる彼女、その才能に世界中が注目しています。
オルガ・モラルは1992年バルセロナ生まれ。すでにスペイン、フランス、ドイツで演奏活動を多く行うだけでなく、スペインのユース管弦楽団(JONDE)とも共演。もちろんコンクール受賞歴も多い逸材です。もう一人のアンデル・タレリアは「アコーディオンの天才」として高く評価されており、このアルバムでも安定した技巧による悠々たる演奏を聴かせています。3人の共演は『Penumbra』の1曲のみですが、この曲では意表を突く音を楽しむことができます。アコーディオンの概念が覆されるような興味深い1枚です。(輸入元情報)
【収録情報】
1. デュケ:Iduna
2. ウルキーサ[1988-]:Assur
3. エドラー=コペス[1976-]:Rumores de limite I, 'Escuchar al viento'
4. サントコフスキー:Desierto y oasis
5. リュウ・ウェン[1988-]:Penumbra
6. ボニラウリ[1964-]:Al Tasto 010
7. ホセ・ドミンゲス・ロブレス:3つのノクトゥルノス
8. ストーク:Botschaft
9. アブラミドウ:Vocx
マリア・スボメンディ・デ・ラ・オス(アコーディオン:1,5,6,8,9)
アンデル・タレリア(アコーディオン:2,3,4,5)
オルガ・モラル(アコーディオン:5,7)
ルシア・オタエギ(クラリネット:2,4)
エリサ・アイロン(チェロ:2)
アイトル・ウカール(ギター:3)
ハイゼ・リザラズ(ピアノ:6)
マッディ・サンス・サンチェス(ハープ:8)
アガーテ・アミリビア・ガライ(チェロ:8)
ラウラ・ガルシア・イタルテ(クラリネット:9)
録音:2017年7月12-15日、Musikene, San Sebastian, Spain