CD 輸入盤

チャールズ・マッケラス EMIレコーディングス(5CD限定盤)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
0981892
組み枚数
:
5
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明

マッケラス/EMIレコーディングス
春の祭典、マラ5、ドヴォ7、エニグマ、他
CD5枚組限定盤


2010年7月14日に亡くなられたアラン・チャールズ・マクローリン・マッケラスは、1925年11月17日、オーストラリア人を両親に、アメリカのニューヨーク州に誕生。幼い頃にシドニーに移り、7歳でヴァイオリンを学び、ほどなくフルートの学習も始めます。その後、同地のニュー・サウス・ウェールズ音楽院でオーボエとピアノ、作曲を学びます。同音楽院を卒業したマッケラスは、シドニー交響楽団の首席オーボエ奏者に就任。
 戦後、指揮に興味を持ったマッケラスは1947年にイギリスに渡ってロンドンを生活の拠点とし、同年、クラリネット奏者のジュディ・ウィルキンスと結婚します。そして1年間プラハに留学し、チェコ語も学んで、名指揮者ヴァーツラヒ・ターリヒに指揮を師事、その地で出会ったヤナーチェクの音楽に深く魅了され、研究をすることとなります。
 1948年にイギリスに戻り、サドラーズ・ウェルズ・オペラでヨハン・シュトラウスの『こうもり』で指揮者デビュー。1953年まで同オペラで指揮をおこない、1951年にはヤナーチェクのオペラを初めて英国に紹介し、『カーチャ・カバノヴァー』英国初演で注目を集めます。
 1954年から1956年にかけてはBBCコンサート管弦楽団の首席指揮者を務める一方、当時興り始めた「時代様式演奏」にも関心を示し、1959年、ヘンデルの『王宮の花火の音楽』では大きな話題を呼ぶこととなります。そして1963年には、ショスタコーヴィチの『カテリーナ・イズマイロヴァ』で、コヴェント・ガーデン王立歌劇場にデビューするなど、多彩な活動を展開。
 その後、1966年から1970年にかけて、ハンブルク国立歌劇場の第1指揮者を務め、1970年にはサドラーズ・ウェルズ・オペラの音楽監督に就任、同劇場は1974年にイングリッシュ・ナショナル・オペラと改名していますが、マッケラスは1977年まで音楽監督の地位にありました。
 1978年、ヤナーチェク賞、1979年、ナイトの称号を授与され、1979年からBBC交響楽団の首席客演指揮者、1982年、シドニー交響楽団の首席指揮者に就任。
 1986年から1992年まではウェールズ・ナショナル・オペラの音楽監督を務め、1992年、スコティッシュ室内管弦楽団の首席客演指揮者、1993年、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団とサンフランシスコ・オペラの首席客演指揮者、1996年にはチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者を兼務。
 マッケラスは、ヘンデルやモーツァルト、ベートーヴェンなどの演奏に定評があり、ブラームスからマーラー、チャイコフスキー、ストラヴィンスキー、ショスタコーヴィチにいたる広範なレパートリーで優れた演奏を聴かせていました。特にヤナーチェクをはじめとするチェコ音楽では、スペシャリストとして世界的な評価を得ており、楽譜の校訂も含めてその普及に大いに貢献、名を残しています。

【EMI ICON BOX】
今回、EMIから登場する5枚組ボックスには、そうしたマッケラスの魅力に迫るべく多種多様な作品が収録されています。
 Disc1には、要所を力強く引き締めたドヴォルザークの交響曲第7番と、ピリオド・スタイルも加味されたモーツァルトの交響曲第40番を収録。40番はほかに2種の録音がありますがこれは最初の1975年の録音。
 Disc2には、マッケラスが楽譜の復元をおこなったサリヴァンのチェロ協奏曲と、マッケラス若き日の1959年にステレオ録音されたヤナーチェクのシンフォニエッタの豪快な演奏、そして1987年に録音されたストラヴィンスキー『春の祭典』の熱演を収録。
 Disc3には、ディリアス、エルガー、コーツというイギリス音楽を収録。
 Disc4には、1990年に録音されたマーラーの交響曲第5番の表情豊かな快演のほか、シュワルツコップの伴奏をしたブラームスとフランクを収録。
 Disc5には、得意としていたサリヴァンに加え、ヘンデル『メサイア』の抜粋を収録しています。装丁はクラムシェル・ボックス仕様で、各ディスクは紙製ケース入り、24ページのブックレットが付属します。(HMV)

【収録情報】
Disc1
・モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.550
・ドヴォルザーク:交響曲第7番ニ短調 作品70
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

Disc2
・サリヴァン/マッケラス編:チェロ協奏曲ニ長調
 ジュリアン・ロイド・ウェッバー(チェロ)
 ロンドン交響楽団

・ヤナーチェク:シンフォニエッタ 作品60
 プロ・アルテ管弦楽団

・ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』(1947改訂版)
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

Disc3
・ディリアス:『パリ〜大都会の歌』
 ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団

・エルガー:エニグマ変奏曲
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

・コーツ:The Merrymakers - Miniature Overture
・コーツ:組曲『夏の日』
・コーツ:眠っているようなラグーンのほとりで
・コーツ:幻想曲『3匹の熊』
 ロンドン交響楽団

Disc4
・ブラームス/マッケラス編:14の子供の民謡より第4曲「眠りの精」
・フランク/マッケラス編:Panis angelicus(天使の糧)
 エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
 フィルハーモニア管弦楽団

・マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
 ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団

Disc5
・サリヴァン:Ruddigore (or The Witch's Curse) 序曲
・サリヴァン:ミカド(またはティティプの町)序曲
 フィルハーモニア管弦楽団

・サリヴァン/マッケラス編:Pineapple Poll
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

・ヘンデル:『メサイア』より
 エリザベス・ハーウッド(ソプラノ)
 ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)
 ロバート・ティアー(テナー)
 アンブロジアン・シンガーズ
 イギリス室内管弦楽団

 サー・チャールズ・マッケラス(指揮)

ユーザーレビュー

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壮年マッケラスに青年マッケラスが挟まった...

投稿日:2017/04/28 (金)

壮年マッケラスに青年マッケラスが挟まった集成 チェコの人とばかり思っていた アメリカ生まれのオーストラリア人とは知らなかった ヤナーチェクやドヴォルジャークもあるが印象深いのはサリヴァンやコーツやディーリアスそしてエルガーの演奏なのだ この五枚のほぼ半分のスペースを占めている 血は争えないというが ブリティッシュ・フェアリーが呼び集めたかのようではないか ミューズを その歌こごろはどこそこで誰かに学んだから身についたものではないだろう 実に伸びやかで長閑なこころの歌である 殊更に思いの丈を込めたりする人ではない清廉と前進性がどの音楽のどの隅々にまで行き渡っているので清々しい 生涯青春の潔さを失わなかったマッケラスの老いることがなかった音楽を愛す マッケラス・ファンは言うに及ばず多くの人の胸に滲みる音楽がここにある ご一聴を   

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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デッカの3枚組とエグニマがダブっているが...

投稿日:2011/09/13 (火)

デッカの3枚組とエグニマがダブっているが、当然オケは違うのでダブりなし。そりゃそうだ。でも、昨今、欧米のレーベルは渾然一体となって、縛りなし。何でもあり。それを考えれば、枚数が多く、後追いなのに、実に、宜しいご選択で。まあ、色々、文句ばっかり言っているEMI様に、若干、気は引けますが最高を贈りましょう。

蓮華人 さん | 千葉県 | 不明

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