CD 輸入盤

ワンダ・ランドフスカ名演集(10CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
PH22027
組み枚数
:
10
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

これほど生き生きと表情豊かなチェンバロ演奏があったとは!

ワンダ(ヴァンダ)・ランドフスカ[1879-1959]はチェンバロを現代に復興させたこの楽器の女王。彼女はSP、モノラルLPともに多くの録音を残していますが、いずれも霊感あふれる壮絶な演奏を見せています。そのなかから彼女の魅力を最良に表したものを10枚にまとめました。
 ランドフスカの芸風はロマンティックで、今日の古楽解釈からは批判される向きもありますが、そうした衒学的な価値観を超えた説得力と生命力に満ちていて心を掴まれます。ファリャやプーランクが彼女のために協奏曲を作ったのも頷けます。
 このボックスには1933年録音の『ゴルトベルク変奏曲』、渡米後の『平均律クラヴイーア曲集』全48曲が抜かりなく収録されているのが見逃せません。そのほかスカルラッティのソナタ20篇やハイドン、ヘンデル、バッハのニ短調の協奏曲も大歓迎、いずれも粒ぞろいの名演です。
 さらに嬉しいのは、最終巻でピアノを披露していること。ピアニストとしてもショパンの曾孫弟子にあたる名手で、得意のモーツァルトを表情豊かに聴かせてくれます。(輸入元情報)

【収録情報】


Disc1(78:40)
1. D.スカルラッティ:ソナタ ニ長調 K.443(L.418)
2. D.スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K.32(L.423)
3. ラモー:王太子妃
4. シャンボニエール:サラバンド ニ短調
5. F.クープラン:神秘的なバリケード
6. F.クープラン:女道化師
7. パーセル:グラウンド ハ短調
8. 作者不詳:ナイチンゲール
9. ヘンデル:調子のよい鍛冶屋
10. モーツァルト:トルコ行進曲
11. モーツァルト:メヌエット ニ長調 K.355
12. モーツァルト:ロンド ニ長調 K.485
14. J.S.バッハ:ヴィヴァルディによる協奏曲ニ長調 BWV.972
14. J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ ホ長調 BWV.1016
15. J.S.バッハ:前奏曲、フーガとアレグロ変ホ長調 BWV.998

 ワンダ・ランドフスカ(チェンバロ)
 イェフディ・メニューイン(ヴァイオリン:14)

 録音:1946年5月、7月(1-14,15) 1944年12月28日(14)、ニューヨーク
Disc2(78:52)
J.S.バッハ:
1. ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
2. パルティータ第2番ハ短調 BWV.826
3. カプリッチョ 変ロ長調『最愛の兄の旅立ちにあたって』 BWV.992

 ワンダ・ランドフスカ(チェンバロ)

 録音:1933年11月、パリ
Disc3(63:57)
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻
1. 第1番ハ長調 BWV.846(録音:1949年3月31日、ニューヨーク)
2. 第2番ハ短調 BWV.847(録音:1949年5月7日、ニューヨーク)
3. 第3番嬰ハ長調 BWV.848(録音:1949年6月12日、ニューヨーク)
4. 第4番嬰ハ短調 BWV.849(録音:1949年5月21日、6月6日、ニューヨーク)
5. 第5番ニ長調 BWV.850(録音:1949年5月7日、ニューヨーク)
6. 第6番ニ短調 BWV.851(録音:1949年6月11日、ニューヨーク)
7. 第7番変ホ長調 BWV.852(録音:1949年5月15日、6月6日、ニューヨーク)
8. 第8番嬰ニ短調 BWV.853(録音:1949年3月26日、ニューヨーク)
9. 第9番ホ長調 BWV.854(録音:1950年5月28日、レークヴィル)
10. 第10番ホ短調 BWV.855(録音:1950年6月10日、レークヴィル)
11. 第11番ヘ長調 BWV.856(録音:1950年6月27日、レークヴィル)
12. 第12番ヘ短調 BWV.857(録音:1950年6月10/24日、レークヴィル)

 ワンダ・ランドフスカ(チェンバロ)
Disc4(69:02)
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻(つづき)
1. 第13番嬰ヘ長調 BWV.858(録音:1950年5月28日、レークヴィル)
2. 第14番嬰ヘ短調 BWV.859(録音:1950年6月4日、レークヴィル)
3. 第15番ト長調 BWV.860(録音:1950年6月27日、レークヴィル)
4. 第16番ト短調 BWV.861(録音:1950年5月27日、レークヴィル)
5. 第17番変イ長調 BWV.862(録音:1950年12月10日、レークヴィル)
6. 第18番嬰ト短調 BWV.863(録音:1950年12月11日、レークヴィル)
7. 第19番イ長調 BWV.864(録音:1950年5月25日、レークヴィル)
8. 第20番イ短調 BWV.865(録音:1950年2月2日、12月11日、レークヴィル)
9. 第21番変ロ長調 BWV.866(録音:1950年11月20日、レークヴィル)
10. 第22番変ロ短調 BWV.867(録音:1950年11月18,20日、レークヴィル)
11. 第23番ロ長調 BWV.868(録音:1950年12月11日、レークヴィル)
12. 第24番ロ短調 BWV.869(録音:1951年2月6,7,14日、レークヴィル)

 ワンダ・ランドフスカ(チェンバロ)
Disc5(61:27)
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第2巻
1. 第1番ハ長調 BWV.870(録音:1951年8月7日、レークヴィル)
2. 第2番ハ短調 BWV.871(録音:1951年7月21日、レークヴィル)
3. 第3番嬰ハ長調 BWV.872(録音:1951年7月21日、レークヴィル)
4. 第4番嬰ハ短調 BWV.873(録音:1951年8月6日、レークヴィル)
5. 第5番ニ長調 BWV.874(録音:1951年9月23日、レークヴィル)
6. 第6番ニ短調 BWV.875(録音:1951年10月7日、レークヴィル)
7. 第7番変ホ長調 BWV.876(録音:1951年10月8日、レークヴィル)
8. 第8番嬰ニ短調 BWV.877(録音:1951年9月8/21日、レークヴィル)
9. 第9番ホ長調 BWV.878(録音:1952年3月、レークヴィル)

 ワンダ・ランドフスカ(チェンバロ)
Disc6(66:38)
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第2巻(つづき)
1. 第10番ホ短調 BWV.879(録音:1952年1月、レークヴィル)
2. 第11番ヘ長調 BWV.880(録音:1952年2月、レークヴィル)
3. 第12番ヘ短調 BWV.881(録音:1952年1月、レークヴィル)
4. 第13番嬰ヘ長調 BWV.882(録音:1952年3月、レークヴィル)
5. 第14番嬰ヘ短調 BWV.883(録音:1952年3月、レークヴィル)
6. 第15番ト長調 BWV.884(録音:1952年1月、レークヴィル)
7. 第16番ト短調 BWV.885(録音:1952年2月、レークヴィル)
8. 第17番変イ長調 BWV.886(録音:1952年12月17日、1953年9月29日、レークヴィル)

 ワンダ・ランドフスカ(チェンバロ)
Disc7(51:50)
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第2巻(つづき)
1. 第18番嬰ト短調 BWV.887(録音:1953年5月29日、10月19日、レークヴィル)
2. 第19番イ長調 BWV.888(録音:1953年2月6,7日、レークヴィル)
3. 第20番イ短調 BWV.889(録音:1953年9月16日、レークヴィル)
4. 第21番変ロ長調 BWV.890(録音:1953年8月25日、1954年1月19日、レークヴィル)
5. 第22番変ロ短調 BWV.891(録音:1954年1月28日、レークヴィル)
6. 第23番ロ長調 BWV.892(録音:1953年1月29日、1954年3月31日、レークヴィル)
7. 第24番ロ短調 BWV.893(録音:1953年1月30日、1954年3月23日、レークヴィル)

 ワンダ・ランドフスカ(チェンバロ)
Disc8(77:51)
1. ハイドン:チェンバロ協奏曲ニ長調 Hob.XVIII:11
2. ヘンデル:オルガン協奏曲第6番変ロ長調HWV294(チェンバロ版)
3. J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲第1番ニ短調 BWV.1052
4. J.S.バッハ:トッカータ ニ長調 BWV.912
5. J.S.バッハ:フランス組曲第6番ホ長調 BWV.817

 ワンダ・ランドフスカ(チェンバロ)
 ウジェーヌ・ビゴー指揮、管弦楽団(1-3)

 録音:1937年(1,2) 、1938年12月(3)、1936年9月(4)、12月(5)、パリ
Disc9(52:29)
D.スカルラッティ:ソナタ集
1. ト長調 K.124(L.232)
2. ト短調 K.8(L.488)
3. ニ長調 K.430(L.463)
4. ヘ短調 K.519(L.475)
5. ハ長調 K.159(L.104)
6. ヘ長調 K.107(L.474)
7. ホ長調 K.380(L.23)
8. 嬰ハ短調 K.247(L.256)
9. 嬰ヘ短調 K.447(L.294)
10. ホ長調 K.20(L.375)
11. ト長調 K.328(L.27)
12. ニ長調 K.397(L.208)
13. ニ短調 K.32(L.423)
14. ニ短調 K.141(L.422)
15. ヘ短調 K.481(L.187)
16. ニ長調 K.492(L.14)
17. ト短調 K.234(L.49)
18. ヘ長調 K.6(L.479)
19. 変ホ長調 K.193(L.142)
20. ト短調 K.450(L.338)

 ワンダ・ランドフスカ(チェンバロ)

 録音:1934年9月10-12日(1-12,17-20)、1939年(14-16)、パリ
Disc10(75:24)
モーツァルト:
1. ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K.482
2. ピアノ・ソナタ第5番ト長調 K.283
3. ロンド イ短調 K.511
4. 田園舞曲 K.606(ランドフスカ編)
5. 幻想曲 ニ短調 K.397

 ワンダ・ランドフスカ(ピアノ)

 録音:1945年12月2日

 モノラル録音

ユーザーレビュー

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価値あるセットだと思う。かつて”United A...

投稿日:2023/09/23 (土)

価値あるセットだと思う。かつて”United Archive”が1940年までのヨーロッパ録音を網羅したセットを出していたが、こちらはそのあと、渡米してからの録音がメインだ。ダブるのは二枚目のバッハと八枚目の協奏曲、スカルラッティのソナタの約半分、モーツァルトのごく一部だけで、なんといっても平均律全曲が丁寧に五枚のCDに収められているのが素晴らしい。両方のセットでランドフスカのセッション録音を概ね網羅できるのではないか。カークパトリックやレオンハルト以降は、考証を踏まえた繊細なチェンバロの音が主流になり、ランドフスカやバルヒャのような音量のあるたくましくコシのある演奏は、先覚者たちによるものでありながら亜流のような扱いを受けている感がある。しかし、この力強いバッハや表情たっぷりのラモーの何が悪いのか?これも古楽を蘇らせたある時代の音楽の生き生きとしたドキュメントだ。ヴァルヒャのバッハ録音のセットなどとともに聴いてみてください。何といっても買えるうちに。

kentaroh さん | 新潟県 | 不明

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