紙つなげ!彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場

佐々涼子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784152094605
ISBN 10 : 4152094605
フォーマット
出版社
発行年月
2014年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
267p;20

内容詳細

東日本大震災で被災した日本製紙・石巻工場。機能は全停止し、従業員でさえ復旧は無理だと考えた。しかし社長は半年での復旧を宣言。その日から彼らの戦いは始まった。


紙の本を愛する全ての人へ
「8号(出版用紙を製造する巨大マシン)が止まるときは、この国の出版が倒れる時です」


――2011年3月11日、宮城県石巻市の日本製紙石巻工場は津波に飲みこまれ、完全に機能停止した。
製紙工場には「何があっても絶対に紙を供給し続ける」という出版社との約束がある。
しかし状況は、従業員の誰もが「工場は死んだ」と口にするほど絶望的だった。
にもかかわらず、工場長は半年での復興を宣言。


その日から、従業員たちの闘いが始まった。


食料の入手は容易ではなく、電気もガスも水道も復旧していない状態での作業は、困難を極めた。東京の本社営業部と石巻工場の意見の対立さえ生まれた。だが、従業員はみな、工場のため、石巻のため、そして、出版社と本を待つ読者のために力を尽くした。


震災の絶望から、工場の復興までを徹底取材した傑作ノンフィクション。


【日本製紙石巻工場とは?】
日本の出版用紙の約4割が日本製紙で作られ、石巻工場はその基幹工場として、1日あたり約2500トンもの紙を生産。
■代表的な作品
文庫本…百田尚樹『永遠のゼロ』(講談社文庫)
単行本…村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(文藝春秋)、池井戸潤『ロスジェネの逆襲』(ダイヤモンド社)
コミック…『ONE PIECE』(集英社)など。




【著者紹介】
佐々涼子 : 1968年生まれ。早稲田大学法学部卒業。日本語教師を経て、ノンフィクションライターに。2012年『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』で第10回集英社・開高健ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • starbro さん

    斜陽産業の雄、日本製紙と殿様商売の巨大企業の東京電力との差を改めて感じました。トップのリーダーシップ、ミドルの素晴らしいマネジメント、担当者の粘り強い頑張り、三位一体となって短期間で脅威的な工場の再生を成し遂げたんだと思います。日本の企業もまだ捨てたもんじゃないですネ!

  • 文庫フリーク@灯れ松明の火(微速前進中) さん

    【感謝を込めて・あなた-日本製紙石巻工場復興に関わった方々へ】雨にも負けず風にも負けず 水に浸かっても破れず 毎日めくっても耐えうる丈夫な体を持ち 退色抑え コロコロコミックをめくる 小さな柔らかな手を傷つけぬ 優しさ宿す紙 未曾有の震災に 命有った者は命喪った者に 家族無事だった者は家族喪った者に 家残った者は家失った者に 負い目とも罪悪感ともつかぬ複雑な想い抱え 報道されぬ 人の汚い姿を目の当たりにした職人たち 誰もが無理と諦めた工場復興に トップの下した命は 会社存亡賭けた「半年復興」→ 

  • masa さん

    3日前の「復興の書店」を契機に再読。私の得意先である仙台市内の倉庫会社には日本製紙石巻工場で製造された巨大な紙のロールが日々、天井一杯に積まれている。3・11当日も倉庫会社での商談直後、地面が大きく揺れたのだ。読書は「絶対紙派」の私には、日本製紙関係者の熱き奮闘と日本の出版を我々が支え抜くんだ‼という矜持に胸が詰まり、涙なくして読み進められなかった。あと3日で発災4年目である。得意先の庫内を覗く度に彼等が必死に守り抜き、本となることを待つ「紙」を目にすることができるのは営業担当者の特権だろうか。1541

  • barabara さん

    いい本だったぁ。誇りを持てる仕事がある人って、それだけで奇跡みたいなもんだから。20

  • なゆ さん

    本はやっぱり紙じゃないとなんて言ってるくせに、その紙が危機的状況に陥っていたなんて。震災そして津波で、壊滅的被害を被った日本製紙石巻工場の人達の「とにかく半年で8号マシンを一台動かすぞ!」という再生ノンフィクション。もう、とにかく頭が下がる思いで読み終わった。震災直後の絶望的悲劇的状況や人の心の汚い部分など報道では分からなかった事もあった。生活も安定しない中よくぞ半年で、この巨大なマシンを動かしてくれたと思う。熱い想いで紙を造り出してくださる工場のみなさんに感謝したい。カバーや口絵の紙の手触りも愛おしい。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品