電子立国は、なぜ凋落したか

西村吉雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784822276980
ISBN 10 : 4822276988
フォーマット
出版社
発行年月
2014年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
270p;20

内容詳細

かつて世界を席巻し、自動車と並ぶ外貨の稼ぎ頭だった日本の電子産業。今や、それは夢まぼろしである。そうなってしまった本当の原因は何か。多面的な視点で解き明かす。


2013年、日本の電子産業の貿易収支は、とうとう赤字になった。同じ2013年の生産金額は約11兆円にまで縮小する。2000年に達成したピーク26兆円の半分以下である。


電子立国とまで讃えられた日本の電子産業が、なぜここまで凋落してしまったのか。私も、この疑問から出発した。特に凋落が、なぜ他産業ではなく電子産業なのか、他国ではなく日本なのか、これを理解したかった。そうして調べてみた結果が本書である。


目次
【第1章】大きな産業が日本から消えようとしている
【第2章】分かっていたはずの「地デジ特需」終了
【第3章】100年ぶりの通信自由化がもたらしたもの
【第4章】鎖国のときは栄え、開国したら衰退
【第5章】「安すぎる」と非難され、やがて「高すぎて」売れなくなる
【第6章】日本の半導体産業、分業を嫌い続けた果てに衰退
【第7章】アップルにも鴻海にもなれなかった日本メーカー
【第8章】イノベーションと研究を混同した日本電子産業
【第9章】成功体験から抜け出せるか


西村 吉雄(にしむら よしお)
技術ジャーナリスト。1942年生まれ。1971年に東京工業大学大学院博士課程修了、工学博士。
東京工業大学大学院に在学中の1967~1968年に仏モンペリエ大学固体電子工学研究センターに留学。マイクロ波半導体デバイスや半導体レーザーの研究に従事。
1971年に日経マグロウヒル社(現在の日経BP社)入社。1979~1990年、『日経エレクトロニクス』編集長。その後、同社で、発行人、調査・開発局長、編集委員などを務める。2002年、東京大学大学院工学系研究科教授。2003年に同大学を定年退官後、東京工業大学監事、早稲田大学大学院政治学研究科客員教授などを歴任。
現在はフリーランスの技術ジャーナリスト。著書に『硅石器時代の技術と文明』『半導体産業のゆくえ』『産学連携』『情報産業論』『科学技術ジャーナリズムはどう実践されるか』(編著)、『FUKUSHIMAレポート』(共著)、『電子情報通信と産業』など。



【著者紹介】
西村吉雄 : 技術ジャーナリスト。1942年生まれ。1971年に東京工業大学大学院博士課程修了、工学博士。東京工業大学大学院に在学中の1967〜1968年に仏モンペリエ大学固体電子工学研究センターに留学、マイクロ波半導体デバイスや半導体レーザーの研究に従事。1971年に日経マグロウヒル社(現在の日経BP社)入社。1979〜1990年、『日経エレクトロニクス』編集長。その後、同社で、発行人、調査・開発局長、編集委員などを務める。2002年、東京大学大学院工学系研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • たかしくん さん

    いみじくも本著にも記載の通り、クリステンセンの「イノベーションのジレンマ」の企業を日本の電子産業に置き換えてみたら、なんとその通りだったというオチでしょうね。日本の電機、通信産業が、ある時までは米国を凌駕し日本全体をリードしたはずなのに、何故?? iモードで一世を風靡した日本のモバイルは、気が付けばスマホに取って代わられ、今や「ガラパゴス携帯」になってしまいました。著者の主張する「技術革新はイノベーションではない」との一言には納得です。

  • izw さん

    バブル経済期を中心に繁栄していた日本の電子産業が、2000年以後凋落している。テレビ、PC、携帯電話、半導体の状況、推移を踏まえ、凋落した原因を探っている。自動車産業はそれほどには落ちていないのは、自動車の本質は「機械」であって「電子」ではないのが一要因だとしている。同様のことが事務機器にも言えるのだろうか。

  • Kentaro さん

    ダイジェスト版からの要約 北米のメーカーは、工場を従業員ごとEMSに売却する。EMSは同じ工場で同じ従業員を雇用し続けながら生産を続ける。垂直統合か水平分業かは、雇用維持とは関係がない。日本の電子産業は「安かろう悪かろう」から出発し、「値段の割に質の良い」製品を作ることに成功して大をなした。それは偉大な成功である。日本の電子産業の今後は、企業、経営者、そして技術者が、自らの成功体験から抜け出せるかどうか、そこにかかっている。むしろ、成功体験を持っていない若者にすべてを託す。それが一番の早道かもしれない。

  • k1nishi さん

    半導体メーカーに勤めていたので、内情がわかっていたところもあるが、外から冷静に見ると、こうだったのかと思うところも多かった。日本の半導体メーカーがダメになったのは、国際的な水平分業モデルにビジネスモデルを変えることができなかったからというところは同意できる。

  • はまななゆみ さん

    現在、日本の電子産業の生産高はピーク時の半分で貿易収支は赤字。凋落したのは必然の分業化に適応しなかったからとのこと。確かにうなずけるところがある。来年、身近な仕事の中で考えていきたい。

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