謎のカラスを追う 頭骨とDNAが語るカラス10万年史

中村純夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784806715726
ISBN 10 : 4806715727
フォーマット
出版社
発行年月
2018年11月
日本
追加情報
:
268p;19

内容詳細

ハシブトガラスには、ジャポネンシスとマンジュリカスの二亜種がいる。この二種が交雑した、第三のカラスの存在を確かめるため、フリーランスの鳥類学者が単身、サハリンに乗り込む。ロシア人ハンターとともに島の南北1000キロを往復し、さらにはロシア本国の山中へ分け入ることに。謎のカラスの正体をつきとめるまでの、苦難と執念の道のり。鳥類学者がフィールドで真実を探求する醍醐味と厳しさを余すところなく描く。

目次 : プロローグ North to Sakhalin/ 第1章 初めての樺太/ 第2章 南北一〇〇〇キロの島を一往復したカラス採集行/ 第3章 ご破算/ 第4章 コンコルドの失敗か?/ 第5章 頭骨小変異と係数倍で謎が解けた/ 第6章 学際協力/ エピローグ ハシボソガラスのサクセス・ストーリー

【著者紹介】
中村純夫 : 1947年生まれ。埼玉県比企郡武州松山町(東松山市)出身。静岡大学理学部物理学科卒業。オリンパス光学工業の研究開発部で3年間、光学系のデザインに従事した後、大阪府立高校教員に転職。38歳の時に生物学を志し、42歳でカラスの生態・行動の研究を開始。ハシボソガラスのなわばりを検証した論文で、日本鳥学会奨学賞を受賞。59歳で早期退職し、北方のハシブトガラスの進化・分布の研究にとりかかる。極東ロシアへ3度の遠征をし、カラスの頭骨標本とDNA解析試料を得て、ロシア科学アカデミーのA・クリュコフと共同研究を進め、ハシブトガラスの10万年史を明らかにした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • DEE さん

    著者は物理学の研究者から教員、そして生物学の在野の研究者となった人物。 自分はカラスにはそれほど興味はないが、著者のカラスの調査にかける情熱は充分に伝わってくる。っていうかそれくらいの情熱がないと研究者にはなれないのだろうけど。 サハリンや大陸のアムール川を巡る個体採取の旅は、旅行記として読んでも結構面白いと思う。

  • ふたば さん

    今までに読んだカラスや鳥関連の本とは異なり、資料を採集し、標本をつくる過程が淡々と記載されている。シベリア、樺太、北海道とカラスの生態を調査し、革新的な結果を得る。長年の混迷から抜け出し、光を見出す瞬間の歓喜の想いが伝わってくるが、全体としては非常に静的な印象を受ける。興味深い内容だが、今までの鳥関係の本を読んだうえでは、少々内容が硬いと感じてしまった。もともと生物を学んでいなかった著者が、物理から生物に転向するに至った経緯をもう少し知りたいと思った。

  • の さん

    ハシブトガラスの亜種同士が交雑した第三のカラスの存在を検証する本。近縁亜種の分布域を見極めるために、北海道から宗谷海峡を超えてサハリンへ渡り、そのまま対岸の大陸沿岸地域まで移動しながら、各所でカラスを捕獲して頭部のみを取り出す。研究に割かれたページの割合は少なくカラスを追う過程を紀行本調で記すのがメインで、フリーランスの研究者が身銭を切って現地の人々を雇い、ロシアの検問を回避しながら研究を進める苦悩が偲ばれる。隣国ながら文化圏は異なるロシアではあるが、鳥類を始め所々に文化の交流の跡がある。珠玉のエッセイ。

  • y さん

    大学や研究所などに所属していない"インデペンデント"な研究者による研究記、というかロードムービーのようなテイストを持つ、いい意味で不思議な本でした。 研究内容もとても興味深く読みましたが、著者の経歴ももっと読みたいなという感じです。 サハリンやシベリアって過酷なんだなとびっくりしました。

  • mustache さん

    大学にも研究機関にも属さないインディペンデントの研究者が早期退職して、ハシブトガラスの分布を追ってサハリンと沿海州を旅する。カラスを追い、撃ち落としたカラスからDNAを採取して頭部骨の標本を作り、外形的な比較から頭骨小変異に着目して大きな発見に至る。ロシア人のガイドやハンター、研究者との交流とさまざまな冒険、そして推理小説の謎解きのようなスリルを味わうことができる優れたエッセー。短く切れ味するどい文章も印象深い。同い年の筆者の好奇心と馬力に脱帽する。

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中村純夫

1947年生まれ。埼玉県比企郡武州松山町(東松山市)出身。静岡大学理学部物理学科卒業。オリンパス光学工業の研究開発部で3年間、光学系のデザインに従事した後、大阪府立高校教員に転職。38歳の時に生物学を志し、42歳でカラスの生態・行動の研究を開始。ハシボソガラスのなわばりを検証した論文で、日本鳥学会奨

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