なぜ日本語はなくなってはいけないのか

齋藤孝

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784794225726
ISBN 10 : 4794225725
フォーマット
出版社
発行年月
2022年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
200p;19

内容詳細

長年、日本語教育に心血を注いできた著者が、満を持して世に問う「日本語論」!日本語が置かれた現状に警鐘を鳴らすとともに、ではどうすれば日本語を守ることができるのか、見事な日本語の実例を豊富に挙げながら論じる。

目次 : 第1章 努力しなければ日本語は守れない(失われてしまった言語たち/ 日本では取り上げられない言論圧殺問題 ほか)/ 第2章 日本の精神文化が失われつつある(『日本語が亡びるとき』の問題提起/ 日本語の水準と誇りをいかにして保つか ほか)/ 第3章 日本語はなぜ貴重なのか―その特徴と魅力(謎に包まれた日本語の起源/ 日本語に革命をもたらした言文一致運動 ほか)/ 第4章 日本語を守るためにはどうすればいいのか(幼児期から名文に触れさせる意味/ 日本語が言葉の感性を高める ほか)

【著者紹介】
齋藤孝 : 1960年、静岡県生まれ。東京大学法学部卒、同大学大学院教育学研究科博士課程を経て、現在、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション技法。著書に『宮沢賢治という身体』(宮沢賢治賞奨励賞)、『身体感覚を取り戻す』(新潮学芸賞)、『声に出して読みたい日本語』(毎日出版文化賞特別賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • tamami さん

    タイトルに惹かれて、またまた買ってしまった齋藤先生の日本語についての本。日本語が持つ繊細さを始めとする数々の特徴を維持するためにも、幼時からの教育、殊に音読を大切にすることや名文に多く触れさせること、という趣旨は以前と同様ではあるが、今回は英語との関わりで論じられている部分が多いように思う。日本語の消滅とまでは行かなくても、日々その変質が進んできているという。一部の企業による社内公用語の英語化や日々使われる言葉の中でのカタカナ語の多用など、将来の日本語についての影響を真剣に考えていくべきではないだろうか。

  • ageha さん

    日本語がなくなると考えたことはなかったが、もっと危機感を持つ必要があると思った。最近、古典に触れる機会が少し増えたが、やはり難しいし、読めない。それでも、昔授業で暗唱したものは何十年たっても覚えている。やはり、国語教育は重要だとますます、実感。英語の前に日本語だ!!と強く言いたい。図書館本だが、これは購入を検討。

  • 良さん さん

    この書は、日本語に携わる人、日本語を大切にしたい人にとっての福音である。十年前の水村美苗の『日本語が亡びるとき』でショックを受け、高校現場で何とか日本語を大切にする姿勢を教えてきた。しかし、事態はあまり好転せず。文科省は『羅生門』『山月記』『こころ』『舞姫』を「言語文化」に追いやり、実用を押しつける。これでは逆だ。と思う。スマホのスクロールでことばが読み飛ばされていくなか、何とかして日本語の豊かな読み手、書き手を育てていきたい。 【心に残った言葉】公共のために責務を果たそうとする精神を共有(197頁)

  • Go Extreme さん

    努力しなければ日本語は守れない: 言語を守る=人権を守る 消滅の危機にあるアイヌ語 日本の精神文化が失われつつある: 日本語の水準と誇り 古文・漢文はオワコン? 文語体の魅力 文豪の語彙力 素読世代 先人と感覚を共有 日本語はなぜ貴重: 日本語の起源 言文一致運動 主語がない 三種類の述語 主客未分の哲学 こと的な世界観 日本語を守るために: 幼児期から名文に触れさせる 日本語が言葉の感性を高める 暗誦文化の復活がカギ 読書体験の重要性 精神の継承 吉田松陰の徹底した無私の姿勢 日本の精神をどう受け継ぐか

  • *みかん* さん

    日本語 母国語について改めて考えさせられました。

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齋藤孝

1960年静岡県生まれ。明治大学文学部教授。東京大学法学部卒業。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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