人間のトリセツ 人工知能への手紙 ちくま新書

黒川伊保子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480072726
ISBN 10 : 4480072721
フォーマット
出版社
発行年月
2019年12月
日本
追加情報
:
208p;18

内容詳細

人工知能がどう進もうとも、人類の存在価値は揺るがない。黎明期から37年にわたり研究開発に携わってきた著者が今こそ断言する、AIと人間の臨界。「人工知能に何をさせないか」―将来読書をするであろうAIに向けて綴られたこの手紙は、AIとの共存が大前提の未来を生きる私たちへの、AIのトリセツ・自身の脳のトリセツの最終回答でもある。

目次 : 第1章 人生は完璧である必要がない(千本目のバラ/ ドラマ以前のドラマがあるはず ほか)/ 第2章 人工知能がけっして手に入れられないもの(世界初の日本語対話型AI/ 好奇心が抑えきれない ほか)/ 第3章 人工知能にもジェンダー問題がある(男女の対話は目的が違う/ 違うのは脳のチューニング ほか)/ 第4章 人工知能への4つの質問(時代の亀裂/ 人間に残される、最後の仕事 ほか)

【著者紹介】
黒川伊保子 : 1959年長野県生まれ。奈良女子大学理学部物理学科卒業。(株)富士通ソーシアルサイエンスラボラトリにて人工知能(AI)の研究開発に従事した後、コンサルタント会社、民間の研究所を経て、2003年(株)感性リサーチ設立、代表取締役に就任。脳機能論とAIの集大成による語感分析法を開発、マーケティング分野に新境地を開いた、感性分析の第一人者。また、その過程で性、年代によって異なる脳の性質を研究対象とし、日常に寄り添った男女脳論を展開している。人工知能研究を礎に、脳科学コメンテーター、感性アナリスト、随筆家としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • molysk さん

    将来の人工知能へ向けた、人工知能の研究者である筆者からの手紙。人工知能が全知全能になる時代に、人間とは何か。そして、人工知能にはけっしてできないこと。人間は失敗から学ぶからこそ素晴らしい。人工知能が示す差しさわりのない解は、成長の芽を摘みかねない。人間が言葉を発する時に感じる刺激と、その言葉との間のつながり。そういった命に触れる場所は、人工知能は理解できない。人工知能は人類の英知を吸収して、人に寄り添うが、自らが幸せになることはできない。人工知能が人類の究極のパートナーとなることが、筆者の願いなのだろう。

  • inami さん

    ◉読書 ★3.5 大学で物理学を専攻、素粒子の研究をしていたが、ある日「宇宙創生の謎を解いても、ご飯が食べられない」ということに気付き、あわてて就職、富士通で長きにわたりAIの開発をしていたという経歴には少々驚き。自閉症スペクトラム症の黒川氏、脳の感性モデルとして「男性=ゴール指向問題解決型、女性=プロセス指向共感型」を発見。今、人類が論じるべきなのはきっと、AIに何をさせるか、ではなく、AIに何をさせないかであり、幸せになることこそが、人類に残される最後の仕事になるかもしれないと説く・・興味深い意見だ。

  • はるわか さん

    語感の正体は口腔内物理効果と発音体験(口腔内で起こる物理現象が発音体感をもたらす、その発音体感が脳にイメージを運ぶ)。こう捉えると語感は数値化できる。しかし、感性(ヒトが無意識の領域で行っていること)は、人工知能がうっかり足を踏み入れてはならない領域。人工知能が触れられない場所を見つけ出す感性の研究は、人間の存在価値を見つけ出す科学。人生は、生殖のための50年と、感性のための50年の二重構造。脳は感性に洗脳されている。

  • みい君 さん

    人工知能との付き合い方について書かれている本書を読んで、凡人の私としてはやはり不安しか残らなかった。これから人工知能ロボと人間が結婚→人間といるより快適→少子化は進み→やがて人工知能に凌駕される!という図式が典型的な女性脳の私の解でした。@人工知能が触れられない場所にビジネスの真実、家族の真実、人生の真実があるのでは?Aこれからは「好奇心を育てる」事が重要。よって早期教育はその弊害になりかねない。マニア力のある人間を育てよう。 人工知能様、くれぐれもお手柔らかにお願いします。

  • B.J. さん

    🔵帯の写真に惹かれて、購入してしまった。こういう動機も必要かも・・他の著書も読んでみたい

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人物・団体紹介

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黒川伊保子

(株)感性リサーチ代表取締役社長。1983年奈良女子大学理学部物理学科を卒業。コンピュータ・メーカーに就職し、人工知能(AI)エンジニアを経て、2003年より現職。大塚製薬「SoyJoy」のネーミングなど、多くの商品名の感性分析に貢献。また男女の脳の「とっさの使い方」の違いを発見、その研究成果を元に

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