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増補 近代部落史 明治から現代まで 平凡社ライブラリー

黒川みどり

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582769388
ISBN 10 : 4582769381
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

一八七一年、近代国家建設に伴う国民統合のため、明治政府により布告された「解放令」。制度上では四民平等が謳われながらも、差別は人々の意識に内面化され、時代ごとに形を変え、現代まで根強く存続するに至る。差別はいかに再編され、維持されてきたのか―。原著刊行後の動向を増補し被差別部落をめぐる差別の構造をていねいに解き明かす通史決定版。

目次 : 第1章 近代国家の成立と再編される身分/ 第2章 帝国のなかの部落問題/ 第3章 解放か融和か/ 第4章 「国民一体」と人種主義の相克/ 第5章 戦後改革のなかで/ 第6章 「市民社会」への包摂から“いま”へ

【著者紹介】
黒川みどり : 早稲田大学第一文学部日本史学専攻卒業。博士(文学)。現在、静岡大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • OjohmbonX

    明治以降の被差別部落の差別の歴史を概観すると、差別解消が一直線で進んでいったわけでは全く無いことがわかる。政府や自治体は、税収増や国際社会へのアピールに有効なら差別の解消を進めるし、人々の差別感情を利用した方が統治に有利なら差別を増長させる。差別解消を目的とした団体の方向性も、その時々の政府の方針と、それに呼応した世間の感情とも無縁ではなく、一枚岩ではいられない歴史があった。

  • knuuyy

    とても面白い。私は差別についても部落問題についても無知で、驚きの連続。トランスジェンダーへのバッシングを機に差別とはなにかを考えはじめたが、部落史のなかに、LGBT差別と似た部分をみつけ身近に感じる。同情融和は理解増進に似ているように思うし、企業の損得で差別をやめたのもダイバーシティ政策に通じるし、差別者に迎合する当事者、差別などないとするマジョリティ、神政連事件など。部落問題は偉大な先輩だと感じた。日本での差別問題のありかたを知るうえで、部落の歴史を学ぶ必要性を感じている。

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