虐殺器官 3 カドカワコミックスAエース

麻生我等

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041063842
ISBN 10 : 4041063841
フォーマット
出版社
発行年月
2017年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
240p;19

内容詳細

虐殺が、はじまる

プラハから帰還したクラヴィスは、ジョン・ポールを追うため、ムンバイへリーランドら特殊検索群i分遣隊の仲間とともに向かう。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 活字スキー さん

    【コメディ番組みたいだ。繰り返しはギャグの基本だからな】ハイテクで武装した痛みも恐れも感じない最新最強の特殊部隊にかかれば、頼る者も逃げ場も持たずクスリによって痛みも恐れも感じない少年兵などものの数ではない。ジョン・ポールの確保は意外なほどあっけなく成功する……が、状況はさらに救いから遠退くばかり。全三巻でほどよくまとまったSFアクションスリラーとしても十分楽しめるが、やはり『伊藤計劃作品』ということを意識せずにはいられない。映画と同じく、公聴会に召喚されたクラヴィスの最後の宣言で涙が零れてしまった。

  • たいら さん

    仕事だから

  • うさみP さん

    人という肉の塊にすぎないモノが何故「言語」を習得してしまったのだろうか。虐殺という名の統一言語器官。愛国故の罪。己の隣人を愛する限り人はどんな虐殺もできてしまう。できてしまうのだ。核よりも銃火器よりも言語が一番怖い。僕はルツィアを、彼女の打ち抜かれた左目を忘れたりしない。これが僕の虐殺だ。もうすぐ物語が始まる。完成された世界観を損なう事無くよく描ききってお疲れ様です。

  • getsuki さん

    完結。任務遂行の果てに見たものの怖さ……戦慄。そしてたったひとりで挑むラストシーンのカタルシス。これが伊藤計劃なのか……言葉にできない衝撃。きちんと原作を読まなくては。

  • アーサー・エリス さん

    コミカライズ最終巻。情報量の削減でわかりにくくなったところもあるが、複雑な原作を良くもコミカライズできたなと驚くばかり。映画でカットされた「あのシーン」をきちんと入れてるというだけで大加点。映画版は嫌いではないが、あのシーンを削ったことはどうしても理解できない。現実世界も本作のような「見たいものだけを見ることのできる世界」になりつつある今読むとまた感慨深い。確かに海の向こうの悲惨さを知っても我々は何も出来ない。だが、それを「見ない」のではなく、少しでも知り、意見を持てる人間でありたいと改めて思った。

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