鷲田清一
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1949年京都生まれ。哲学者。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得。大阪大学文学部教授などを経て、大阪大学総長(2007〜2011年)。京都市立芸術大学理事長・学長(2015〜2019年)。現在はせんだいメディアテーク館長、サントリー文化財団副理事長。医療や介護、教育の現場などに哲学の思考をつなぐ臨床哲学を提唱・探求する。朝日新聞1面に「折々のことば」を連載。『モードの迷宮』(ちくま学芸文庫、...
『所有論』より
投稿日:2021/07/01
『想像のレッスン』さまざまな分野の評論に触れては、興味を持ったり、感心したりするものごと。刺激的ないくつもの言葉。ここにあるものを手がかりにここにないものを想う。想像といういとなみは、文化をその根のところで支えるものである。思考や推論のはたらき。表現や創造の力強いはたらき。まだないもの、もうないものへの希望や祈り。想像力というものは狡知の源泉であり、優しさの温床でもある。熟考の素潜り。見えることの豊饒さ。物への敬意、ざわめきのなかの気品。がらくたの高貴さ。ささやかな訴え。時代を生み出す、夢のざわめき。感受性の糸をさまざまに紡ぎだす。とても充実していて素晴らしい内容です。
seigo-hk さん |40代
投稿日:2021/07/25
改めて生産力主義に毒された社会の視点並びに自分自身の考え方に気づかされた思いがした。また、ここでの「老い」とは介護される必要のある世代が中心にはなるように思うが、介護される必要がまだない60代から70代前半までの現役をリタイアしたあとの世代は空白前の「老い」と言えばいいのか「老い」の予備軍とも言えるのか、この世代の問題はここでは直接的な著述はすくないように感じたが、成熟のモデルがないとの説明もあり、この世代にとっても、モデルがないという意味では「空白」を埋めることが、「老い」の予備軍としてテーマになると思えた。
brian さん |70代
投稿日:2021/06/25
『大事なものは見えにくい』何も知らずにタイトルを目にして気になり手にしてみたら、内容も興味をそそられるものでした。本としてのタイトルは『噛みきれない想い』や『わかりやすいはわかりにくい』から変更されたものだと読んで驚いたが、ワードセンスにはどれも惹かれるタイトルであるので、変更前でも出会っていた可能性もある。表記の漢字とひらがなとのバランスが好みだと気付く。収録の内容も『あえて遠い居ずまいで』『高貴なまでのしどけなさ』『ざわめきのなかの気品』魅力的なタイトルと話しにどんどん読み進んで楽しめる。「ひらめきというか、ものごとの見なれた輪郭のあわいに、あるいはそれから少し外れたところに、ひょろひょろと短い線分が踊り出す。」と語る部分があり、とてつもない言葉づかいの美しさに感銘を受けました。素晴らしい大満足の一冊です。
seigo-hk さん |40代
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ありがとうございました
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