サターンリターン 2 ビッグコミックスピリッツ

鳥飼茜

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784098604876
ISBN 10 : 4098604876
フォーマット
出版社
発売日
2019年11月29日
日本
シリーズ
:
追加情報
:
200p;18

内容詳細

一気に破綻する夫婦関係。

『先生の白い嘘』鳥飼茜、真骨頂。

小説家・加治理津子(かじりつこ)。
学生時代の男友達・アオイが夢に現れ、
理津子に問いかけた。

「それ ほんとうに お前の人生?」

電話の着信で目が覚めた理津子は、
アオイが自殺したことを知らされる。

かつて最も心を許した友人を死をきっかけに、
理津子の生活が揺らぎ始める。

見せかけの夫婦関係、書けない小説、取り返しのつかない喪失体験…
綻びは、一気に破綻する。

あなたは喪失に耐えられますか?

【編集担当からのおすすめ情報】
『先生の白い嘘』など時代を抉る問題作を描き続けてきた鳥飼茜氏が、
次なるテーマに選んだのは「死」と「喪失」。

自死した友人の謎を主人公が追う物語の中で、
いびつなセックス、男女の性差、母性、不倫、下流社会…など、
鳥飼氏の目に映る現代社会が切り取られ、反映されながら、
ひとりの女性の喪失の人生に迫ります。

今読むべき、様々な「喪失」を描いた問題作です。

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ぐうぐう さん

    失くしたものを追う行為。それは、自分自身を取り戻す行為にも繋がるはず。なのに、追えば追うほど、自分を失っていくのはなぜか。理津子は夫である一史に言う。「私も史くんも嘘ばっかりだよ。ここにいない人を求め合ってる同士なんだよ」と。他者の喪失により自分を失うとは、嘘の人生を歩くことだ。同時に、失くしたものを追うことで偽りの自分が生まれるのなら、それも嘘の人生と言えるだろう。しかし、追う行為で生まれる嘘は、痛みを負い負わせるからこそ、やがて真実に近付くことができるのかもしれない。

  • ぐりとぐら さん

    復習の再読。知れば知るほど、自分の中にあった人物像と離れていくアオイ(中島)。小出パートは、明るいので、りつ子パートとバランスよく配されていると、展開が安定するな〜。彼女が面白い。

  • 紫陽花 さん

    ■レンタル(ツタヤ) 自分のことはもちろん自分しかわからないんだけど、自分のことしか考えてないのとは違う。 手に入れたらいらなくなる気持ちめちゃくちゃわかるし、私も物事を自分本位にしか考えていないのかもしれないと思ったら、一気に怖くなった。 絶望の果てに、希望はあるのか?

  • 毎日が日曜日 さん

    敦が死んだ原因に自分が関係無いことを知りたいのか。自分に原因があると思いたいのか?どっちだ。

  • kanon さん

    本当に面白い。ジャンルを決めかねていたが、これはミステリー。ミステリーを読む時の構えというのがあり、それに徹することにした。良くも悪くも、魅力的な人なんだろうな、りつ子。現実では全く関わりたくないけれど。

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人物・団体紹介

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鳥飼茜

1981年大阪府生まれ、漫画家。2004年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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