天才王子の赤字国家再生術 〜そうだ、売国しよう〜GA文庫

鳥羽徹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784797397031
ISBN 10 : 4797397039
フォーマット
発行年月
2018年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
248p;15

内容詳細

「こんな国、さっさと売って隠居生活だ!」

完全に詰んでる国家の運営、無茶ブリされました!

「さすが殿下! これが狙いとは!」
「どこまでもついて参ります!」
「殿下!」「殿下!」「殿下!」「殿下!」
『(一体どうしてこうなった!?)』

資源も人材も兵力もない弱小国家を背負うことになった若き王子ウェイン。文武に秀で、臣下からの信頼も厚い彼にはひそかな願いがあった。

「国売ってトンズラしてえええ!」

そう、王子の本性は悠々自適の隠居生活を目論む売国奴だったのだ! だが、大国に媚びを売ろうと外交すれば予期せず一方的に利益を手にし隣国との戦争で程よく勝とうとすれば大勝利。名声は上がるが売国は遠のき、臣民はイケイケ状態で退くに退けない!?

天才王子による予想外だらけの弱小国家運営譚、開幕!

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読書メーターレビュー

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  • すがはら さん

    「楽したい」と言いながら人一倍働いてしまう王子様の話。いちいち凄い実績を出すからダメなのに、真面目で人の期待を裏切れない律儀さがいけませんね。本人の目論見とは逆に周囲の評価がうなぎ登りになっていく様子が愉しい。名君と言われた人たちも裏ではこんな風に、仕事終わらねーと愚痴ったりしてたのかもとちょっと想像してしまいました。

  • オセロ さん

    資源、資金、そして人材のどれもが不足している貧民国家ナトラ。病床の国王に代わって摂政になったウェインの弱小国家運営譚。 文武に才能が溢れ、臣下からの信頼も厚いウェインが上手いこと売国の流れに持っていこうとするのに、何故か本人の意思とは真逆に事が進む流れはなかなか面白かったですね。 そして、そんなウェインを支える二ニムとの関係も気になるところ。続きが楽しみです。

  • むっきゅー さん

    売国というと卑怯なイメージがあるが、本作はどちらかというと「M&A」、起業家が高値で会社を売却するイメージですね。北の貧乏国・ナトラ、国王の急病で全権を任された摂政のウェインが主人公。政戦両略の天才だが、国を高値で売却し悠々自適の生涯を送るのが夢の16歳。腹心で幼馴染の少女ニニムとともに、売国に向けて策略を巡らせる。しかし、結果はどんどん逆方向に進み、戦争すれば連戦連勝、臣下の絶大な支持を集め、国民や敵国の民にまで名君と慕われる始末。なんで、こーなった?!ニニムとの会話やウェインの心の声が傑作!(笑)

  • よっち さん

    病床の国王に代わり摂政として弱小国家を背負うことになった若き王子ウェイン。文武に秀で臣下からの信頼も厚い彼が、絶望的な状況から密かに売国を志す弱小国家運営譚。状況を正しく認識して先を見通せるからこそ絶望を感じるウェイン。上手く終わらせるための手を打つのに、それがなぜか効果的な一手に繋がる皮肉な状況の変化や展開の連続でしたけど、ウェインが彼なりに最善へ真摯に取り組んだ結果だからこそ納得感がありました。補佐官のニニムに対する想いも気になる彼にいつか心境の変化はあるのか、どこまでやれるのか続巻が楽しみですね。

  • もも さん

    若き天才王子が弱小国家を背負うことになるお話。国家運営モノ、というジャンルらしい(実は初めて聞きましたw)。ウェインの思惑とは少し外れて、それでも周りから見たら良い方向に物事が進んでいっているのが面白かったです!それにしてもウェイン、頭が切れる切れる。予想外に上手くいく感じが読んでいて気持ち良かったです。補佐官の二ニムも良いポジションにいて、なおかつ可愛い。自分じゃ手に取らないような本でしたが、ファルまろさんのイラストと読み友さんの感想に惹かれて読んでみたら、大正解!予想以上に面白くて大満足でした^^

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鳥羽徹

第1回GA文庫大賞前期奨励賞でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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