逆賊と元勲の明治 講談社学術文庫

鳥海靖

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062920810
ISBN 10 : 4062920816
フォーマット
出版社
発行年月
2011年11月
日本
追加情報
:
15cm,263p

内容詳細

明治日本の現実の歴史過程に対して、生身の人間の個人的意思や言動、個性などは、いかなるかかわり合いを持っていたのか。西郷隆盛の「銅像建設問題」、危機の時代における「長老」の役割、政治家・明治天皇の伊藤博文への信頼と不満、軍人・山県有朋の日露開戦反対論など、先入観とフィクションを排した透徹した視線で「歴史」と「人間」を論じる。

目次 : 第1章 「逆賊」たちの明治/ 第2章 維新の「舵」を取った指導者たち/ 第3章 明治の政界に君臨した両雄/ 第4章 草創期の政党指導者たち/ 第5章 明治天皇と元勲たち/ 第6章 隠された日露開戦反対論/ 付章 長老たちと「危機の時代」

【著者紹介】
鳥海靖 : 1934年東京都生まれ。東京大学文学部国史学科卒。同大学院人文科学研究科博士課程中退。専門は日本近現代史。東京大学教養学部教授、中央大学文学部教授を経て、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • セウテス さん

    ドラマや映画などでも、明治維新の時代を舞台にした作品が数多くみられます。それは西郷隆盛や坂本龍馬など、維新の立役者たちが二十代三十代の若者たちであったからかも知れない。しかし考えてみると、明治の平均寿命は四十二、三歳であったのだ。現代の若者たちとは、人生や時間に対する意識が違うのではないだろうか。そして何より、国全体で新しい国を創るという、一つの目標があったという事だ。そういった大きな歴史のうねりの中で、敢えて個人の意思や言動などに、視点を当てて考察している。まるで小説を読んでいる様な、読みやすさです。

  • 木賊 さん

    明治維新の指導者達の人物像と、果たした役割について。学術的だが、人物を軸にしているため読み易い。明治天皇の人物像についても論じているのが凄い気がする。明治維新は世界でも珍しいほど「逆賊」に寛大な革命だったらしい。それは欧米列強の外圧から国家の独立を護るという意識が通底していたからこそであった筈なのに、元老達の存命のうちから、その反対(軍閥の山県有朋でさえ反対していた)を押し切って日露開戦に突き進む日本人……。非常に興味深く面白かった。

  • 舞人(maito) さん

    明治初期の政治・経済・外交をグッとまとめた一冊。明治維新前後というと、人間ドラマや創世記にある熱の多さなどがよく取り上げられるが本書ではかなり冷静に事態の推移を解説しており、事実としてこの時代を見ていくことにおいては、かなり濃厚。特に、どうしても悪役にされがちな山県有朋に対する分析は読む価値があるし、なかなか史料のない明治天皇に関する意欲的な考察も読んで損は無い。

  • ほうすう さん

    明治初期の時代を知るのに良い本であったと思う。特に第二章はいまやっている大河ドラマ「西郷どん」で不足しているところを説明してくれていてありがたかった。言われてみれば日本では逆賊というべき対立勢力も比較的柔軟に受け入れておりこれは日本の強みというべきでしょう。過度な欧米賛美、フランス革命美化も必ずしもよろしからずといったところですね。

  • denz さん

    革命政権としてはありえないほど、反逆者に寛容な明治国家という不思議、伊藤と山縣という個性が異なる指導者の対抗と協調、政治の若返りが叫ばれる時代の危険性と老熟した政治家の必要性などなど、興味深い視点で明治を概観する。初出が、30〜40年前というのに驚くが、著者のスタイルは異端だったという。本書を読んでそれほどの違和感がないというのは、寡作であるが著者の影響力の大きさを感じさせる。

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鳥海靖

1934年東京都生まれ。東京大学文学部国史学科卒。同大学院人文科学研究科博士課程中退。専門は日本近現代史。東京大学教養学部教授、中央大学文学部教授を経て、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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