白い陥穽 鮎川哲也のチェックメイト 倒叙ミステリー傑作集 光文社文庫

鮎川哲也

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334792602
ISBN 10 : 433479260X
フォーマット
出版社
発行年月
2021年10月
日本
追加情報
:
340p;16

内容詳細

信用金庫の支店長をつとめる花井は、浮気をネタに高額な金を強請られていた。会社の実力者の入り婿となり、将来を約束されていた彼にとって、妻の不興を買うのは避けなければならず、恐喝者を抹殺する以外に道はなかった。綿密な計画のもとに殺人を実行した花井だったが…(「暗い穽」)。人気テレビドラマの原案となった巨匠の倒叙推理アンソロジー第二弾!

【著者紹介】
鮎川哲也 : 1919年東京生まれ。南満洲鉄道勤務の父に伴い少年時代を大連で過ごす。’43年「婦人画報」の朗読文学募集に佐々木淳子の筆名で書いた掌編「ポロさん」が入選。’49年「宝石」百万円懸賞コンクールに本名(中川透)で応募した『ペトロフ事件』が一等入選。’56年には講談社の「書下し長篇探偵小説全集」の13巻募集に『黒いトランク』が入選。以後、本格物の長短編を数多く発表。’60年に、『憎悪の化石』と『黒い白鳥』で日本探偵作家クラブ賞(現・日本推理作家協会賞)を受賞。’90年から発足した東京創元社主催の鮎川哲也賞、’93年から始まった光文社文庫の『本格推理』にて多くの新人を世に送り出した。2002年9月24日死去。ミステリー界に遺した功績をたたえ、翌年日本ミステリー文学大賞特別賞が贈られた。都立小平霊園に眠る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • したっぱ店員 さん

    癖になってついこちらも購入。前作と同じく突っ込みながら肩の力を抜いて読める。綿密(?)な計画が壊れる理由に停電が多いのがまさに昭和!今これ書いたら通らないよなー。

  • みなみ さん

    倒叙ミステリーばかりを集めた短編集。昭和という時代を感じさせられる動機や手口も多いけれど、安定感があって楽しめた。犯人が足元を掬われることになる原因は、停電等の偶然やうっかりもあるけれど、どちらにしても悪いことをしたらきちんと明らかになるところが強調されているのは良かったなぁ。ただ、犯人の側にも同情できるような事情がある場合も一部あって、少し気の毒になるものもあった。

  • 水生クレイモア さん

    鮎川哲也のノンシリーズ倒叙短編集。どの部分から犯行の綻びが顕れるのかを考えながら読むと面白い。「白い盲点」・「鴉」・「透明な同伴者」が私的ベストです。

  • コチ吉 さん

    「黒い蹉跌」に続く倒叙短編集。犯人の工作が単純なのと、あまりバラエティ感がなく、やや食傷気味に読み終えた。一作目の方が良かった印象。

  • しゅー さん

    ★★イヴになに読んでるんだ私は。それはともかく、大御所らしく手堅い面白さだった。倒叙形式ばかりでも、読者に結末まで楽しませるのはさすがだ。動機とか登場人物の言動は昭和感丸出しだけど、短編なのでそこまで違和感は感じなかった。少し残念だったのは、趣向がかぶる作品が多いこと。短編集を編むにあたって工夫できなかったのかしらん。連続して同じネタだった時はがっかりしてしまう。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

鮎川哲也

1919年東京生まれ。南満洲鉄道勤務の父に伴い少年時代を大連で過ごす。’43年「婦人画報」の朗読文学募集に佐々木淳子の筆名で書いた掌編「ポロさん」が入選。’49年「宝石」百万円懸賞コンクールに本名(中川透)で応募した『ペトロフ事件』が一等入選。’56年には講談社の「書下し長篇探偵小説全集」の13巻募

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品