基本情報
内容詳細
初段ってどうやったらなれるの?
級位者の悩みにプロ棋士が明朗回答
駒の動かし方はもちろん、穴熊や美濃囲いなど基本的な囲いもわかる。けど、決して強くはない、具体的には初段に届かない棋力の人に向けて作ったのが本書。指南役は「経堂こども将棋教室」を主宰し、指導力に定評のあるプロ棋士の高野秀行六段。将棋好きだけど決して強くない、ライターの岡部敬史と漫画家のさくらはな。の二人が、悩める級位者の声を代弁して、「わかったふりはしない」を信条になんでも質問。聞けば聞くほどに、級位者ならではの強くなる考え方や戦い方があることがわかった。
盤面は3×3マスを見る、戦型は一つだけ覚えればいい、わかりやすい詰将棋を作るetc.
将棋というゲームに強くなる要素の一つひとつに踏み込み、プロとアマの対話形式で進む本書。悪手だらけの級位者の対局をプロが解説するという、前代未聞の試みも盛り込みつつ、読むだけで、楽しく、上達するヒントが満載。これまで身の丈に合った本に出会えなかった皆さんにとって「これならわかる」を目指した一冊です。
第1章 常に「と金」を考えよ 〜級位者が覚えるべき10の格言〜
角の利きは3万回確認! /初心者には居飛車よりも振り飛車/戦型は、ひとつ覚えればいい?/「銀冠」がなぜ堅いか説明できますか?/序盤は飛車より角が役立つ?/級位者が覚えるべき10の格言
第2章 自信のない「詰み」より「詰めろ」〜覚えておきたい詰みの形〜
初段を目指す詰将棋の取り組み方/「頭金」と「腹金」で詰ませるイメージを持つ/「一手詰」は「三手取り」/「駒を取って詰ませる」と「一間竜」/「退路封鎖」は「捨て駒ブロック」/「あの自分の駒がいなくなれば……」/自信のない「詰み」より「詰めろ」/詰みだけでなく詰めろも正解
第3章 「手筋」ってそもそも何?〜初段になるためのテクニック集〜
「手筋」ってそもそも何?/次に厳しい「垂れ歩」/技を仕掛けるための「継ぎ歩」/大駒も直接狙える「連打の歩」/なぜ桂馬の両取りが「ふんどし」なのか/魔法のように詰む「継ぎ桂」/「角と桂」の攻め筋/美濃崩しでも使える「銀の割り打ち」/詰めろをかける攻め筋「腹銀」/腹銀は矢倉崩しに活躍/受け筋の「桂先の銀」/歩で銀を取る「銀ばさみ」/
第4章 意識したい「良い形」と「どこから終盤?」〜級位者の実戦譜より〜
駒がぶつかったからといって慌てない/桂の頭は弱いので銀とセット/なぜ位を取るのが良い形?/好形はどこまでいっても、好形/この1筋方面は、やらせちゃっていい/囲いが元に戻せるならば、戻す/勝率が変わる終盤の見極め
第5勝 差がないときは攻め急がない〜級位者の「次の一手」〜
第1問「プロなら百人中百人が桂馬を跳ねる」/第2問「離れ駒に注目して手を作ろうと考えたのが素晴らしい」/第3問「角の狙いだけ防げば、こちらが大優勢」/第4問「あまり差がないときは、すぐに決着をつけようとしない」/第5問「仕掛けの筋に飛車を動かす」/
第6勝 「強くなった気がする」から始める棋譜並べ
棋譜並べは難しい?/棋譜並べでプロと同じことを再現できる/この局面で3三歩と指してみると、ちょっと強くなった気がします
棋譜1 中村太地王座 対 鈴木大介九段(順位戦B級2組)
棋譜2 飯塚祐紀七段 対 森下 卓九段(順位戦B級2組)
棋譜3 南 芳一九段 対 高野秀行六段(順位戦C級1組)
第7章 なぜ「先手よし?」〜プロに訊いてみたかったこと〜
馬と飛車の交換はどちらが得?/級位者と段位者の違いは?/実戦をひたすら指して強くなれる?/子どもの指し手が早いのは?/藤井聡太七段みたいにソフトを使いたい/定跡を覚えるのは意味あるの?/初段から先は?/駒落ち定跡は必要?/「手を読む」って?/マニアック戦法おじさん対策/戦術本の「先手よし」の基準は?
【著者紹介】
岡部敬史 : 1972年京都市生まれ。ライター・著述家・編集者
さくらはな。 : 千葉県出身。漫画家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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岡部敬史/おかべたかし さん
読了日:2018/12/09
むーちゃん さん
読了日:2020/07/23
hnzwd さん
読了日:2022/07/29
チャー さん
読了日:2022/08/20
みんく さん
読了日:2020/09/03
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