港の世界史 講談社学術文庫

高見玄一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065260531
ISBN 10 : 4065260531
フォーマット
出版社
発行年月
2021年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
392p;15

内容詳細

世界の港と生産・流通システムの発達を、ひとつの物語として描く異色の世界史。古代地中海世界に建設された軍港、中国の大河川に作られた津。ビザンチウムの経済的発展はベネチア、リスボン、アムステルダムへ引き継がれる。産業革命期のロンドンに全く新しい港湾空間が現れ、二〇世紀にはニューヨークで「海運の大革命」が起こる。

目次 : プロローグ 未発達な港湾研究/ 1 古典古代/ 2 中国の古代水運と港湾/ 3 中世の谷間から/ 4 大航海の時代/ 5 アムステルダムの貿易と海運/ 6 インド・太平洋のライバルたち/ 7 偉大なるロンドン―近代港湾の成立/ 8 アメリカにおける発展―現代への展開/ エピローグ 日本の港と現代の技術革新

【著者紹介】
高見玄一郎 : 1910年、福岡県生まれ。旧制浦和高校を中退し、日本国際問題調査会主査、京城日報社参事、論説委員を務め、戦後は神奈川新聞社論説委員、横浜市立大学講師を経て、1965年に港湾経済研究所を設立(1984年に横浜港湾経済研究所と改称)。米国NCITD名誉会員、日本港湾経済学会常任理事を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 氷柱 さん

    813作目。1月13日から。肉厚な一作。港の成立に関する内容が時系列に沿って語られる。むしろ港ベースで世界史が語られているようにも見受けられる親切な設計となっている。どのようにして港が出来たのか、そして港が出来た後どのような事件が起こり文化が発展したのかが如実に描かれる。また作者の知識に圧倒されるという点でもおすすめできる。全てを把握していたわけではないのだろうけれど、この作品が完成するまでに様々な調査や検証が行われたのだろう。その行動力と知識のまとめ上げっぷりには舌を巻かざるを得ない。

  • Mealla0v0 さん

    文字通り、港に関する世界史的な叙述の書。港は貿易の中心地ともなり、海上流通を中心とした経済史となっている。とりわけ近世の商人船主が近代化の過程で貿易商人と船主に機能分化していくことで資本蓄積が行われたことが指摘されている点が興味深い。造船や湾岸造成の技術の進展も相俟って、巨大船舶の停泊と倉庫機能の充実、輸出入の国際ネットワークの拠点化などの条件が整い、近代湾港が成立する。戦後の工業化の発展及びコンテナリゼーションの登場によって、いっそう湾岸は資本としての機能を高めている。半世紀前までの総括である。

  • kuroma831 さん

    古今東西の港の成り立ちから海上交易を中心に世界史を語る。かなり昔の本&一般向けとして書かれたものというのを差っ引いても話題の列挙が多く、個人的には話題がとっ散らかってるように感じて少し微妙やったかも……

  • 感謝人 さん

    1989年に刊行された本で、かなり古いので、現代の状況については書かれていない。私の生活で港を意識する機会は少ないので、その重要性をよくわかっていなかった。この本を読んで港が世界史の中でどのような役割を果たしてきたかがわかった。

  • tokumei17794691 さん

    ・大航海時代ゲームをやり込んでいたので、ベネチア、ハンザ同盟、大航海時代のポルトガル、スペイン、オランダについて、興味深く読めた。ゲーム中、喜望峰沖で明船と邂逅するイベントがあった。これが単なる創作ではなく、現実に鄭和の頃に、中国人が喜望峰に到達したのでは? との説があったことに驚いた。・古代ギリシア、中国が取り上げられていたので購入。もう少し、これらの話を読みたかった。・日本の港は、幕末の横浜と現代(1960年代〜80年代)にわずかに触れている程度。江戸時代以前の日本の港史にも、ページを割いてほしかった

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高見玄一郎

1910年、福岡県生まれ。旧制浦和高校を中退し、日本国際問題調査会主査、京城日報社参事、論説委員を務め、戦後は神奈川新聞社論説委員、横浜市立大学講師を経て、1965年に港湾経済研究所を設立(1984年に横浜港湾経済研究所と改称)。米国NCITD名誉会員、日本港湾経済学会常任理事を務めた(本データはこ

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