映画を作りながら考えたこと 「ホルス」から「ゴーシュ」まで 文春ジブリ文庫

高畑勲

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784168122033
ISBN 10 : 4168122034
フォーマット
出版社
発行年月
2014年02月
日本
追加情報
:
391p;16

内容詳細

初の監督作品『太陽の王子ホルスの大冒険』(1968年公開)から『アルプスの少女ハイジ』、『母をたずねて三千里』、『赤毛のアン』などを経由し、『じゃりン子チエ』や『セロ弾きのゴーシュ』まで、高畑監督の制作過程での論考を収めた貴重な一冊。宮崎駿監督・鈴木敏夫プロデューサーと、スタジオジブリ30年目、初めての鼎談も実現!

目次 : 影繪/ 太陽の王子ホルスの大冒険/ 長くつ下のピッピ/ アルプスの少女ハイジ/ 母をたずねて三千里/ 赤毛のアン/ じゃりン子チエ/ セロ弾きのゴーシュ/ 特別収録 スタジオジブリ30年目の初鼎談(宮崎駿・鈴木敏夫・高畑勲)

【著者紹介】
高畑勲 : アニメーション映画監督。1935年三重県生まれ。59年、東京大学仏文科卒業後、東映動画(現・東映アニメーション)へ入社。『太陽の王子ホルスの大冒険』で初監督。以後TV演出、長編アニメ映画を発表。プロデュース作品もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 日々珠 さん

    宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」について腑に落ちた。ゴーシュはやっぱり怒らなくてはいけなかったんだな、最初に。

  • レコバ さん

    知性にあふれる文章。もっと多くの書籍を残すべき人だったと思うがその分、アニメーション制作に集中出来たということだろう。どれも全く異なる面白さを持つ文章だったが、一つ挙げるならジブリ3トップの鼎談。軽く鞘当てをするようなやり取りの中に敬意と表現するには軽すぎる思いがしっかり詰まっているいる感じが、いい歳しのとり方をしているなあといった感じが素晴らしい。

  • 左手爆弾 さん

    教養と知性にあふれた文章であり、非常に勉強になる。映画音楽への高度なこだわり、労働や生活の礼賛。表現や記号がパターン化すると観客には伝わらない。雄々しい「スーパーヒーロー」が登場する宮崎駿に対して、そういうものがなくても人間の真のあり方は描けるはずだと考えるのが高畑流。さりげない画面の設定や描写の中に真の姿を描きこまなければならない。だからこそ、世界一周旅行のような取材を行い、様々な資料を集め、画面を作っていく。「水墨画的なアニメ」は比較的早い段階から構想していたことがわかった。

  • kemonoda さん

    宮崎駿さんの本ばかりでなく、高畑勲さんの本も読まなくちゃと前々から思っていたのですが、今回本書の文庫化を機会に読みました。高畑勲という演出家の実直な勤勉な真摯な妥協しない作品作りに対する姿勢・考え方がよく伝わってくる本でした。問題なのは、僕自身が実は高畑勲監督の作品をほとんど観ていないこと・・・これからでも遅くないDVDでもよいから観なくちゃと思いました。ものつくりの端っこにでも関わるものとして本書で語られる言葉は胸に突き刺さる痛いものでもあります。おまえはないったいにをやっているんだ?と。

  • 花野 さん

    とても冷静沈着に、時代と作品と人をみている方であると強く感じました。文章からでさえも実直であり、ものすごく頭が良いことがひしひしとうかがえます。今の若者として、こういった人々をしっかり胸に刻んでおきたいです。あと「セロ弾きのゴーシュ」のベートーヴェンの田園あたりを興味深く読みました。

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