「悪」と戦う 河出文庫

高橋源一郎著

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309412245
ISBN 10 : 4309412246
フォーマット
出版社
発行年月
2013年06月
日本
追加情報
:
273p;15

内容詳細

少年は旅立った。サヨウナラ、「世界」―ある夜、突如ランちゃんの前に現れた謎の少女・マホさん。彼女はランちゃんにある指令を出した。「“世界を守る鍵”である、あなたの弟・キイちゃんが『悪』の手先・ミアちゃんに連れ去られたわ。『悪』からキイちゃんを救い出すのよ!」「悪」とは、「世界」とは何なのか?単行本未収録小説「魔法学園のリリコ」併録。著者最高の話題作が待望の文庫化!

【著者紹介】
高橋源一郎著 : 1951年、広島県生まれ。81年『さようなら、ギャングたち』で第4回群像新人長編小説賞優秀作を受賞しデビュー。88年『優雅で感傷的な日本野球』で第1回三島由紀夫賞、2002年『日本文学盛衰史』で第13回伊藤整文学賞、12年『さよならクリストファー・ロビン』で第48回谷崎潤一郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • さや さん

    たまたま手に取った一冊の本が、想像以上に面白く、引き込まれることがある。そんなとき、やっぱり読書っていいなって思う。軽く読みやすい文体で、すらすらと読み進めることができるのに、何故こんなにも重く残るのだろう。弟のキィちゃんが悪の手先ミアちゃんに連れ去られてしまう。ランちゃんは救い出すために悪と戦う!しかし、ここでの戦うは力は使わない。「悪って何?」「何が正義なの?」と問い続けるのだ。それが悪と戦うことなのだ。私はこの問と戦い続けなければならない。

  • ちぇけら さん

    「あたしはパパもママも見てない、パパもママもあたしを見てない、あたし、見てもらいたかった、それから、見たかったよ、世界を、」世界のために ランちゃんは戦う 3歳のからだが 不条理な悪と 寒いよ孤独だよ 戦うということ なにが正しい? 自分も悪だと思うし 愛するって大人になるって よくわからなくて ふみとどまりたくなる 「ユーは、夢か現実かはっきりしてから、行動を決めるのかい?そんなことしてたら、間に合わないことだってあるじゃん」 みんな立ち向かっている この世界に 不条理な悪に 強く そして優しく

  • もちもちかめ さん

    わらをもつかむ思いで読んだら、ものすごく実践的な悪との戦い方を丁寧にこれ以上ない親切さで、人類にできうる限りの描写で、解説してあった。感謝しかない。こうやって戦えば良いんだね。そして、皆少しずつ、少しずつ悪と毎日毎分毎秒戦ってるから、世界が壊れなくて済んでるのね。感動的。感動。美しいものは美しいまま生きていてもいいんだなー。でもそうすると、悪がピンポイントでターゲットにしてくるのよね必ず。悪にならざるを得ない哀しみやつらさを、最後見事に表現してくれていて、それもホッとした。なるほど悪が悪である理由。

  • かえで さん

    3歳児の男の子「ランちゃん」が「悪」の手先である女の子、ミアちゃんに連れ去られた弟のキイちゃんを救うため、謎の少女マホさんとともに「悪」と戦う話。これ以上、ストーリーは書きようがない。幻想的な世界観、寓話・童話的な展開・文章は宮沢賢治(作中で引用されている箇所もある)を彷彿とさせるが、暴力的な描写や延々とシュールリアリズムのような展開になるのは、非常に高橋源一郎っぽい。この人の作品には常に「言葉」の力、のようなものが意識されているのではないかと思う。「悪」とは何なのか・・是非読んで確かめてほしい。

  • 空箱零士 さん

    ★★★★ 誰かを愛するということは他の誰かを愛さないということだ、といった台詞が『バトル・ロワイアル』にある。この物語の「悪」は何者からも祝福されず、存在自体を許されなかった者たちだ。イジメ、被虐待児、異常性格、まともに生きれず死んでいった赤子たち。彼らの要求はただ一つ。生きさせろ。これに否を突きつける資格を持つ人間など存在しない。しかしそんな彼らを全て救える人間は? 僕たちは時に相容れない者を「悪」と呼ばねばならない状況がある。彼らと決別せねばならない状況がある。これはまさにそんな彼らへの倫理の物語だ。

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高橋源一郎著

1951年、広島県生まれ。作家。81年「さようなら、ギャングたち」でデビュー。88年『優雅で感傷的な日本野球』で第1回三島由紀夫賞。『さよならクリストファー・ロビン』で第48回谷崎潤一郎賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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