90年代以降のアルバムはあまり聴いたことがなく、ちょうどよいと思いこのベスト盤を購入しました。リマスターとのことですが、今の時代に合わせたのか、いくらか高音強調めのリマスターになっているようです。使用しているオーディオが80〜90年代のものなので、もしかしたらそのように聴こえるのかもしれませんが・・・。88年のアルバム「EGO」を境に、以降は曲調が変わり、歌詞も日本語中心になり、それ以前のものと好みが分かれると思いますが、これはこれで良いのかと思います。個人的には80年代、特に前期の曲が好きなのですが。

ラジやピンクレディーが入っているなら、中原理恵の「ステキ」も入れてほしかったです。

リメイク前の古い方もいいかなーと思って久しぶりに聞いてみましたが、やっぱり新しい方が良かったです（笑）。たしかにご本人言われているように少し細野さんっぽく歌われていて微笑ましかったです。

このアルバムはとてもいい企画だったと思います。流石に昔のと聞き比べて声が衰えられてるかなぁと思いましたが全然そんなことはなく、こちらの新しい声のために録音したかのようにしっくり来ます。現代の名盤として蘇っていると思います。

発売当時はなんか後ろ向きだなーと思ってしっくり来なかったアルバムですが、今聞くといい感じにリラックスして聞けてとてもいいです。

高橋さんの中ではベストなアルバムの一つなんじゃないかと思います。楽曲が それぞれとても良く捨て曲がないと思います。これぐらいの感じでずっと出してたら王道のJ-POPのスターとしても行けてたのではと思うくらいです。それは詰まらないですが。

坂本さんと違って高橋さんのアルバムは全面的に歌物なので、凄くニューウェーブっぽいニューウェーブという感じがします。曲もこの時はキレキレ（死語）で好きで、最近の落ち着いたのもいいですが、こういうのも出来たらまたやって欲しいです。

ボーカル取り直しということですが、音のほうも現代版にリニューアル（リマスタリング）されいい感じ。これを機に名盤が語り継がれればいいですね。

非常に質の高い演奏が楽しめます。演奏もさることながら高橋幸宏ってこんなに歌がうまかったのかなと。細野さんも出てきますよ。

子供の頃は良さがわからなかったけど何年経とうが不朽の名作ですね