ヨシキ×ホークのファッキン・ムービー・トーク!

高橋ヨシキ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784781619040
ISBN 10 : 4781619045
フォーマット
発行年月
2020年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
224p;19

内容詳細

すべての映画は政治的だ!ディストピア化する世の中にファック・オフ!
ガラパゴス化する邦画市場、終わらない80’sリバイバル、不毛なポリティカル・コレクトネス論争、世界を埋め尽くすディズニー帝国の覇権、ファンダムの肥大と映画批評の行方……今、映画にある危機を語る。
『映画秘宝』二代目編集長・田野辺尚人氏との鼎談を収録。

〈「はじめに――てらさわホーク」より〉
世の中どんどん悪くなる。では、すべてを諦めて日々を無心に送れるかといえば、そんなわけもなく、嫌なことを忘れたり、とりあえず明日以降をまた生きたりするためには、映画(をはじめとした、それぞれの娯楽)は絶対に必要なのだ。

〈「おわりに――高橋ヨシキ」より〉
今の世界で最も注意しなくてはならないのは、他者に対する信じられないほどの冷酷さをおいて他にない。他者に対する想像力というものが、はなから存在しないかのように振る舞う連中も増えた。〈略〉何かを理解し、それに共感するためには想像力が必要だ。想像力は広義の文学(そこに映画も含まれる)を通じて養われるものである。


◎被害者しぐさを振り回すな! / ◎情緒がすべてを正当化している… / ◎懐かしさではなく、ただの聖人信仰 / ◎エロが見たけりゃ、ネットでも見てろ! / ◎ディズニーは過去の遺産を食いつぶしている / ◎需要と供給がプッシャーとジャンキーの関係に / ◎観客もパブロフの犬状態になっている… / ◎自分の映画史をしっかり持て!

目次
はじめに――てらさわホーク

第一章 ガラパゴス化する日本の現在地
  日本ではロケができない?
  身内/よそ者で区切る鎖国意識
  若者の「洋画離れ」ではなく、「金離れ」
  日本人の自我が、風景まで拡張している?
  『全裸監督』で描かれた「架空」の歌舞伎町
  日本の悪い面を描くと国辱映画?
  日本映画からリアリティが欠如してきている?
  日本のIPは流出している?
  「世界中で公開」という宣伝文句の実態
  作品の評価軸が「情緒」になっている?

第二章 終わらない「80’sリバイバル」と「ノスタルジー消費」
  量産される80年代作品の「リバイバル」「続編」
  スピルバーグが掘り当てた鉱脈「郊外映画」とその影響
  ファミリー向けを装いつつ、実は大人買い狙い?
  “ダサい”80年代カルチャーは漂白されている?
  「エアロビ映画」を思い出せ!
  トム・クルーズ、若作りしすぎ問題
  歴史修正主義としての『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
  興行収入ランキングで振り返る80年代映画

第三章 「アンチ・ポリティカル・コレクトネス」の不毛な議論に終止符を
  「ポリコレ」警察VS「アンチ・ポリコレ」派の実情
  PCの起源は「言い換え」運動から
  ハリウッドにおけるキャスティング考
  「ショック・バリュー」の意味を知れ!
  「被害者しぐさ」に隠された、屈服させたい欲
  「#MeToo」運動に行き過ぎはない
  映画祭について回る政治色

第四章 世界がディズニファイされていく
  ディズニーの席巻はいつからか?
  資本主義が当たり前、映画が製品となった世界
  マーチャンダイジングで埋め尽くされる
  ジョン・ラセターに漂う仄暗さ
  挑戦を忘れたディズニーの危機
  ディズニーランドのやりがい搾取
  プッシャーとジャンキーの関係に?
  「パブロフの犬」状態になった観客

第五章 映画批評に未来はあるか
  『ジョーカー』も『ダークナイト』も、自称ジョーカー?
  子どものころに触れた映画評論
  「後追い世代」じゃいけないか?
  伝説の『悪趣味洋画劇場』ができるまで
  「映画秘宝」が掲げた編集方針
  ヨシキ、ホークが「映画秘宝」に参加するまで
  「秘宝系」という括りについて
  「映画批評」のゆくえとは?

おわりに――高橋ヨシキ

【著者紹介】
高橋ヨシキ : 1969年生まれ。映画ライター、アートディレクター、デザイナー、サタニスト。雑誌『映画秘宝』(双葉社)でアートディレクター、ライターを務めるほか、映画ポスター及びDVDのジャケットデザイン、翻訳、映画監督、脚本など多彩なフィールドで活躍している

てらさわホーク : 1973年生まれ、映画ライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ポルコ さん

    てらさわホークの「マーベル映画究極批評」が面白く、この本も読んでみたが、意外と映画の話の印象も、てらさわホークの出番も少なめ。ただ、二人の現代社会批判と映画の将来性への熱量は確り感じる。

  • vaudou さん

    意外にも?現在進行形の映画界に対する真摯な評言に頷くことしきりな対談集。奇しくも『ムーラン』の劇場撤退&サブスク配信が物議をかもし、本文中で言及されるディズニー商法が顕在化してしまったわけだが、こうして業界内に蔓延る空気と、皆が薄々感じてはいたけど言語化できていないモヤモヤに形を与えてくれる本は貴重。あんまり穿った態度で映画を観たくはないものだが、背景にあるもの(巨大資本、人種、ポリコレ等)を考慮せずただ漠然と作品と対峙することはそれとは全くの別問題である。いろいろ自戒も込めて読み進めた。

  • takeのすけ さん

    著者2人が映画や政治について居酒屋のノリで語る本です。最終章では雑誌「映画秘宝」誕生秘話もありました。私が学生の頃に読んだムック本にも触れていてなんだか嬉しかったですね。でも気になる所も。アニメオタクは女性差別主義者みたいに語られていて。皆が皆そういう訳じゃないと思いますよ。

  • イノマン さん

    田野辺さんが言っていた、気になる映画、好きな俳優や監督の作品をたくさん観て自分の映画史を作りたいなぁと思いました。 と、同時に読書同様、映画も一回観ただけで満足せず繰り返し鑑賞して、観る度に違う発見を観れるようになりたいとも思いました。 ホークさんが言っていた毎日5億円欲しいというくだりが面白かった。 最近、ダースレイダーさん、高橋ヨシキさん、てらさわホークさんのYouTube無料配信もされているので、この本読まれた方や興味ある方は観たらいいと思います。 とても楽しい大人の会話が聴けます。

  • n_kurita さん

    めちゃくちゃ面白い上にとても勉強になる。フェミニズム的な観点から言っても日本人男性2人がコレを話している、と言うだけで救いになる人がいると思う。映画好きかどうか関係なく日本人はとりあえず全員読んだ方が良いのでは?と思ってしまいました。アトロクで宇多丸さんが言ってたけど、定期的に2人で本を出して欲しいな。

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