十一月の扉 福音館創作童話シリーズ

高楼方子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784834082944
ISBN 10 : 4834082946
フォーマット
出版社
発行年月
2016年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
332p;21

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読書メーターレビュー

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  • アン さん

    赤茶色の屋根の白い家「十一月荘」。中2の爽子が親元を離れ、3人の優しい女性たちと暮らした2ヶ月間。お気に入りの美しいノートに心踊らせ『ドードー森の物語』を綴りながら。母への複雑な感情、淡い恋のときめき、未来への戸惑い。十一月荘を取り巻く魅力的な人々との触れ合いを通し、思春期の少女の胸の内が繊細に伝わり、その頃の自分の姿と重ねてしまうよう。悩みながらも自分を見つめ、前へ踏み出していく爽子が愛おしくなります。双眼鏡にふっと現れた世界の儚さと永遠。また十一月の扉を開けてみるよ、心温まる紅茶と希望への鍵を手に。

  • ぶち さん

    表紙に描かれた紅葉にマッチした白い壁に赤い屋根の建物。主人公の少女が十一月荘を見つけた時の場面ですが、ちょっと外国の物語のような雰囲気です。 主人公も喜びをもってこの十一月荘での暮らしを始め、個性的で素敵な女性達との触れあい中で成長していきます。それぞれ自分を持ち、迷いながらもしなやかに生きている女性達。主人公もいずれそうなるだろうと予感します。そんな予兆を見せたラストシーンで少しじーんとなりました。 なぜ「十一月」なのか、という意味も素敵で、この季節になるたび思い出す物語になると思います。

  • ゆりあす62 さん

    図書館本。★★★★☆ 思う。14才の時に読みたかった。

  • anne@灯れ松明の火 さん

    (再読)昨年、読友さんオススメで、11月ギリギリに読んだ作品。今年はゆっくりと再読。2ヵ月だけ、十一月荘に下宿することになった爽子。下宿の人やそこに関わる人との出会いで、自分のこと、母のことを見つめ直す。るみちゃんや閑さんらと一緒の爽子を見ていると、友情に年齢は関係はないと思う。そして、耿介への淡い想いには、一緒にドキドキしてしまう。現実世界と爽子が描く物語世界が見事にリンクして、より豊かな世界が広がっている。「十一月には何かすてきなことが起こる」今年の11月は、何が起こるだろう?

  • 森の三時 さん

    大人になってからもしつらくなったとき、自分を肯定的に支えてくれる、振り返る思い出の季節を少年少女の時期に持てていたなら、きっとその人は歩いていけるように思います。十一月の扉の向こうは、静かに、けれど確実に、未来へと向かう下地となる場所でした。問題のないような家族でも、仲良しの友人関係でさえも、ひとつひとつの関係性の中で共有するルールがあり、少なからずそれに絞られている。扉を開けて、新しい見方ができたとき、自分の本当の気持ちに気づき、これまでとは違った新しい関係を築いていけるのかもしれません。

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