グリムの森へ 小学館文庫

高村薫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094061413
ISBN 10 : 409406141X
フォーマット
出版社
発行年月
2015年03月
日本
追加情報
:
219p;15

内容詳細

ドイツを中心としたヨーロッパ各地に伝わる昔話をグリム兄弟に語ったのは、数多くの女性たちだった。本書はグリム兄弟の残した物語の中から有名な十一編を選び、原書に基づいたお話を、高村薫、松本侑子、阿川佐和子、大庭みな子、津島佑子、中沢けい、木崎さと子、皆川博子という現代女性作家八名が語り部となり再話したユニークな一冊。十九世紀ヨーロッパでグリム童話の普及に一役買った「一枚絵」を中心に、十九世紀〜二十世紀前半に描かれた挿絵の数々も、ふんだんに掲載。さらに四名の文学者によるエッセイ、明治時代に日本語訳された「おほかみ」も収録。

【著者紹介】
高村薫 : 1953年、大阪府生まれ。国際基督教大学卒業。外資系商社勤務を経て、90年に発表した『黄金を抱いて翔べ』で第三回日本推理サスペンス大賞を、93年には『マークスの山』で直木賞を受賞する。『レディ・ジョーカー』(毎日出版文化賞)など著書多数。10年『太陽を曳く馬』(新潮社)で読売文学賞を受ける

松本侑子 : 1963年、島根県生まれ。筑波大学卒業。87年『巨食症の明けない夜明け』ですばる文学賞、10年『恋の蛍―山崎富栄と太宰治』で新田次郎文学賞

阿川佐和子 : 1953年、東京都生まれ。慶応義塾大学卒業。81年にリポーターとしてテレビ出演、以後執筆を中心にインタビュー、テレビ、ラジオ等幅広く活動。『ああ言えばこう食う』で講談社エッセイ賞、『ウメ子』で坪田譲治文学賞、『婚約のあとで』で島清恋愛文学賞受賞

大庭みな子 : 1930年、東京都生まれ。津田塾大学卒業。59年よりアラスカに住み、十一年間の滞米中に北米各地を旅する。68年に発表した『三匹の蟹』で群像新人賞と芥川賞を受賞。『寂兮寥兮』で谷崎潤一郎賞、『海にゆらぐ糸』と『赤い満月』で川端康成文学賞を受賞。2007年5月逝去

津島佑子 : 1947年、東京都生まれ。白百合女子大学卒業。78年に『寵児』で女流文学賞、翌年『光の領分』で第一回野間文芸新人賞を受賞。『火の山―山猿記』で谷崎潤一郎賞と野間文芸賞、『笑いオオカミ』で大佛次郎賞、『ナラ・レポート』で紫式部文学賞等を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    第一線で活躍する8人の女性作家たちによるグリム童話の競演。当然、それぞれの作家がグリム童話のいずれかを原典として翻案を展開するものだとばかり思っていた。ところが、残念ながら、いずれもが翻訳(中には日本語からの重訳もありそうだ)なので、グリム童話そのものを読む楽しみはあっても、せっかくの作家たちの個性や文体の妙はわずかしか味わえない。その点では阿川佐和子氏の努力と工夫はわからないではないが、残念ながら成功しているとは言い難く、むしろ民話を通俗化してしまうという結果に終わっている。なお、巻末のエッセイは充実。

  • KAZOO さん

    グリムの童話の中からいくつか選んで女流作家に書いてもらった作品集です。わたしは皆川さんと高村さんのファンなので読んでみましたが、彼女たちの独特の文章にはあまり触れられませんでした(少しがっかり)。ただ絵などが豊富でエッセイなどにも参考になるものがあってまあ楽しめました。どちらかというと彼女たちに自由な発想で書き直してもらいたい気がしました。

  • nyanco さん

    8名の女性作家によるグリム童話集、各作家らしい作品達を楽しみにしていたのですが、本書はオリジナルに忠実であることが目的だったようで私のイメージとは違う作品でした。「一枚絵」は美しく、今再び、きちんとグリム童話を伝えようという意図はわかりましたが、もう少し、その作家さんらしさがあると良かったかなぁ、と思います。かなり砕いてご自身の世界観を出していたのは中沢さんくらいじゃなかったかな。続→

  • すこにゃん さん

    グリムと日本昔話を大雑把に東西比較してみました。1:老女はグリムでは魔女で悪役だが日本昔話では山姥を除き善良な人である。2:グリムでは魔女が人間を動物に変えるが日本昔話では動物が己の意志で人間に化ける。3:グリムでは王子様が美しい田舎娘に求婚するが日本昔話では大名からの縁談は希である。4:総じてグリムでは権力者や魔女に対する畏れが表現され、日本昔話では自然や動物に対する畏れが表現される。童話の楽しみ方は人それぞれですね。

  • 積読亭くま吉(●´(エ)`●) さん

    高村女史が読みたくて手にしたのですが…。思ってたのと違いました。グリムベースに各々の作家がそれぞれに色付けして作話←ではありませんでした。いたってグリムに忠実に再話されています。ただし、明治時代に日本語訳された『おほかみ(七匹の子山羊)』も収録されているのですが、これは面白いです。図書館で見つけたら、ここだけでも(笑)※後半のエッセイもグリム童話もちゃんと面白いですが、残念ながらこれなら40年以上前に読みました、感が半端ないのです。

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人物・団体紹介

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高村薫

1955年、福井県福井市生まれ。山と海と家族と菜園と読書をこよなく愛する。あくせく、ガツガツしていた前半生を終え、ゆったり中道を歩む人生を心がける。初登山は北アルプス・槍ヶ岳で、2014年から東京周辺の山歩きを始める。もっぱら単独行を好み、森と風を楽しむ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載され

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