炎の経営者 文春文庫

高杉良

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167753726
ISBN 10 : 4167753723
フォーマット
出版社
発行年月
2009年05月
日本
追加情報
:
16cm,470p

商品説明

戦時中の大阪で小さな町工場を興した八谷(やたがい)泰造。財界重鎮の永野重雄を口説いたり、旧満鉄技術者をスカウトするなど、持ち前の大胆さと粘り腰の八谷は、難題を乗り越え、会社を発展させ、ついには世界的な石油化学工業会社「日本触媒」を築きあげた――伝説の経営者を描く経済小説の第1人者、高杉良の名作が文春文庫に初登場!

内容詳細

戦時中の大阪で小さな町工場を興した八谷泰造。財界重鎮の永野重雄を口説いたり、旧満鉄技術者をスカウトするなど、持ち前の大胆さと粘り腰の八谷は、難題を乗り越え、会社を発展させ、ついには世界的な石油化学工業会社「日本触媒」を築きあげた―伝説の経営者を描く経済小説の第一人者、高杉良の名作が文春文庫に初登場。

【著者紹介】
高杉良 : 1939年東京生まれ。化学専門紙記者、編集長を経て、75年に「虚構の城」で作家デビュー。経済界全般にわたり、綿密な取材に基づき、話題作の数々を発表する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まつうら さん

    八谷泰造のことはまったく知らず、石油化学工業のことも無知だったが、ビジネスマンの必読書と聞き手に取った一冊。冒頭でいきなり、アポなしで富士製鉄社長の永野に会いに行く。面識も紹介状もないのに、いきなり出資を要請に行く大胆さと行動力に圧倒された。これはすごい! 当時、他社は製造技術を外資から導入しているのに、八谷は独自技術にこだわり、ついにはソ連への技術輸出を果たしてしまうのもすごいことだ。事業にかける情熱や、親分肌で気風がいい感じは、川崎製鉄の西山弥太郎を思い起こす。大事業を成し遂げる人はひと味違う!

  • さっとん さん

    高杉さん初読みですがとても面白かったです。 予備知識なしで読んだのですが、実話を基にした話だと知りかなり驚きました。 八谷社長の仕事や人に対する熱意に胸が熱くなり、自分の努力や悩みの小ささに気付かされます。 今の時代にそのまま当てはめるのは多少無理がありますが、その辺のビジネス本よりよっぽど為になる1冊だと思います。

  • PEN-F さん

    日本触媒創業者である八谷泰造氏の戦後から高度成長期あたりまでの軌跡を綴った一冊。経営手腕や先見の明が極めて優れているのは勿論だけど、終戦直後、日本人の誰もが多くを失ない希望を見失っていたであろう時期に明るい未来を的確に捉えて、それに向かって行く気概が凄い。日本にはとても優れた経営者がたくさんいたし、今もたくさんいるし、これからもたくさん生まれてくるのでしょう。

  • 薦渕雅春 さん

    日本触媒 の創業者である 八谷泰造(やたがい たいぞう)氏を描いた経済小説。主人公はじめ 皆さん実名で登場する。日本触媒という企業名は聞いた事はあったが 成り立ちから含めて 内容もあまり知らなかった。一般消費者が直接 購入する商品そのものを作ってるのではなく 素材産業の化学メーカーだからか。しかし 現在の企業案内を拝見しても 実生活との関わりも深い事に驚くほど。タイトルの如く 炎のような けど 優しく大きな人間であっただろう。早くに亡くなられたのが 本当に残念。著者の記者時代のエピソードも出てきて面白い。

  • ゲバオ さん

    日本触媒の創業者、八谷泰造の話。 自社の社員だけでなく大企業の経営者の心をも動かす経営者として、そして技術者としてのタイトルのとおりの熱い心に感動した。 近年は巧い経営者はいても心で経営をする熱い経営者がいなくなったように感じる。 それだけ日本の経済が成熟されたってことなんだろうけど、 昭和のこのような熱い経営者たちが今の日本経済の礎を築いたということを忘れないようにしたい。

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高杉良

1939(昭和14)年、東京生れ。石油化学専門紙記者、編集長を経て、’76年『虚構の城』で作家デビュー。以来、経済界全般にわたって材を得て、綿密な取材に裏打ちされた問題作、話題作を次々に発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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