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さよならが言えるその日まで

高木敦史

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065186572
ISBN 10 : 4065186579
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

静岡県沼津市で交通事故が発生、運転していた小学校教諭の森遠謙介が死亡した。一人娘の伊緒が悲嘆にくれる中、驚愕の事実が判明する。事故発生日の未明から、謙介の教え子である恩田六助の行方がわからなくなっていたが、その痕跡が車内から発見されたという。お前の父親は誘拐犯だ。周囲からの非難、マスコミの追及、警察の圧迫―。折れそうな心を奮い立たせ、真実を知るため、伊緒は六助を捜し始める。

【著者紹介】
高木敦史 : 1979年福島県生まれ。早稲田大学第二文学部卒。「なしのすべて」で第13回角川学園小説大賞優秀賞を受賞。2010年に受賞作を改題した『“菜々子さん”の戯曲 Nの悲劇と縛られた僕』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • sayuri

    テレビ画面から流れた交通事故の映像、映し出された車は見覚えのある父の物だった。プロローグから惹きつけられて一気読み。主人公は、事故で死亡した小学校教諭の謙介を父に持つ森遠伊緒。教え子の六助の行方不明と重なった事で父には誘拐犯の汚名が着せられる。父の無実を信じ、真実を求め少年の行方を追う伊緒。本作でもマスコミやネット民の根拠のない非難に怒りが募った。平気で嘘を付く者、重大な秘密をいともたやすく口にする者達にもうんざりする。人間の残酷な側面に嫌気がさすが、人と人との絆を感じ光が見えるラストに胸を撫で下ろした。

  • ゆみねこ

    高木敦史さん、初読み。小学校教諭の父が交通事故で死亡した。ところが父の車中から行方不明になっている教え子の痕跡が発見され、父は誘拐犯の汚名を着せられる。一人娘の高校生・伊緒は父の無実を証明するために行方不明の小学生・六助を捜し始める。ミステリーでもあり、家族の形を描いたものでもあり。伊緒の後先考えない行動に最初はいらっとしたけれど、エピローグのロクの言葉が良かった!

  • ゆのん

    【NetGalley】ある日突然、父親が死んだ。しかも誘拐犯として。誘拐された子供は行方不明に。父親を信じようとする高校生の主人公は行方不明の子供を探すことに。世間や身内からのバッシングの中、悲しい思いや怖い思いをしながら成長してゆく主人公が健気で好感を持てる。『家族』の定義がとても良い。血の繋がりだけでは無い大切なものがある。59

  • ぶんこ

    交通事故死した教師の父が誘拐犯との汚名をきせられた。一人っ子のイオは、仲の良かった父を信じて真相解明にのりだす。父の死後、行方不明になったままのロクを探す。マスコミのいい加減さ、ライターの参子の図々しさと無責任さにハラハラし、嫌なことからは目を逸らす母親にももどかしさを覚えました。一緒になって動いてくれた従兄弟、ロクを匿ったミキヤス。力になってくれた人はいました。人は窮地に立った時に試されるのかなと感じました。汚名がはれてよかったです。

  • よっち

    教え子を誘拐したとされる父が事故死しひっくり返った日常。誰も何もわかってない親族や警察、マスコミに憤る遺された女子高生の娘・イオが父の名誉にかけて事件の真相を追う物語。車に残されていた行方不明だった謙介の教え子・ロクの痕跡。親戚のヒデローと調査を始めたイオが直面した意外な事実、ロクを匿った引きこもりのミキヤス、明らかになってゆくロクと父親・ツギオの関係や当時の状況。大人たちに時には振り回され助けられながら、それぞれが向き合って過去を乗り越え、新たな一歩を踏み出すエピローグにはぐっと来るものがありました。

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