アウトサイダーたちの太平洋戦争 知られざる戦時下軽井沢の外国人

高川邦子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784829508121
ISBN 10 : 4829508124
フォーマット
出版社
発行年月
2021年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
川邦子 ,  
追加情報
:
336p;19

内容詳細

深刻な食糧不足、そして排外主義的な空気が蔓延し、外国人が厳しく監視された状況下で、軽井沢に集められた外国人1800人はどのように暮らし、どのように終戦を迎えたのか。聞き取り調査と、回想・手記・資料分析など綿密な取材でまとめあげたもう一つの太平洋戦争史。

目次 : 第1章 「発見」された軽井沢の外国人たち/ 第2章 落葉松林の中のモザイク社会/ 第3章 戦時下軽井沢の暮らし/ 第4章 昭和二十年/ 第5章 終戦後/ 第6章 家族の物語

【著者紹介】
川邦子 : 1961年東京都生まれ。日本郵船(株)勤務の後、1991年より(株)NHKグローバルメディアサービス登録翻訳者として、NHKで翻訳に携わる。2001年慶應義塾大学法学部政治学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 古本虫がさまよう さん

    日本国内で戦時中を過ごした外国人の物語。空襲が激しくなってくると、軽井沢に疎開する外国人が多かったという。夏はいいが、軽井沢での「冬」の生活がいかに困難だったか…。ドイツ人は、本国大使館からの支給支援もあり、食糧的には比較的恵まれていたとのこと。それ以外の中立国の外国人は配給だけでは四苦八苦だったようだが、空襲の心配がないだけでも恵まれていたといえようか(軽井沢を空襲しないようにとの要請を米国が受けていた背景などもあったとのこと)。強制疎開といえばそうだが、軟禁といえば軟禁であったといえようか。

  • Yasuhisa Ogura さん

    第2次大戦中、軽井沢に集められた外国人の生活を描いたもの。日本の政策により、同盟国のドイツ人、中立国のスイス人、国籍を剥奪されたユダヤ人、亡命ロシア人など1800人くらいの外国人が軽井沢での暮らしを強いられていた。特高警察による厳しい監視や深刻な食料不足が描かれている。特に彼らが語る軽井沢の厳しい冬の寒さは印象的である。また、軽井沢にはナチスの秘密警察も存在しており、反ナチス的な行動に目を光らせていたという。このような必ずしも幸せとはいえないような歴史も、軽井沢の魅力の一部であると思う。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

哲学・歴史・宗教 に関連する商品情報

おすすめの商品