高峰秀子の反骨

高峰秀子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309028804
ISBN 10 : 4309028802
フォーマット
出版社
発行年月
2020年04月
日本
追加情報
:
200p;20

内容詳細

私はアタマにきた!衆議院小委員会での発言を「女優のくせに」と非難され、五輪映画を非難され、孤立無援だった市川崑監督にただひとり援護射撃…。高峰秀子の義侠心と正義感を、あらためて読む。すべて単行本未収録エッセイ。

目次 : 反骨渡世/ 1940年代(23〜25歳)/ 1950年代(29〜35歳)/ 1960年代(37〜44歳)/ 1970年代(47〜55歳)/ 1980年代(61〜63歳)/ 1990年代(66〜68歳)/ 2000年代(75歳)

【著者紹介】
高峰秀子 : 1924年、函館生まれ。女優、エッセイスト。五歳の時、松竹映画「母」で子役デビュー。以降、300本を超える映画に出演。『わたしの渡世日記』(日本エッセイスト・クラブ賞受賞)など著書多数。夫は脚本家で映画監督の松山善三。2009年、作家・斎藤明美を養女に。2010年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • chiyo さん

    ★3.5 著者の他作品と同じく、自分を下手に飾らず、芯がしっかりと通り、全てに於いて潔い。講演やインタビュー等、口語体の文章が多かったこともあり、ぽんぽんと繰り出される言葉が面白い。そして相変わらず、夫・松山善三との仲睦まじい様子が微笑ましい限り。ただ、これまでに色々な著者の作品を読んできたこともあって、何かで目にした文章と内容が被るものがあるのは否めない。が、市川崑の映画「東京オリンピック」についての言及がとても興味深かった。彼を庇って声を上げたことは知っていたけれど、その文章をちゃんと読むのは初めて。

  • niki さん

    何冊目の高峰秀子かわからないけれど読んでしまう。子どもを持つことの文章を読んだのは初めてかも。 東宝の重役に帝国ホテルのロビーを何度も歩かされた話は良かった。高峰秀子は嫌でたまらなかったようたが、どんな場所でも物怖じしないで振る舞える人間になるようにとの思いから。愛だな。こういう教育って大切。 コマーシャルは一社しか選ばない。怖いと言われた高峰秀子。怖いんじゃない、正直で嘘をつかず人を見抜いてしまうだけ。「死ぬまでは死なないんですから、お互いに一生懸命にスマートに生きてまいりましょう」

  • GO-FEET さん

    《五歳で子役になってから五十年余りの映画生活で、尼さんとお化け以外は全部やりました。学校の先生、看護婦、タイピスト、ニコヨンのおばさん、お姫さま、奥さん、女工さん、お百姓さん、お妾さん、バーのマダム、芸者、女子大生、おばあさん、女医、ストリッパー、全部やっちゃいました(笑)。ありとあらゆる女性に化けて、芝居をしてまいりました。  出演本数は、こんなものは多けりゃいいというものではありませんけれども、四百本ぐらいになるようです。》(44頁) 個人的には〈若尾文子〉の次に好き!といっても過言やない日本の女優。

  • アーク さん

    高峰秀子氏って、日本映画界に名だたる大女優でありながらすごく気さくで意見をはっきり言う性格だったのが分かる一冊だな。映画や女優業を自分で「好きではない」なんてぶっちゃけてしまう人なんて、他にいないよな。そんな中でも仕事に対するプロ意識や私生活の美学、そして夫に対する愛情などなど、高峰秀子氏の人間臭い一面が存分に伝わってくる。氏の映画を観たことのある人なら読んで損はない一冊。

  • 夏野 さん

    高峰秀子のエッセイ集。すべて単行本未収録。冒頭の講演私のおいたちで義母との愛憎と確執をはっきりと語る姿勢に圧倒された。文章は短いものから長いものまでさまざまですが、どれも高峰秀子の生き方や好みがはっきりみえて面白いです。高峰秀子の養女となった斎藤明美が書かれたあとがきも良かったです。

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人物・団体紹介

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高峰秀子

大正13(1924)年北海道生まれ。5歳のとき「子役」として映画界にデビュー。その後「二十四の瞳」「浮雲」「名もなく貧しく美しく」など多数の映画に出演。著書に『わたしの渡世日記』(日本エッセイスト・クラブ賞受賞)などがある。平成22(2010)年12月28日、逝去。享年86(本データはこの書籍が刊行

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