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水曜日は<ベイベリー>で 森のカフェでいただきます 集英社オレンジ文庫

高山ちあき

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784086806534
ISBN 10 : 4086806533
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

とある別荘地の森にひっそりたたずむカフェ〈ベイベリー〉。
ごく普通のカフェだが、水曜日は店主から招待状を受け取った特別な客のためだけに営業し、『願いの叶うランチ』が提供される。ただし店については口外禁止、願いを叶える対価として必ずなにかをひとつ失う。視力、寿命、若さ――人によってさまざまで選択はできない。
萌衣は、一年ほど前から住み込みで〈ベイベリー〉のホールスタッフとして働いている。会社を辞めて実家に戻る直前、山で遭難しかけたところを店長の玲介に助けられたのがきっかけで、事情があって彼の婚約者のふりをする仕事も引き受けている。そんな萌衣には、どうしても思い出せない記憶があって――?

【著者紹介】
高山ちあき : 12月25日生まれ。B型。2009年ノベル大賞読者大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • よっち

    山で遭難しかけて店長の玲介に助けられ、別荘地の森のカフェで働くことになった萌衣。店主から招待状を受け取った特別なお客様たちと巡り合う連作短編集。水曜日は特別な客だけに『願いの叶うランチ』が提供される日。男性に妻が遺した宝石箱の中身、失言からSNSのフォロワーを大きく減らしたインフルエンサー、夫が癌で闘病中の妻の願い、そして萌衣自身が記憶を失っていた理由。それは代償を払ってまで叶えるべきなのか考えさせられるエピソードでしたが、いつの間にかかけがえのない居場所を得ていたことに気づく結末はなかなか良かったです。

  • 栗山いなり

    水曜日に特別な客を貸し切りで迎える不思議な店「ベイベリー」を訪れる人々を描いた物語。不思議な雰囲気のする、様々なテイストの物語が料理を交えて展開されていた作品。清濁混合のオレンジ文庫らしい作品だったと思った

  • あるぱか

    ちょっと辛口レビューです。とある山の中にある不思議なカフェのお話。メインのランチはとても美味しそうなでしたが、お話自体は色々なものを詰め込みすぎた印象を受けました。主人公の記憶がない原因もなんだかまつゆば感が。テイストもほっこりでいくのか、辛口にするのか、統一感がなく、私にはイマイチなお話でした。

  • 立藤夕貴

    山で遭難しかけたところを男性に助けられ、彼が営むカフェで婚約者として働く萌衣。水曜日は特別な客のためだけに営業し、そのランチを食べた客の願いが叶うという。しかし、それには条件があって――。さまざまな客が来店し、自らの望みを叶えるか否か揺れ動く様を描き出した短編集。ランチの描写がどれも美味しそうで、水曜日でなくても行ってみたいと思う雰囲気でした。森のカフェ、「願い事が叶うランチ」、玲介の浮世離れした雰囲気のためかふわりとしたファンタジックな心地。玲介はもう少し人間味があったら親しみやすかったかもしれません。

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