「わかってもらいたい」という病 廣済堂新書

香山リカ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784331521410
ISBN 10 : 4331521419
フォーマット
出版社
発行年月
2018年02月
日本
追加情報
:
206p;18

内容詳細

「わかってほしい」は人間にとって当然の欲求である。しかし、気持ちを伝えても「わかってもらえない」ことが少なくない。それはなぜなのだろうか。そして、やり場のない気持ちはどうすればよいのだろうか。その解消法を間違えば、座間死体遺棄事件のような凶悪犯罪に巻き込まれる危険性すらあると、著者は警鐘を鳴らす。人一倍傷つきやすい人たちの心に寄り添い、迷路の出口を指し示す心理アドバイス。

目次 : 第1章 SNSでわかってもらえない/ 第2章 女どうしなのにわかってもらえない/ 第3章 パートナーや恋人にわかってもらえない/ 第4章 まるごとわかってもらいたい/ 第5章 わかってもらいたい願望の落とし件/ 第6章 わかってもらえるとはどういうことか/ 第7章 自分で自分がわからない人たち

【著者紹介】
香山リカ : 1960年札幌市生まれ。東京医科大学卒。精神科医。立教大学現代心理学部映像身体学科教授。豊富な臨床体験をいかし、現代人の心の問題を中心にさまざまなメディアで発言を続けている。NHKラジオ「香山リカのココロの美容液」でパーソナリティを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 香菜子(かなこ・Kanako) さん

    「わかってもらいたい」という病。香山リカ先生の著書。私もわかってもらいたい、理解してもらいたい、認めてほしいという欲求、承認欲求を強く感じることが多いから、香山リカ先生から「わかってもらいたい」という気持ちは人間にとって当然の欲求と言ってもらえてどこかすっきり。でもそういう承認欲求を上手にコントロールして、愚痴をこぼしたり不平不満を言ったりしないことも大切。わかっていても難しいけれど。

  • さやぽん さん

    よく香山先生の本は「具体的にどうしたらいいのか答えを書いてくれてなかった」という感想を目にしますが、私にとっては救われた本でした。 香山先生が「こういうことにわかってもらえないという人がいるんだよ、こういう人もいるよ、あんな人もいるよ」と教えてくれて「ああ、いま自分は香山先生にわかってもらっている」という感覚になりました。読書における著者と読者ってそういう側面があるんじゃないでしょうか。 私にとっては良い本でした。

  • ルナティック さん

    「こういう事例がある」の部分は共感できるが、まぁよくあるコトって気もする。加えて、何か助けになる方策や考え方はあまり提言されていない。極端にいうと、SNSから離れなさいってこと?ネットのことから、リアルな世界へと及ぶことも感じられないし。う〜ん「あなた次第よ」というつもりなのか?助けを求めて読むと肩すかしだが、知識のひとつとして読むと得るものもあるかと。心を満たすことをネットに求めても虚しいってことか?まぁネットは使い方ひとつだからネェ。

  • mochi さん

    「分かってほしい」は一方的で難しい。他人は他人、自分は自分という風に分けて考えるのが大事だけど、時に仲良くなりすぎて、その境界が曖昧になってしまって、お互いに依存しすぎたりすることは多かれ少なかれあるのでは。結局のところ、他人に期待しすぎないで自分がどうありたいかなのだと思う。しかしながら、自分一人でそれを矯正していくのがなかなか困難なこともあるので精神科やスピリチュアルカウンセラー、占い師に話を聴いてもらうということになるのかなと思う。

  • saiikitogohu さん

    「恋愛依存症者の三つの特徴…@過度な時間と関心および『自分自身の存在よりも優先されるべき価値』を依存の対象である人にそそぎ、その傾向はしばしば強迫的的、A相手に対してつねに『無条件で確実な愛情』という非現実的な期待をもつ、B関係をもっているあいだ自己管理がおろそかになる…見捨てられる不安を常にもっているので」「本当に自分を捨てないかを試すために、『いますぐ会える?』『毎日20回連絡して』といった無理難題を突きつける…SNSの普及でいっそう言いやすくなっている」(96)

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人物・団体紹介

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香山リカ

1960年、北海道札幌市生まれ。東京医科大学在籍中から執筆活動を始める。同大学卒業後は精神科医として臨床に携わりながら、帝塚山学院大学教授、立教大学教授などを歴任。また現在に至るまで精神医学、政治、カルチャー等、幅広いジャンルで執筆活動を続け、多数の著書を刊行している。50代半ばから地域医療を志し、

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