N・aの扉

飛鳥部勝則

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784888627825
ISBN 10 : 4888627827
フォーマット
発行年月
1999年11月
日本
追加情報
:
20cm,241p

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読書メーターレビュー

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  • Kircheis さん

    ★☆☆☆☆ 「ミステリの幽霊」についての物語。ホラー小説家となった田村が中学生の頃に書いていた本格推理小説の幽霊との邂逅が描かれている。 中心は幽霊物語だが、構成は重層的で、著者自身をモデルにしたような人物のエッセイ、孤島で起こった悲しい殺人事件を題材にした短編など注目すべき要素が多くて混乱する。 様々な古典ミステリ作品について語られていたのは、ミステリファンとして楽しめたが、幽霊物語のみに集中したかったところ。

  • nobby さん

    これは変化球というか、難解であるに違いなく、ミステリと括ってよいのか…私小説?随筆?そんなテイストで日本・世界の推理小説批評が繰り広げられる。クイーン・横溝正史を敬愛しているのはよく分かる(笑)中盤は実在するのか幽霊なのか不明な美少女を通して、或る作家の赤裸々な昔の作品を酷なまでに分析している。なのでストーリー性を期待することはかなわない。最後に複雑極まりないメタな提案がされているが、正直自分はついていけず受け流した…

  • マムみかん(*感想は風まかせ*) さん

    私小説風に始まり、名探偵物、孤島物、ミステリーとの出会いを綴ったエッセイ。 それぞれを面白く読んでいったのですが、ラストまで来て放り出されたような…で、最初に戻れって………な、なるほど〜〜〜。 「この小説は壺である。………すべて『ルビンの壺である』」………な、なるほど〜〜〜(笑)☆

  • ちくわ さん

    N・Aの扉/飛鳥部勝則 読みました。これまた奇怪な一作。正直、あとがきまで読み、悩み、羊毛亭の解説を読んで仕掛けを理解したが面白いかどうかの判断ができない。この小説を言い表すなら、まさに「本格推理の幽霊」であり、一度でもミステリを創作したことのある人は自分だけの楽しさもあるんだろうなと納得する。ここまでアレコレ思い出しながら書くと嫌いじゃないな、むしろ好きなのかなーとも思える。ただどこが好きなのかはよくわからない。この人の書く文章か.....

  • 雪紫 さん

    再読。これは飛鳥部ワールドに度々出る探偵役、亜久直人と同じイニシャルを持つ探偵N・Aに捧げる物語・・・だけじゃなく、私小説、作家としての思考、内容を忘れた昔の自作小説の評論からの推理、昔の小説、エッセイと多方面にこの本は描かれ、そして読み始めの最初に戻る。不思議な異色作。飛鳥部さんの文体のせいか何処かノスタルジーを感じてしまったのはわたしだけかな。

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人物・団体紹介

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飛鳥部勝則

1964年(昭和39)年、新潟県生まれ。新潟大学大学院教育学研究科を修了。公務員として勤務する傍ら小説の執筆を始め、98年に『殉教カテリナ車輪』で第9回鮎川哲也賞を受賞しデビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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