女の子は、明日も。

飛鳥井千砂

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344025929
ISBN 10 : 434402592X
フォーマット
出版社
発行年月
2014年06月
日本
追加情報
:
317p;20

内容詳細

妻子のいる男を略奪し結婚した満里子。企画が通らない女性誌編集者の悠希。不妊治療をはじめたマッサージ師の仁美。売れたことで嫉妬をかう翻訳家の理央。経済的安定。仕事での成功。愛する人との結婚、そして、妊娠、出産。どうして私より先に、あなたが“それ”を持っていく?

【著者紹介】
飛鳥井千砂 : 1979年生まれ。愛知県出身。愛知淑徳大学文学部国文学科卒業。2005年「はるがいったら」で、第18回小説すばる新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 風眠 さん

    女だから悩むこと、女だから妬ましく思うこと、女だから傷つくこと。高校時代は接点のなかった同級生のアラサー女子4人。ある雑誌の特集記事がきっかけで、月に一度、集まるようになる。大人になって、仕事も暮らしぶりも様々な4人。だからこそ自分に無いものを持っている同級生に複雑な思いを抱く。それぞれが、それぞれの立場で、幸せの尺度を測り比べる。どんなに望んでも手に入らないものを、ストンと手にしてしまう同級生に嫉妬して。それでも「女の子は、明日も。」自分の中にある幸せに足をつけ、前を向いて歩いてゆける強さをもっている。

  • barabara さん

    四人の女性のオムニバス。学生時代にはさして接点がない女性が、大人になり気のおけない付き合いが出来るって素敵。それでも深く知り合うと色々ある。分かる。なかなか読ませる物語だった。

  • taiko さん

    月一で集まる高校時代の同級生、現在32歳既婚の4人の『女の子』の話。年の離れた医師と略奪婚をした満里子、年下の夫のいるキャリアウーマン悠希、不妊治療中の仁美、翻訳家として売れっ子となった理央。立場の違う4人でも、それぞれに共感したり思い当たるようなところがあり、女としては、身にしみるお話だったと思います。各旦那様が良かった。まるで違うタイプだけど、みんな奥さまを心から思っている感じが伝わり、この手の小説にありがちな、うまくいかない夫婦がいなかったところがいいなと思いました。

  • takaC さん

    きっとそういう世代の女の子(というより女の人)向けに書かれたのだろう。男の自分に爽やか読了は不可能かな。なお、各章題は和文と英文が補完関係ですね。女の子は、あの日も。(an idol of girlfriend.)、女の子は、誰でも。(My prince is here now.)、女の子は、いつでも。(to lose is to win.)、女の子は、明日も。(I can't do it alone.)

  • ☆ゆう☆ さん

    高校の同級生だった満里子、悠希、仁美、理央が再会し、各々の仕事と結婚生活の悩みを描いた連作短編集。自分にはないものを友達が持っていることに複雑な思いを抱く彼女たち。無いものねだりだとはわかっていても、素直に友達の幸せを喜んであげられないことってあるが、葛藤しながらも相手を思いやり、自分の中の感情に折り合いをつけて前を向く姿は清々しい。また彼女たちが直面する婦人科疾患の悩みがあまりに現実的で深刻だった。女性である以上いつ自分の身に起こるかもしれない境遇なだけに考えさせられることが多い作品。(iBooks)

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飛鳥井千砂

1979年愛知県生まれ。2005年『はるがいったら』で第18回小説すばる新人賞を受賞してデビュー

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