湯島金魚殺人事件 耳袋秘帖 文春文庫

風野真知雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167779214
ISBN 10 : 4167779218
フォーマット
出版社
発行年月
2013年06月
日本
追加情報
:
271p;16

内容詳細

「金魚釣りに引っかかっちまったよ」。陰間(男娼)の集まる湯島で、謎の言葉を残して旗本の倅が死んだ。“くじら”という異名をもつ、巨漢のおかま、松平定信の特命を受けて風紀粛正に乗り出す目付、湯島の親分ぴんぞろの捨松らが入り乱れ、奇想天外なミステリが幕を開ける。根岸肥前が難事件に挑む殺人事件シリーズ第15弾!

【著者紹介】
風野真知雄 : 1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒業。93年、『黒牛と妖怪』で第17回歴史文学賞を受賞。2002年に、第1回北東文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • タツ フカガワ さん

    湯島の大根畑で若い男の刺殺死体が発見される。殺されたのは昌平坂学問所で首席をとったこともある旗本の倅で児島隼人。発見現場の近くは陰間(男娼)で賑わう場所でもあった。生前隼人は「金魚釣りに引っかかった」と言っていたという。金魚、賭場、女犯、男娼、富くじ詐欺などの騒動から真相に辿り着く謎解きが面白い。なかで巨漢のおかま“くじら”がとてもいいキャラクターで、「ぜったいあれはMデラックスがモデルよね」と、つい新宿二丁目発想になるシリーズ15作目でした。

  • baba さん

    自分の嫉妬心の為に、将来ある若者を利用して恋しい男に復讐を企てる御家人の妻。色々な人のあり様や考え方を認める肥前守の懐の広さに惚れ惚れ。くじらや雪月花の存在が良かった。

  • み さん

    さくさくと♪ただ今作は、真相が重いような…。オンナのヒト怖い^^;あたしも女子だが。坂巻さん、金魚に癒しを求めるとは、早く探しに行ってよ〜。

  • うずら さん

    耳袋秘帖その21・事件シリーズ第15弾。妖談シリーズの椀田と宮尾もいいけれど、やはり栗田と坂巻が面白い。父親になった栗田が、思っていた通り娘達にメロメロになっていた。金魚屋との掛け合いの会話も楽しい。金魚を飼いたくなってしまった坂巻の、ひっそりとした薄幸の美男子ぶりもまた風情があります(^_^;)坂巻と宮尾、部屋が隣なのですね。くじらは、どうしてもマツコさんで脳内変換されてしまいました(笑)事件の結末はいつも切ないけれど、最後にほっと和めました。

  • ひさか さん

    関連性を手繰り、事件に秘められた謎を解き明かすところは、今回も同じなのだが、生臭というか、ドロドロ感が強かったです。タイトルの中の金魚という涼しげなものとの対極を感じました。

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風野真知雄

1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒。93年、『黒牛と妖怪』で第17回歴史文学賞を受賞。2002年に、第1回北東文芸賞を受賞。15年に、「耳袋秘帖」シリーズで第4回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞、『沙羅沙羅越え』で第21回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていた

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