完パケ! 講談社文庫

額賀澪

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065220023
ISBN 10 : 4065220025
フォーマット
出版社
発行年月
2021年02月
日本
追加情報
:
352p;15

内容詳細

武蔵映像大学、通称ムサエイ。経営難が噂される大学で、安原と北川は「普通に就職しろ」という周りのプレッシャーにも負けず、映画監督を目指している。感覚的な安原に、理論的な北川。卒業制作の映像が撮れるのは、一人。たった一つのことに情熱と技術のすべてをつぎ込んだ、あの日。苦悩と成長の青春ストーリー!

【著者紹介】
額賀澪 : 1990年生まれ、茨城県出身。日本大学芸術学部文芸学科卒。2015年に『屋上のウインドノーツ』で第22回松本清張賞を、『ヒトリコ』で第16回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 佐島楓 さん

    傾きかけた映像大学の学生が、卒業を控え一本の映画をつくりあげていく物語。これぞ青春という推進力と疾走感に後押しされて一気読み。境遇が対照的な監督とプロデューサーという目標を同じくするコンビの関係性が良かった。

  • ううちゃん さん

    武蔵映像大学に通う安原槙人と北川賢治。タイプが全く違う2人。卒業制作のプレゼンで監督に選ばれた安原に対し、自身の葛藤と必死で折り合いをつけながらプロデューサー役を務める北川。余命宣告を受けた母親に罪悪感を抱えながら、不器用ながらもとことん真摯に映画制作に向き合う安原。あと双海がいい味。映画は監督だけ、俳優だけでは成り立たないことを改めて教えてくれる安原班のメンバー。彼らの情熱に拍手。私的に「俺は、一人が怖い」あたりからのセリフが特に良きでした。

  • ゆみのすけ さん

    胸熱青春小説。経営難が噂される武蔵野映像大学。映画監督を目指す安原と北川が卒業制作として共に一本の映画を撮る。恵まれた環境で育ち、思考をきちんと言葉にでき、人をまとめる力がある北川。母子家庭で育ち、大学を中退し、大好きな映画の世界へ飛び込んだ、不器用だが映画作りへの情熱と感覚が鋭い安原。タイプの違う二人がお互いに憧れ、嫉妬心を持ち、葛藤を抱えながら懸命に映画作りに励む。安原くんの切実さに心奪われ、この一本にかける皆の意気込みが伝わり、とても心を動かされた。彼らの勢いに押されるように一気読み。

  • よっち さん

    経営難で閉校が噂される武蔵映像大学。卒業制作のドラマ映画を撮れるのはたった一人。コンペでガチンコ勝負した親友で監督志望の安原と北川が監督とプロデューサーとして映画製作に挑む青春小説。自らの抱える事情に苦しみながらも妥協しない不器用な監督・安原と、そのフォローをそつなくこなす一方で自分にないものに葛藤する北川の複雑な関係。そして映画に関わる制作側・役者たちにもそれぞれの葛藤があって、ぶつかりあいながら少しずつお互いを理解していって、完パケに向けてひとつにまとまってゆく熱い展開にはぐっと来るものがありました。

  • なみ さん

    卒業制作として、大学生が映画を撮る青春小説。 一途に世界を創ろうとする安原と、器用になんでもこなせてしまう器用貧乏の北川。 そんな2人の対比が素晴らしかった。 個人的に双海がすごく好きです。 最初は態度が悪かった彼が、少しずつ安原や北川と信頼関係を結んでいくところが好き。 "「監督に、お前じゃないと駄目なんだって言われることが役者としてどれだけ幸せなことか、わかってんのか」"

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人物・団体紹介

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額賀澪

1990年茨城県生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業後、広告代理店に勤務。2015年に『屋上のウインドノーツ』(「ウインドノーツ」を改題)で第22回松本清張賞を、『ヒトリコ』で第16回小学館文庫小説賞を受賞。’16年に『タスキメシ』が第62回青少年読書感想文全国コンクール高等学校部門課題図書となる。

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