イシイカナコが笑うなら

額賀澪

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041077573
ISBN 10 : 4041077575
フォーマット
出版社
発行年月
2019年03月
日本
追加情報
:
256p;19

内容詳細

どの生徒にも慕われるスーパー教師の菅野。しかし、内心にはいつも虚しさが渦巻いていた。そんな彼の前にかつての同級生の幽霊、イシイカナコが現れる。「ねえ、イシイカナコの“人生やり直し事業”に参加しない?」―思わず飛びついた菅野は、17歳の自分が生きる時間軸へと飛ばされた。しかし、全くの他人として。そして同じクラスには生前の石井加奈子がおり、幽霊のカナコには何やら思惑があるようで…。ほろ苦くあたたかい「二度目の成長」物語。

【著者紹介】
額賀澪 : 1990年茨城県生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業。2015年『ヒトリコ』で第16回小学館文庫小説賞受賞。同年『ウインドノーツ』(単行本改題『屋上のウインドノーツ』)で第22回松本清張賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ウッディ さん

    母校に転任してきた教師の菅野の前に現れたかつての同級生イシイカナコの幽霊。理想の教師像と現実との乖離に悩む菅野は「人生やり直し事業」として、石井加奈子が生きていた17歳の時代に飛ばされる。SF設定の青春ストーリーだか、本人ではなく同級生の心に飛ばされるのが斬新。ただ、その時の本人はどうなってるのかとか、記憶は繋がるのかなどツッコミどころはいっぱいでした。「やり直しはできないが、失敗は許されないわけじゃない」など、カナコと菅野の会話の中に核心をつく言葉もあり、甘酸っぱい読後感でした。

  • 寂しがり屋の狼さん さん

    教師歴10年目、母校の星ノ谷高校に赴任した菅野京平は、クラスの女生徒から学校には13年前に飛び降り自殺をした『イシイカナコ』の幽霊が出ると知らされる。学校にはよくある怪談話だが京平には、少女の名前も転落していく少女の姿も忘れられない出来事であった。そして京平は学校のベランダから転落事故をおこし13年前にタイムスリップすることに…それは、幽霊の『イシイカナコ』が仕掛けた【人生のやり直し事業】であった。((( ;゚Д゚)))

  • fwhd8325 さん

    額賀さんの作品は、幅広いなと感じました。この作品、タイトルがいいです。そして、ありがちな設定ですが、人生に沿っている感覚が新鮮に感じます。物語終盤で「バタフライエフェクト」という映画が突然出てきます。あまり、知名度のある作品ではないのですが、大好きな作品です。そして、イシイカナコの物語に、この映画が登場することに違和感を持ちません。

  • 菅原孝標女@ナイスありがとうございます さん

    額賀さん13冊目。幽霊による「人生やり直し事業」のお話。タイムトラベル。意味はあるのか、ないのか。ノーコン幽霊とスーパーエリート教師の、騒がしくて切ない話だった。前を向いて、いつ来るか分からない未来を信じて。

  • ❁かな❁ さん

    誰にでも後悔していることややり直したいことがあるだろう。31歳の菅野京平はいい先生を演じる自分に虚しさを感じている。高校生の時に自殺した同級生のイシイカナコが現れ、やり直しの時間をくれることに。ありがちになりそうな設定を少し違う状況にしてるのが新鮮で面白い。昔に戻って当時の自分を客観的に見るってどんな感じだろう。「せめて自分で自分のこと満更でもないなと思えるように生きていくしかない」「やり直しなんてできないけど失敗が許されないわけじゃない」読後感が良く前向きな気持ちになれる作品。#NetGalleyJP

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人物・団体紹介

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額賀澪

1990年茨城県生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業後、広告代理店に勤務。2015年に『屋上のウインドノーツ』(「ウインドノーツ」を改題)で第22回松本清張賞を、『ヒトリコ』で第16回小学館文庫小説賞を受賞。’16年に『タスキメシ』が第62回青少年読書感想文全国コンクール高等学校部門課題図書となる。

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