できない男

額賀澪

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087717068
ISBN 10 : 4087717062
フォーマット
出版社
発行年月
2020年03月
日本
追加情報
:
253p;19

内容詳細

地方の広告制作会社で働くデザイナー、芳野荘介28歳。
年齢=恋人いない歴で、仕事も中途半端な自分に行き詰まっている「できない男」。
ある時、地元の夜越町と大手食品会社ローゼンブルクフードが農業テーマパーク「アグリフォレストよごえ」プロジェクトを立ち上げる。
荘介の憧れの超一流クリエイター、南波仁志率いるOFFICE NUMBERが取り仕切る「アグリフォレストよごえ」のブランディングチームに、地元デザイナー枠として、突然放り込まれることに。

南波の右腕としてブランディング事業の現場担当を務めるアートディレクター河合裕紀、33歳。
彼女に二股をかけられていた者同士で意気投合した、イタリアンレストランオーナー賀川と遊ぶのが唯一の息抜きになっている。
仕事は超有能で、様々な女性と“親善試合”を繰り返しているけれど、河合もまた、独立や結婚など、その先の人生へと踏み出す覚悟が「できない男」だった。

山と田圃しかない夜越町で出会った、対照的な二人の「できない男」。それぞれが抱えるダメさと格闘しながら、互いに成長していく姿が最高に愛おしい、大人による大人のための青春小説。

【著者略歴】
額賀 澪(ぬかが みお)
1990年茨城県生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒。
2015年に『ヒトリコ』で第16回小学館文庫小説賞、『屋上のウインドノーツ』(『ウインドノーツ』を改題)で第22回松本清張賞を受賞。『イシイカナコが笑うなら』『競歩王』『タスキメシ―箱根―』など著書多数。


【著者紹介】
額賀澪 : 1990年茨城県生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒。2015年に『ヒトリコ』で第一六回小学館文庫小説賞、『屋上のウインドノーツ』(『ウインドノーツ』を改題)で第二二回松本清張賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    以前読んだ『ウズタマ』に続いて、額賀 澪、2作目です。コミュニティの作家のBEST投票に備えて読みました。本書は、少女漫画チック、ダメ男町おこしラブ・コメディでした。[合コン=異性間意見交換会]という概念を初めて知りました(笑)アグリフォレストよごしに行ってみたい。 https://nukaga-mio.work/dekinaiotoko

  • kotetsupatapata さん

    星★★★★☆ 終盤までは小生と同じように青春を謳歌する事なく自己評価の低い荘介や、責任感や覚悟から逃げている裕紀に自分を重ね合わせ、成長や変化していく彼等の視線で読んでいたのですが、ラストの「えっ?何で」という展開にビックリ😔 何で荘介は急に意識高い系の中二病の子になっちゃったの? 仕事の成功や恋愛はハイスペックな事だけが全てじゃないのですよ 身の丈にあったぬるま湯のような幸せを掴んで欲しかったな😢 全体的にあるあると頷けるシーンが多かったので、余計にラストの後味の悪さが残りました💦

  • のぶ さん

    タイトルの「できない男」とは何のことかと思って読んだが、いろんな意味が含まれていた。主人公のひとりは芳野荘介28歳。恋人もおらず結婚もできない男。広告制作会社で働くデザイナーだったが、地元の夜越町が企業とアグリフォレストよごえというプロジェクトを立ち上げる事業に参加する事になる。もう一人の主人公は事業の現場担当を務めるアートディレクター河合裕紀、33歳。仕事は超有能だけど、独立や結婚など、その先の人生へと踏み出す覚悟ができない男。これらの人物が織りなす物語は、面白いアラサーの青春にして成長物語だった。

  • 雅 さん

    ○○ができない男達の成長物語。なかなか爽やか。裕紀にはあまり共感出来なかったけど、壮介には声援を送りたくなった。それだけにラストはちょっと意外。

  • ガチャ さん

    恋愛も仕事もダメな壮介と恋愛も仕事もできるけど、決断できない河合、相容れなさそうな2人が同じプロジェクトで知り合って、仲良くなっていき、更に賀川も加わって、男の友情っていいよねーと思ったし、Office NUMBERでのやり取りが楽しかった。 人生はどこで決断の道が来るかも分からないし、 いつでも変われるんだなと応援しながら読んでいたのに、最後の展開はなんなのだ。女の敵だ。 壮介の株が完全に下がった、すごく残念。

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人物・団体紹介

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額賀澪

1990年茨城県生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業後、広告代理店に勤務。2015年に『屋上のウインドノーツ』(「ウインドノーツ」を改題)で第22回松本清張賞を、『ヒトリコ』で第16回小学館文庫小説賞を受賞。’16年に『タスキメシ』が第62回青少年読書感想文全国コンクール高等学校部門課題図書となる。

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